ねこ絵描き岡田千夏のねこまんが、ねこイラスト、時々エッセイ
猫と千夏とエトセトラ
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ねこのまんが、絵を描いています。
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猫マンガ「中華街のミケVol130ピノ覚醒」
猫マンガ「中華街のミケ」が更新されました。
ぜひご覧ください。
「中華街のミケVol.130ピノ覚醒」
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ねこNINJAバラにゃん紙芝居
このたび、「ねこNINJAバラにゃん」の紙芝居を制作させていただきました。バラにゃんは、一般社団法人武士道剣会の公式キャラクターで、紙芝居は、NPO法人赤バラ協会の「赤バラ100万本プロジェクト」のPR用です。
先日、大阪堺市の保育園で、初上演されました。
1.猫忍者のばらにゃんは、お散歩が好きです。森や街を歩いて、途中の木に登ったり、橋の上から、川の水の中の魚を眺めたり。
2.ばらにゃんが通る道に、おじいさんの住んでいる家がありました。おじいさんはいつも庭先にぽつんと座っていて、元気がありませんでした。
「おじいさんはどうしていつも元気がないのかにゃ」ばらにゃんが不思議に思っていると、近所のおばさんがこう教えてくれました。
「あのおじいちゃんは、あそこのお家にひとりぼっちで住んでいるのよ。だからさびしくて、元気がないのじゃないかしら」
3.ばらにゃんは、ひとりぼっちのおじいさんが気の毒になりました。
「なにか、おじいさんを元気付けるいい方法はないかにゃ」
ばらにゃんは考えました。
「一緒にお昼寝しましょうって誘ってみようかにゃ。でもお昼寝しても楽しくないかにゃあ」
「僕の大好きなハンバーグを持っていってあげようかにゃ。でも僕、ハンバーグ作れないにゃあ」
なかなかいい方法は思いつきません。
4.考えても考えても、おじいさんを元気付ける方法が思いつかないので、ばらにゃんもおじいさんのように元気がなくなってしまいました。
しょんぼりした気持ちで、原っぱに寝転びます。
風が、草の葉を揺らしながら、吹いていきました。
そのときです。
5.ばらにゃんは、原っぱの草のあいだに、小さな花が咲いているのを見つけました。
「こんなところに、可愛いお花が咲いているにゃ。なんだかこのお花、僕にがんばってって言ってくれているみたいだにゃ」
ばらにゃんは、ちょっと嬉しくなりました。
6.「ばらにゃん、お花には、人の心を和やかにする力があるんじゃよ」
いつのまにか、ばらにゃんのそばに、猫の長老様が立っていました。
長老様は、ばらにゃんにちいさな苗の植わった植木鉢を渡しました。
「この苗を大事に育ててご覧。きっとお前の役に立つじゃろう」
7.長老様に言われたとおり、ばらにゃんは、一所懸命苗を育てました。
毎日欠かさず水をやり、肥料をあたえ、葉っぱについた毛虫を取りました。
苗はどんどん大きくなって、葉っぱがたくさんつき、やがて花のつぼみができました。
8.そしてある日、立派な赤いバラの花が咲きました。
「やったにゃん!これはバラの苗だったんだにゃ!赤い色って、元気が出るにゃぁ!そういえば僕の服も、赤い色だにゃ」
9.ばらにゃんは、早速赤いバラの花を持って、ひとりぼっちのおじいさんのうちへ行きました。
「おじいさん、こんにゃちは!ぼくはばらにゃん、おじいさんの元気が出るように、お花を持ってきたのにゃん!」
10.おじいさんは、はじめびっくりしましたが、ばらにゃんと赤いバラの花を見て、みるみる笑顔になりました。
おじいさんは、にこにこして言いました。
「ばらにゃん、元気の出るお花をどうもありがとう」
ばらにゃんもにっこりして答えました。
「おじいさん、僕また遊びに来るからにゃ」
それからというもの、ばらにゃんはお散歩のときにはおじいさんのおうちによって、お話をしたり、肩を揉んであげたりすることにしました。おじいさんはもうさびしくありません。ばらにゃんのおかげで、とっても元気なおじいさんになりました。
おしまい
先日、大阪堺市の保育園で、初上演されました。
1.猫忍者のばらにゃんは、お散歩が好きです。森や街を歩いて、途中の木に登ったり、橋の上から、川の水の中の魚を眺めたり。
