猫マンガ・中華街のミケ「ドレッド・バンビ」

横浜のファッションブランドROUROUのサイトで連載中の猫マンガ「中華街のミケ」、
更新されました。ぜひご覧ください。


「中華街のミケVol.72 ドレッド・バンビ」
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暑がりふくちゃん2012


今日の昼間、ふくちゃんはもう暑くなったのか、フローリングの床の上に寝そべっていました。今シーズン初です。
しかし今日はまだ夏日というわけでもなく、たいして暑くはなかったけど…
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猫町家デ猫祭


猫祭の季節がやってきました!
今年も、祇園・東山安井の町家画廊「風の倶楽部」さんで猫作家の作品が集まる「猫町家デ猫祭」が開催されます。
会期は明日4月28日から5月20日まで。

今回は、私もポストカードを置かせていただいています。
昨日搬入に行って来たのですが、もうほかの猫作家さんたちの幻想的な日本画や可愛い猫の置物など、素敵な作品がだいぶ展示されていて、わくわくしました。
特製猫ラベルのお酒やサイダーも販売されます。

みなさん、ぜひ行ってみて下さいね!
私も期間中、遊びに行こうと思っています。


「ギャラリー・茶房・貸し部屋 風の倶楽部」





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黒猫のケーキ屋さん


 火曜日の昼間、少し潰す時間ができたので、久しぶりに地下鉄市役所前の地下街「ゼスト御池」に行ってみたら、改札口の横に、黒猫のイラストが描かれたケーキ屋さんを発見!吸い寄せられるようにふらふらとショーケースの前まで行ってしまいました。このお店のマスコットであるらしい黒猫ちゃんがあちこちに飾られていて、ケーキのほかにも黒猫がデザインされたトートバッグやストラップなどのグッズもあり、それらに目移りしながらも、小さなスフレチーズケーキのような生菓子の10個入りを買いました。このお菓子、その名も「ふわふわ」で、これまた可愛い黒猫の箱に入っています。レジの横に、「本日最終」という張り紙が貼られていたので、どういうことかと聞いてみたら、この場所は催事出店用の店舗で、一週間だけ、大阪のほうからやって来ているということでした。
 これが猫じゃなく普通のケーキ屋なら絶対買ってないのに、自分もバカだなと思いながら可愛い赤に黒猫柄の手提げ袋を提げて帰りましたが、実際食べてみるとなかなか美味しく、家族にも好評でした。大阪にしかお店がないみたいだけど、京都にも出店してくれないかな。猫好きさんへの手土産なんかにもぴったりだと思うんだけど。


手提げの内側や


裏側も可愛いところがまた心憎い。



保冷剤も捨てられません。



シャ・ノワール
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京都・大原の春


 朝、大原の里の駅へ野菜を買いに行ってきた。市内ではもう桜は見頃が過ぎて、散りかけているのが多いけれど、山里は今が満開である。比叡山の山麓や中腹にも、深緑色の杉や新芽を吹きはじめた雑木に混じって、ところどころに山の桜が薄ピンク色の雲のように花を咲かせていた。
 開店時間の9時少し前に着いたので、敷地の一角にある狭い芝生のベンチに座って、店が開くのを待った。周りには、菜の花やキャベツが植えられた畑が広がっていて、ぽかぽかした空気は春の匂いがするようだった。空は広くて春らしい薄青色をしていた。空の高いところから、ピーチチピーチチと絶え間なく鳴くひばりの声が聞こえてきたが、どんなに目を凝らしてみても、青い空の中に小鳥の姿を見ることは出来なかった。ひばりの声を聞くたびに、私は子供の頃好きだった絵本「天の笛」を思い出す。
 同じように開店を待って隣のベンチに座っていたおばさんが店の方向を眺め、「もう開けてくれたみたいよ」と立ち上がりながら私に教えてくれたので、私もひばりの声を聞きながらそちらへ向かった。
 一歩店に入った途端、今度はもっと近い頭上から、チチチチと鳥の鳴く声が聞こえてきたので、さっきまで遠くのひばりの声を聞いていた私の頭は一瞬混乱したが、上を見ると、二羽のツバメが梁のあいだを飛び交いながら鳴いているのだった。
 売り場には、菜の花や、市内のスーパーでは見たことのない小松菜の花や白菜の花、さやえんどう、露地物のいちご、つくしやそのほかの山菜など、春らしい野菜が並んでいて、わくわくしながら買い物をした。
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甘えん坊ふくちゃんとやきもち?みゆちゃん


 ふくちゃんはこのごろとても甘えん坊で、よく私の膝に乗ってくる。膝に乗ったら、丸くなってごろんとお腹を出して、大きな音でごろごろのどを鳴らしている。お腹や頭をごしごしなでてやると、目を閉じたような薄く開いたようなうっとりした顔や、ニンマリした顔をして、右手左手を交互にグーパーさせながらいつまでも甘えているので、私はふくちゃんが飽きて向こうへ行ってしまうまでその場所から動けない。パソコンで作業をしているときは、片手でキーボードを打たなければならない(この一文も片手打ち)。そして、そのうち目や鼻や、口の中がかゆくなってくる。
 台所で用事をしていたら、ふくちゃんがニャーニャー言いながらやってきて、立っている私の足に両前足を乗せてくるので、抱き上げてカウンターの裏側に置いてある丸椅子に腰掛けて膝に乗せてあげたら、こちらに向かい合って、ちょうどパンダがやるような両足を前に投げ出す座り方をして(色も白黒なのでパンダによく似ていた)、私の首におでこをおしつけたり、私の服を両手でもみもみしたりして甘え出した。
 あんまり可愛いので、わたしもふくちゃんふくちゃんと顔を近づけて鼻を合わせたりしていたのだが、ふと何かを感じで顔を上げたら、30センチくらい先の流しの上にいつのまにかみゆちゃんがいて、冷たい目でこちらを見おろしていた。なんだか浮気の現場を見られたような気持ちがした。
 そのあと、ふくちゃんが座っているところへみゆちゃんが親しげに擦り寄っていったと思ったら、みゆちゃんがふくちゃんの首筋に噛み付いた。また、私もみゆちゃんに手のひらを後足で思いっきり蹴られ、引っかかれた。
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近所の黒と白


