ねこ絵描き岡田千夏のねこまんが、ねこイラスト、時々エッセイ
猫と千夏とエトセトラ
カレンダー
2010年6月 | ||||||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
![]() |
||||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | ||
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | ||
27 | 28 | 29 | 30 | |||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
![]() |
||||||||
|
本が出ました
![]() |
イラスト(426) |
猫マンガ(118) |
猫じゃないマンガ(2) |
猫(512) |
虫(49) |
魚(11) |
works(75) |
鳥(20) |
その他の動物(18) |
Weblog(389) |
猫が訪ねる京都(5) |
猫マンガ「中華街のミケ」(105) |
GIFアニメーション(4) |
最新の投稿
節分 |
沖縄・三線猫ちゃん |
猫又のキミと |
アダンの浜 |
サンタさんを待っているうちに寝落ちしてしまった子猫たち |
「白い猫塔(にゃとう)」 |
新嘗祭 |
いい猫の日 |
「ハロウィンの大収穫」 |
銀閣寺~椿の回廊2024 |
最新のコメント
千夏/節分 |
タマちゃん/節分 |
Chinatsu/銀閣寺~椿の回廊2024 |
WhatsApp Plus/銀閣寺~椿の回廊2024 |
千夏/残暑 |
タマちゃん/残暑 |
千夏/「豊穣」 |
タマちゃん/「豊穣」 |
千夏/【ねこ漫画】子猫の成長すごい |
与作/【ねこ漫画】子猫の成長すごい |
最新のトラックバック
ブックマーク
アトリエおひるねこ
岡田千夏のWEBサイト |
それでも愛シテ |
手作り雑貨みみずく |
くろうめこうめ |
忘れられぬテリトリー |
猫飯屋の女将 |
雲の中の猫町 |
イカスモン |
タマちゃんのスケッチブック |
あなたをみつめて。。 |
眠っていることに、起きている。 |
ノースグリーンの森 |
プロフィール
goo ID | |
amoryoryo![]() |
|
性別 | |
都道府県 | |
自己紹介 | |
ねこのまんが、絵を描いています。
ねこ家族はみゆちゃん、ふくちゃん、まる、ぼん、ロナ。お仕事のご依頼はohiruneko4@gmail.comへお願いいたします。 |
検索
gooおすすめリンク
![]() |
URLをメールで送信する |
(for PC & MOBILE) |
![]() |
![]() |

ネコチェアー
2010年06月30日 / 猫

毎年、このくらいの季節からだろうか、みゆちゃんは私の椅子でよく寝るようになる。背もたれに身体を沿わせて横長になって寝ているから、私は余っている部分に遠慮しながら腰掛ける。せまいけど、みゆちゃんと一緒に座るのは好きだから移動させたりはしない。ときどき後ろに手を回してみゆちゃんの頭やおなかを撫でる。みゆちゃんも、私と背もたれに挟まれては暑いだろうに、気にせず伸びたまま寝ている。
引っ越したり次男が生まれたりで、デリケートなみゆちゃんは、しばらくあまり元気がなく、猫タワーの上でばかり寝ていたので、また私の椅子に来てくれるようになったのは嬉しい。
ふくちゃんもときどき椅子で寝ているけれど、空いているところに私が座ると、すぐに立ち上がって降りていってしまう。だからふくちゃんが椅子に寝ているときは、椅子に座れない。パソコンを使うのを諦めるか、どうしても用があるときは、椅子をキャスターでそっと転がして、中腰か立て膝で見なければならない。だいたいがいい加減であまり物事を気にしないイメージのふくちゃんの、意外なところである。
(ふくちゃんは椅子よりも机の上で寝るのがもっと好きである。しかも悪いことに、キーボードの上にもたれたがる。この稿を書いている途中にも、勝手に改行されたり、「00000」などと入力されたり、何度も邪魔された。いまは諦めて、机の端っこで丸くなって眠っている。)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
シュークリーム攻防戦
2010年06月22日 / 猫