2.ばらにゃんが通る道に、おじいさんの住んでいる家がありました。おじいさんはいつも庭先にぽつんと座っていて、元気がありませんでした。
「おじいさんはどうしていつも元気がないのかにゃ」ばらにゃんが不思議に思っていると、近所のおばさんがこう教えてくれました。
「あのおじいちゃんは、あそこのお家にひとりぼっちで住んでいるのよ。だからさびしくて、元気がないのじゃないかしら」
3.ばらにゃんは、ひとりぼっちのおじいさんが気の毒になりました。
「なにか、おじいさんを元気付けるいい方法はないかにゃ」
ばらにゃんは考えました。
「一緒にお昼寝しましょうって誘ってみようかにゃ。でもお昼寝しても楽しくないかにゃあ」
「僕の大好きなハンバーグを持っていってあげようかにゃ。でも僕、ハンバーグ作れないにゃあ」
なかなかいい方法は思いつきません。
4.考えても考えても、おじいさんを元気付ける方法が思いつかないので、ばらにゃんもおじいさんのように元気がなくなってしまいました。
しょんぼりした気持ちで、原っぱに寝転びます。
風が、草の葉を揺らしながら、吹いていきました。
そのときです。
5.ばらにゃんは、原っぱの草のあいだに、小さな花が咲いているのを見つけました。
「こんなところに、可愛いお花が咲いているにゃ。なんだかこのお花、僕にがんばってって言ってくれているみたいだにゃ」
ばらにゃんは、ちょっと嬉しくなりました。
6.「ばらにゃん、お花には、人の心を和やかにする力があるんじゃよ」
いつのまにか、ばらにゃんのそばに、猫の長老様が立っていました。
長老様は、ばらにゃんにちいさな苗の植わった植木鉢を渡しました。
「この苗を大事に育ててご覧。きっとお前の役に立つじゃろう」
7.長老様に言われたとおり、ばらにゃんは、一所懸命苗を育てました。
毎日欠かさず水をやり、肥料をあたえ、葉っぱについた毛虫を取りました。
苗はどんどん大きくなって、葉っぱがたくさんつき、やがて花のつぼみができました。
8.そしてある日、立派な赤いバラの花が咲きました。
「やったにゃん!これはバラの苗だったんだにゃ!赤い色って、元気が出るにゃぁ!そういえば僕の服も、赤い色だにゃ」
9.ばらにゃんは、早速赤いバラの花を持って、ひとりぼっちのおじいさんのうちへ行きました。
「おじいさん、こんにゃちは!ぼくはばらにゃん、おじいさんの元気が出るように、お花を持ってきたのにゃん!」
10.おじいさんは、はじめびっくりしましたが、ばらにゃんと赤いバラの花を見て、みるみる笑顔になりました。
おじいさんは、にこにこして言いました。
「ばらにゃん、元気の出るお花をどうもありがとう」
ばらにゃんもにっこりして答えました。
「おじいさん、僕また遊びに来るからにゃ」
それからというもの、ばらにゃんはお散歩のときにはおじいさんのおうちによって、お話をしたり、肩を揉んであげたりすることにしました。おじいさんはもうさびしくありません。ばらにゃんのおかげで、とっても元気なおじいさんになりました。
おしまい
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秋の猫大運動会
2014年09月20日 / 猫
早朝、駆け回る音がしていたと思うと、朝起きたらカーペットがくちゃくちゃになっていたり、ごみ箱がひっくり返ったりしていますが、明け方の大運動会に限らず、日中も、廊下をみゆちゃんとぼんがドタドタ追いかけっこして走っていったり、ベランダをまるとぼんがバタバタ走る音が聞こえたりします。
夜中にバタバタやられると、寝られなくて困るという人もいるようですが、私はよく寝られるタイプなので、大して気になりませんし(ときどき何かが倒れたりして大きな音で起きるのですが、そのまま目が覚めてしまうことはなく、またすぐ寝てしまいます)、なにより、猫たちが走り回る足音は、猫が元気な証拠、聞いているとこっちまで楽しくなるので、大好きです。
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猫マンガ「中華街のミケVol.129ROU猫の秋」
猫マンガ「中華街のミケ」が更新されました。
ぜひご覧ください。
「中華街のミケVol.129ROU猫の秋」