 近所に何匹かの猫を見かけるけれど、その中に黒猫と白猫がいる。とくに黒猫はよく家の周りをうろうろしていて、隣家との境の塀を越えていくのを見かけたり、裏の家の軒下で雨宿りをしているのが部屋の窓から眺められたりした。ある晩、車で帰宅すると、家の駐車場の前に黒猫が座っているのが見えた。すぐ逃げるだろうと思いながらゆっくりバックしたがちっとも逃げる気配がないので、事故にならないように気を使って車を止めた。ダッシュボードのグローブボックスに常に積んであるカリカリを一掴み持って車を降りたら、もう黒猫はいなかった。ガレージの隅っこに置いておいたカリカリは次の朝なくなっていたけれど、だれが食べたかはわからない。
 また別の夜、ヘッドライトの光の中を黒猫がさっと横切ったので、危ないなあと思ってうしろ姿を目で追いかけると、黒猫が走っていった先の月極駐車場の奥の塀際に白い猫が座っているのが、闇の中にぼうっと見えた。みゆちゃんが外に出るはずはないけれど、遠目にみゆちゃんに似ているので、もしかしてみゆちゃんが逃げたのではとどきっとした。黒猫はもう闇にまぎれてどこに行ったかわからなかった。白猫に会いに行ったのかもしれないが、関係ないのかもしれない。ありえないと思いながらも、家に帰って、みゆちゃんがいつもどおり、お気に入りの場所で丸くなっているのを見てほっとした。この白猫のことは、夫も夜、帰宅するとき見かけたらしく、やっぱりみゆちゃんが逃げたのかと思ったと家に帰ってから言っていた。
 何日かあと、まだ明るい時間に白猫を見た。夕方、薄橙色の光を浴びて、道の端にたたずんでいた。そばでおじさんが車を洗っていたから、おじさんの家の猫なのかもしれない。ほっそりとしたきれいな猫で、みゆちゃんと違って全身が白だった。
 一方、黒猫は、寒いあいだあまり見かけなかったが最近またよく出会うようになった。が、しばらく見ないあいだに、猫同士のいざこざでもあったのか、左の耳がなくなってしまっていた。体つきも、すらりとして精悍な感じだったのが、今ではどっしりと貫禄がつき、頬にも張りが出て目も鋭く、だいぶ人相(猫相)が悪くなったようだ(猫相の悪い猫は嫌いではない)。
 黒猫に初めて会ったのは、二年前の晩秋、今の家に引っ越すことを決めて下見に来たとき、近くの公園の茂みの日溜りに寝そべっているのを見つけたときだったと思う。そのとき黒猫はまだ子猫で、幼い、頼りない感じが残っていた。私が覗いたら、細い首をあげて、口を三角に開いてニャーと鳴いた。
 それが、いまやボス猫の風格を備えるようになったと思うと、感慨深いものがある。
 今朝もごみ出しに外へ出たら、家の前で黒猫に会ったので、そっと引き返してカリカリを持ってきたが、やっぱり彼はもういなかった。
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中華街のミケ「メタボ注意」


横浜のファッションブランドROUROUのサイトで連載中の猫マンガ「中華街のミケ」、
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「中華街のミケvol.71メタボ注意」
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新しい椅子


 仕事用の新しい椅子を買った。それまで使っていたのは七年くらい座ったけれど、父のお下がりをもらったものなので最初から古かった。何年か前から、背もたれの裏側のプラスチックのカバーが外れるようになったので、紐で背もたれをぐるりと縛って、応急処置をした。目の粗い布地が張ってあったので、猫が爪を掛けるのにちょうどよかったらしく、みゆちゃんふくちゃんに愛用された。しょっちゅう背もたれでばりばりやるので、布地の横糸が次々に切れてすだれのように垂れ下がり、布地の下の黄色いスポンジが見えてきた。さらに引っかかれて横糸が減り、中のスポンジが千切れてごみくずのように椅子の周りに散らばるので、もう買い替えようと思いながらも、なかなか物を捨てられないたちで、渋っていた。そのあいだにもみゆちゃんふくちゃんの爪とぎは絶えず、あまり背もたれを引っ張ったりぶら下がったりするものだから、とうとう背もたれのクッションが本体からべろりと外れてしまい、買い替えることを決心した。
 とくに高級というわけでもないけれど、それほど安物でもないのを買った。新しい椅子は、背もたれがラバー製で、座面も目の細かい布が張ってあるので、もう爪とぎにはあまり適さないと思われる。もっとも、これらの仕様が理由でこの椅子を選んだのではなく、とくに材質まで確認していなかったけれど、届いてみたら爪とぎが出来なさそうでよかった、というだけのことである。
 古い椅子を片付けて、デスクの前に新しい椅子を置いたら、さっそくみゆちゃんがやってきて椅子に上り、こちらに顔を向けてうずくまった。そうかそうか、みゆちゃんにもこの椅子の良さがわかるのかと、私は機嫌よく思って、新しい椅子に満足した。
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