食いしん坊のふくちゃんだけど、さすがにシュークリームは食べないと思う。シュークリームが食べたくてやってきたのではなくて、近ごろ私の机の上が気に入っているから、寝に来たのだろう。
さっそくにゃあにゃあごろごろ言いながら、嬉しそうにしっぽをぴんと立て、せまい机の上を行ったり来たり。ふくちゃん、こっちへおいで、と膝の上に抱っこしても、すぐ机に戻ってしまう。いまにもふくちゃんがごろりと寝転がって、その大きなおしりでシュークリームをつぶしてしまうのじゃないかとはらはらした。
机の上のペンや鉛筆を蹴散らしたり、スケッチブックの端をかじったりしていたけれど、ふと、シュークリームに気がついたようで、くんくん匂いを嗅いで、白い粉砂糖のかかったシュークリームのてっぺんを、ぺろっ、と舐めた。
シュークリームにまで興味があるのか、ふくちゃん。シュークリームでこれだから、魚をスケッチするなんておそらく無理なんだろうな。
さんざん邪魔をした挙句、最後に60色入りの水彩色鉛筆の缶を派手な音を立ててひっくり返して昼寝中の赤ちゃんを起こし、私の自由時間に終止符を打って、ふくちゃんはもっと面白い物を探しに窓辺へ去っていった。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
鰻ドロボー
2010年06月18日 / 猫

慌てて袋の中身を調べたら、買って来た鰻のパックが少し破けて、しっぽのところがかじられてぎざぎざになっていた。
ふくちゃんは鰻が好きである。鰻の味なんかどこで覚えたのかしらと不思議に思うが、鰻を食べていると、自分にも頂戴と食卓の上に座りに来る。
鰻全体がずたずたになっているような、最悪の事態ではなくてよかったけれど、油断もすきもない。鰻を置いて出た私が間抜けだと言えばそうだけど、それにしてもふくちゃんは、勝手に鰻をつまみ食いしたことをちっとも悪いとは思っていないようである。階段の上で、さも満足したように、せっせと顔を洗っている。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
ニャーT&ニャーロンパース
2010年06月16日 / 猫

拡大すると…↓

うしろには「ニャー」の文字↓

無邪気に喜んで、幼稚園に着て行ってくれています。
もしも、おカネを払ってでもうちの子にも欲しいわ!
という方がいらっしゃったら、
こちらで売ってます→https://designgarden.jp/ohiruneko/
絵はがきもいろいろあります。6月30日まで、メール便なら無料だそうです。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
障子の穴
2010年06月15日 / 猫

いつのまにか、障子が穴だらけになっている。一階のその部屋は使っていないので、しばらくほったらかしにしていたのだが、たまには換気しようと開けたら、ご丁寧にも全部の障子に穴がいくつかずつ開けられていた。締め切っていたはずが、戸がスライド式の引き戸なので、猫たちが勝手に開けて出入りするようになって、ときどき一階に降りていってはしばらく戻ってこないから、階下で何をやっているのだろう、遊ぶものなんかないのにと思っていたのだけれど、そういうことをやっていたらしい。1メートルくらいの高さの位置にも穴が開いていて、跳び上がってずばっとやるのは、面白かっただろうな、などと思う。
障子を全部張り替えなくちゃいけないのはうんざりするが、自分の開けた(みゆちゃんかもしれないけど)大穴から無邪気な顔を「にゃあ」と出しているふくちゃんを見ると、怒る気も失せる。
余談だが、上の草抜きのことを猫好きな父に話したら、「ふくちゃんは、家の中から、よく庭にいるのがわかったね」と言った。言われてみると、そうである。玄関から出て裏へまわった私の居場所が、よくわかったものだと思う。さらに、庭の私に一番近い一階の部屋の窓へやってきたのは、外に出たことがないのに、家の中と外の位置関係をよく把握しているようで、珍しくふくちゃんに感心した。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
トイレのみゆちゃん
2010年06月13日 / 猫

しかし、そのみゆちゃんのクールな仮面が剥れる場所がある。それはトイレである。猫トイレではなくて人間のトイレで、トイレに入ると便座のふたの上に飛び上がり(前の家では給水タンクの上にも乗っていた。今度の家は給水タンクの上が手洗いになっているタイプなので上がれない)、いつになく大きな音でごろごろ、くねくね、すりすり、全身を使って「嬉しい、甘えたい」を表現する。あと足で立ち上がって私の手に頬っぺたをすりつけたり、両方の小さな前足を私の肩のあたりにちょんと置いて、鼻を近づけたりするから、もう感極まるほどに可愛い。寝室の布団の上や、アイロン台の上でもごろごろくねくねすりすりはするけれど、立ち上がったりというのはトイレの中だけである。
だから、なかなかトイレから出られない。また、ひとりでトイレに入っているときには注意しないと、出るとき入れ違いにみゆちゃんが入ってしまうことがある。それに気がつかずにドアを閉めてしまって、あれ、みゆちゃんの姿が見えないなと思ったら、トイレで小さく「にゃー」と鳴いていたということが、二度ほどあった。
そのみゆちゃんの情熱も、ふくちゃんが一緒に入ってくると、急速に冷めてしまうようで(ふくちゃんは、たいてい、「なになに?」といった感じでみゆちゃんにしばらく遅れてついてくる)、「ふん」と何もなかったかのようないつもの表情に戻り、するりとドアの隙間から出て行ってしまう。
トイレの個室で、一人っ子に戻れる時間が嬉しいのかしらと思ったが、考えてみると、ふくちゃんが家にやってくる前からトイレが好きだったようだし、単にトイレが落ち着く場所だというだけのことかもしれない。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
ネアカ猫
2010年06月12日 / 猫