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本が出ました!「ニャンコあるある」
メインで一コマ漫画を描かれているのは、漫画「ヒジキのお仕事」などで有名な、漫画家の山野りんりんさん。私は、「和猫あるある名鑑」や猫グッズ紹介のコーナーを担当させていただきました。
この「ニャンコあるある」、猫と暮らしたことのある人なら、「そうそう、こういうことあるある!」というエピソードが、定番ネタから、重箱の隅的(いい意味で)な細かいネタまで満載です。
思うに、猫好き同士の会話が楽しい理由のひとつは、猫のこういうとこあるある!という共感を抱ける点にあると思うのですが、この本は、その共感の集大成みたいなものなので、ページをめくるたびに、「あるある!」とついクスッと笑ってしまいます。
面白い本なので、ぜひ見てみてください~。
↓amazonへとびます。
↓「和猫あるある名鑑」のページ(撮影助手:まる)
↓猫グッズのページ
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みゆ、動く
2014年09月08日 / 猫
いつも、夏から秋に変わる頃、少し涼しくなった今くらいの気温がみゆちゃんにはちょうどいいのか、普段は寝ていることが多いのに、この時期はいつになく遊びます。
朝、足取り軽く近づいてきて、何かいたずらっぽい目でこっちを見るので、ピンと来て、手近にあった猫じゃらしを一振りすると、そのときは、ダーッと向こうへ走っていってしまいました。
昼前には、私がじゅうたんの上に座っているところへトコトコ歩いてきたので、なでてほしいのかと思って背中に触ると、急にごろんと転がって、私の足を両足キックし始めました。
久しぶりにみゆちゃんが「遊ぼうモード」なのが嬉しくて、早速みゆちゃんの好きな遊びのセット、猫じゃらしとメッシュのアイロンのあて布を出しました。あて布の下から、猫じゃらしを出したり引っ込めたりすると、みゆちゃんは少し離れたところから狙いを定めて、あて布の上に突っ込んでくるのです。
いつもならすぐ邪魔に入るまるも向こうの部屋で寝ています。みゆちゃんは、ピアノの椅子の下に身を潜めると、まずはあて布の下の猫じゃらしに第一回目の攻撃をくらわせました。
再び椅子の下に戻って、攻撃第二弾を仕掛けようと身をかがめたそのとき、突然、みゆちゃんは座りなおして、自分のおなかをなめはじめました。
どうしたのかしらと思ってみると、猫タワーの後ろの、カーテンの裏側の寝場所からふくちゃんが、なにしてるのかにゃと出てきたのでした。
お姉さんのみゆちゃん、ふくちゃんには、子どもっぽく遊ぶ姿を見られたくないらしいのです。毛繕いし終わると、涼しい顔をして、向こうへ行ってしまいました。
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猫魚(にゃんぎょ)
普段は出不精の私ですが、海だけは大好きで、今年の夏は3回も日本海へ遊びに行くことができたので、喜んでおります。
本当は、もう一回くらい行きたくて計画していたのですが、なんだか、もう夏が終わってしまったようで、涼しくなってしまったので、仕方なく断念しました。今年の夏は終わるのが早いようです。
海で何をするかというと、水中メガネで海の中をのぞいて魚を探したり、波間を泳いだり、浜辺で貝殻を拾ったり。波打ち際で、波が打ち寄せるのを見ているのも飽きません。波が一番高くまで上がって崩れる瞬間、波の壁の向こうに海の中が、青緑色の水と黄色い砂の海の底が見えるのです。その一瞬の景色が大好きです。
だんだん日が傾いて、夕方の静かな海になって、帰る時間が近づいてくると、子どもの時分からいつも、まだ帰りたくないなんともさびしい気持ちになりました。そんなとき、浜辺に座って夕日がきらきらしている少し暗くなった海を見ていると、ときどき魚が飛び跳ねました。魚は、なぜ夕暮れ時に跳ねるのでしょうか。
そんな大好きな海で、楽しく遊んでいる猫たちを描きたいと思っていたのですが、如何せん、たいていの猫は、水が嫌いです。そこで、半猫半魚の猫魚(にゃんぎょ)というものにして、海の中で、自由に遊ばせることにしました。
夏が終わってしまうのは嫌だー!
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