暑中お見舞い申し上げます

 梅雨が明けた日の早朝、今年はじめてのセミの声を聞いた。
 重く掛かっていた雨雲がさっと退けたようになくなって、天のすみからすみまで、塗り替えたような夏空が広がった。
 雲を見るのが好きだけれど、夏の雲はとくに好きだ。かたちのでこぼこがはっきりしていて、太陽のそばの雲は白くよく光る。街の中で自転車をこいでいて、ふと空を見上げたら、子供の頃に連れていってもらった海や山の雲と同じであるように見えて、懐かしい感じがする。

 暑中お見舞い申し上げます。
 連日の猛暑、いかがお過ごしですか。
 みゆちゃんふくちゃんは、床の上にべたりと伸びて寝ています。と思えば、押入れの戸を勝手に開けて入り込んで、赤ちゃんの冬のコートの上で寝ていたりするから、毎夏のことながら、猫のやることはよくわかりません。
 伸びてはいますが、絵に描いたようにへたばってはいませんのでご安心ください(お茶をがぶ飲みしてアイスクリームを手離せないのは私です)。
 皆さんも、どうぞご自愛ください。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )