ボストン現地レポート 教育に関連した話題を現地から

アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカのサマーキャンプ

2019年12月23日 | アメリカのサマーキャンプ
クリスマスイブは明日。ボストンの気温は暖かめで、カチカチに凍っていた雪も溶け出しました。クリスマスの飾りつけがきれいです。
本日も、今年の夏、日本からアメリカ現地のサマーキャンプに参加したお子さんと保護者の方のご感想をご紹介いたします。私立中学に通う男子生徒さんで、13才で初めての参加でした。海外滞在経験は無く、英語塾で英語をお勉強中です。

質問:アメリカのサマーキャンプに参加してみて、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
回答:キャビンの中で外国の人と一緒にすごすことで、みんなとたくさんしゃべれて、わからないことがあったり、困っているときでも、みんなが助けてくれたのでとても良かった。また、行った日から、みんながしゃべりかけてくれるので、みんなとすぐになじめることができた。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
回答:日本人と違う考え方があるということが分かった。例えば、日本の場合、人前に出てしゃべることははずかしくて、バカにされやすいが、アメリカだと人前に出てしゃべるのが、全然はずかしいことではないので、その点はとてもいいことだと思った。

質問:来年もアメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか? その理由は?
回答:参加したいです。キャンプ自体もとても楽しいし、今回のキャンプでアメリカに興味がわいた。また、来年は、もっと人とたくさんしゃべれるように英語もスキルアップしてから行きたいです。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
回答:(無回答)

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたサマーキャンプの話の中で、特に印象的だったことをお知らせ下さい。
回答:湖でのアクティビティ、アート系のプログラム、調理系のプログラムなど、いろいろな経験ができてとても良かったと思います。中でも3Dプリンターやホットグラスなどは、息子の好きなエリアのカリキュラムについては、本当に楽しそうに語ってくれました。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きなったことがありましたら、お知らせ下さい。
回答:日本文化の良い面、アメリカ文化の良い面、両方を感じとってきたと思います。特にアメリカのポジティブな考え方には、本当に良く共感しています。来年の予定はまだ決まっていませんが、息子はアメリカ、世界に興味が広がっており、ぜひ参加したいと言っています。これは本当に素晴らしいことだと思っています。

質問:何か、プログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
回答:折角ボストンまで行くので、ボストン周辺の大学見学などのツアーがあっても良いと思いました。

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
回答:準備から、キャンプ中、そして財布を忘れてしまったフォローアップまで、本当に良くして頂いて感謝です。

この生徒さんがキャンプインし2週間ほどが過ぎたころ、現地を訪問しました。その際、この生徒さんのお友達という、同じキャビンのアメリカ人キャンパーが、「He is so cool!]と、私に話しかけてくれたのです。彼の英語は大丈夫? コミュニケーションは大丈夫?、と聞いたところ、「時々、お互いに何を言いたいのかわからないことがあるけれど、彼はいつも笑顔でキャンプを楽しんでいる。だから、僕たちも楽しくなるんだ。一日ごとに彼の英語はどんどん上手になっているよ!」と、それは嬉しそうに教えてくれました!初めて日本からアメリカのサマーキャンプに参加する日本の子ども達には、とにかく笑顔で! そして困ったときに助けてもらったら、相手の目を見てThank you!と言ってみて、と語り掛けています。言葉だけでなく、初めて飛び込んでいく環境には、大きな不安があったことでしょう。それでも笑顔で、前向きに、自分に与えられた新しい環境で楽しもうとしてくれた努力は、アメリカ現地の同年代の子供たちにもポジティブな刺激となっています。こんな点を、よく理解し、感謝して下さる、各プログラムのディレクターたちと力を合わせて、毎年仕事ができることを、私もとても嬉しく思っております。このポジティブな体験が、今後どのように展開していくのか、とても楽しみです。来年も、ぜひ参加して欲しい生徒さんです!

最新の画像もっと見る