京都・川端通の銀杏並木

 毎朝、車で川端通を通りますが、銀杏の並木がいまとてもきれいです。よく晴れた朝は冷え込んで寒いですが、東山から昇った朝の太陽が川側の銀杏を横から照らし、黄色がますます鮮やかでとくにきれいです。
 川端通は、道幅の狭くなる出町柳より北には桜並木が植えられていますが、片側二車線になる出町柳より南では、道路の両側に銀杏、さらに隣を流れる鴨川の川辺に桜や柳、その他いろいろな木が植えられています。したがって、川側は銀杏の鮮やかな黄色のうしろに、桜の葉の濃淡さまざまな赤やオレンジ、常緑樹の緑色が競い合って、とてもにぎやかです。
 ところが、道の、川とは反対側に並ぶ銀杏の木は、どれもまだ緑色をしています。最近になって、やっと黄色が少し混じりだし、黄緑色になりましたが、川側の銀杏がもうすっかり黄色くなったあとも、しばらく青々としていました。こちらの銀杏は、いつも紅葉が遅いのです。
 紅葉が進む条件は、昼夜の気温の差が大きいことだと聞きますが、片側二車線の道を挟んでいるだけで、同じ銀杏なのにこんなにも違うのかと、毎年不思議に思いながら見ています。
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