可愛いが、足元にまとわりつくから少々危ない。足をとられてひっくり返りそうになるし、歩いている足の、次に前へ出るほうの足にもかまわず擦り寄ってくるから、そうするつもりはなくても、あ、ごめん!と蹴飛ばしてしまうことがある。
蹴飛ばされると、ふくちゃんはちょっとびっくりしてウサギみたいに私の前に数歩飛び出すのだが、また懲りずに戻ってきて、にゃーにゃー足元にまとわりつくのを繰り返す。蹴られたことをぜんぜん気にしていない。
前にも一度書いたけど、実家にいたちゃぷりはふくちゃんとは対照的な根暗猫で、普段からびくびくしてあんまり懐いていなかったけど、珍しく甘えにきたと思ったら、要領が悪くて、歩いている足元に寄ってきては蹴られてしまい、「アナタ、私のこと蹴ったわね…」と思いつめたような顔をして、ますます疑心暗鬼に陥ってしまうので、ずいぶん気を使った。
シンプルでストレートなふくちゃんは、非常に付き合いやすいネアカ猫である。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
カラスの子
2010年06月03日 / 鳥

「もしよかったら、べつの道を通った方がいいですよ。カラスのひなが巣から落ちてね、あそこに親がとまってるんだけど、興奮しているから、小さいお子さんは突付かれるかもしれない。もし急いでなかったらね」
主人の言うとおり、50メートルくらい先の電柱の上にカラスが一羽とまっていた。下のほうに首を向けている。カラスの見ている先に、ひながいるのかもしれない。どこにいるのかしらと目を凝らした
「ここからひなは見えないんですけどね」
「可哀相ですね」
「もう大人と同じくらいの大きさなんだけどね、まだ飛べないんです」
主人にお礼を言って、回れ右をした。引き返すとき、反対側からきた自転車のおばさんが、まだ親鳥はいるの、と喫茶店のご主人に聞いていた。この近所でちょっとした事件になっているのかもしれない。
羽ばたく練習をしている途中だったそうだから、なんとか上手く飛んで、親の元に戻れたらいいなあと思う。
子供の頃、裏庭の木の枝にキジバトが巣を掛けた。親鳥が羽毛を膨らませて卵を温めているのを遠くから見ていたのだが、ある日の朝、二羽孵ったひなのうちの一羽が、巣から落ちてしまっているのを見つけた。
どこか怪我をしていたかもしれない。紙の箱に入れて家の中に持って上がった。
鳥が紙の上を歩くとき、指の先の爪がこすれて、乾いたような独特の音がする。ひなが箱の中であっちへ行ったりこっちへ行ったりするたびに、壊れそうなひなの体の重みが、箱をもつ手に感じられた。
鳩のひなは、羽の色も地味だし、鋭い目をしてあまり可愛いものではないけれど、野鳥のひなというそれだけで魅力的だった。幼い鳥らしく、ふわふわの羽毛をしていた。
育ててみたくてたまらなかったけれど、みんなで相談して、やっぱり親鳥に任せるのが一番いいだろうという結論になって、裏の木の巣の中に返した。
その日の夕方に、ひなはまた巣から落ちて、今度は打ち所が悪かったのか、死んでしまった。
巣に返したことを後悔しながら、庭の片隅に、幼くして死んでしまった鳩の子のための墓を掘った。
そんなことを思い出した。
買い物を済ませて、帰り道、カラスはどうなったかしらと少し離れた四辻からそちらのほうを伺ってみたけれど、よくわからなかった。喫茶店のご主人の姿はもう見えなかったから、問題は解決したのかもしれないとも思うけれど、ただ時間がお昼前になったから、店の方が忙しくなって中に入っただけなのかもしれなかった。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )