あなたを見つめて。。 monochrome life

モノクロ自家現像の写真を左のカテゴリー一覧からご覧ください。
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尾道こころ道 ローライフレックス2.8F Xenotar (400TMAX/XTOL1:1)

2008年08月19日 00時15分33秒 | 尾道こころ道
こんなに暑くても日陰に入るとひんやりと汗がひく。
いまこうして見ればフクロウは入れずに開きかけた門扉に樹木の影と光だけのほうが良かったかな?
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尾道こころ道 ローライフレックス2.8F Xenotar (TMAX100/XTOL1:1)

2008年08月18日 01時38分56秒 | 尾道こころ道
朝いちばんにホテルでの朝食をすませホテルで貸してもらった自転車にとび乗って昨日のケーブルから降りてきた坂道のふもとまで来た。
寝ている間にひとしきり雨が降ったのだろうか石畳の凹みにはまだ雨がずいぶん溜まっていた。
坂の中腹まで登ったころには柔らかだった朝日も射すような暑さに変わりはじめ、また昨日のようにバテちゃうんかなぁ…とゆっくり登りつづけた。
坂道を鋭角に作ってあるのは傾斜をすこしでも少なくする工夫だろうか。
曲がりきった民家の軒先に清々しいライムグリーンの草木が植えられていた。
名前は知らないが以前もどこかで見た草木だった。
丸くこんもりとした葉先の束の中には昨夜からの雨粒がまだ閉じこめられているように朝陽に反射して虹色に光っていた。
ほんとうに虹色だったのでおもわずSEAGULLに詰めたカラーで撮ろうとしたが、思い直してモノクロームフィルムが詰まったローライに持ちなおした。
その雨粒があまりにも綺麗なので、すこしくどい色を出すおもちゃカメラのSEAGULLではあざとくなるように思えた。
ローライのファインダーで綿密にピントを合わせていると、もうすっかり虹色は頭のなかから消えて美しい幾重の草筋と実のように光る雨粒が目に映っていた。
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尾道こころ道 ローライフレックス2.8F Xenotar (TMAX400/XTOL1:1)

2008年08月18日 01時38分07秒 | 尾道こころ道
この町は古くからある門前町なので坂道にはいたるところにお寺とお墓があった。
最近は都会へ就職する人も多いだろうが亡くなればこんな景色の良い故郷のお墓に入りたいと思うといつしか住居数よりお墓のほうが多くなるかもしれないなぁなんて考えながら見下ろしていたら坂道を小さな子どもを連れた家族連れが墓参りに上ってきた。
写真ではよく見えないだろうけれど中央あたりでお父さんが墓石にお水をあげて子どもたちが手を合わせるまでレリーズに指を置いて待っていた。
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尾道こころ道 ローライフレックス2.8F Xenotar (TMAX400/XTOL1:1)

2008年08月18日 01時37分25秒 | 尾道こころ道
先の坂本さんのお話では下町の商いで儲けた旦那衆はこの山に別荘を建ててリタイアしたあと涼しい山あいで暮らすのが理想だったそうで昭和のはじめ頃までは坂道を行商人が食料や必要なものを運んでずいぶんと賑わっていたそうです。
最近は行商人も上がらなくなりエアコンで一年中快適に過ごせる町中のほうが便利になり別荘は放置されて荒れ果てていました。
そんななか旅ブームや癒しブームで若いセンスのある人々が古い家屋をそのままレトロ感覚でカフェやイタリアンや占い館として活用され訪れる若者にも人気があるようです。
このハーブ園の入り口には『躾の出来ていない人の入園お断り』の立て札がありました。
(猫の町なのでこの立て札があらゆるところに)
。。って躾(シツケ)の出来ていない人は、この漢字は読めないやろぅ!ってつっこみ入れたくなりましたが200円の入園料を梟の置物へ入れました(チャリンとも音がしなかったので誰も入れてないのか(汗))
お盆だからか主も誰も居なくてハーブらしきものと雑草との区別も分からず石段を上まで上がりました。
丘の上には1メートル四方の石の上に水晶玉がひとつ置かれていて下半分は大空を上半分は大地を逆さに映し出していました。
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尾道こころ道 ローライフレックス2.8F Xenotar (100TMAX/XTOL1:1)

2008年08月17日 12時16分47秒 | 尾道こころ道
朝食から戻ってくると閉めかけたカーテンから洩れた朝日が薄暗い室内を照らしだしていた。
食事のあいだに雨はすっかりあがっていて、また昨日のような真夏日の辛さが朝のぼんやりした頭にもどってきた。
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尾道こころ道 ローライフレックス2.8F Xenotar (100TMAX/XTOL1:1)

2008年08月17日 12時12分05秒 | 尾道こころ道
昨日はこの夏いちばんの暑さだったが7時にホテルに戻ったとたん雨が降りだして、明け方5時に目を覚ましたら、まだ窓ガラスには雨粒が降りつづけていた。
窓辺の写真を撮ったあと、この街の雨の坂道もいいなぁと、頭のなかで雨に濡れた石畳や草木を思い描きながら、うとうとと毛布を首までかけて朝食まで眠っていた。
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尾道こころ道 ローライフレックス2.8F Xenotar (T-MAX400/XTOL1:1)

2008年08月16日 16時02分51秒 | 尾道こころ道
タイトルを決めるにあたって、写真の坂本氏(77才)(観光ボランティアをされていて通りすがりの僕に説明をしてくださった)のことが頭に真っ先に浮かんで決めました。
初めは鼓岩の云われなどを話されて(20分ほどたって夕陽が沈みかけていたので僕は何としても写真のつづきを撮りたいためお礼を言ってこの場を離れるタイミングを幾度となくうかがっていた…(汗))
十メートルほど上に登って(下ると又(笑))写真を撮っていたら彼が戻ってきて自分が撮った尾道の全景を(向かいの向島からパノラマで撮ったカラー写真)ぜひ受け取って欲しいと下げた紙袋の中から取りだしました。
このとき僕は自分が写真のつづきを撮りたいために親切で説明してくれていた彼のそばを早く離れようといっときでも考えたことがとても恥ずかしくなりました。
それからは自分の子どもだったころの尾道の情景や自身もニコンを長らく使ってらして僕たちの憧れのノクトニッコール(今は中古で40万くらい)を6万円で知りあいの散髪屋さんに譲った話や8ミリ撮影の好きだった僕の父親の話もしました。
夕陽も沈みかけてはいたけれど、それはもうどうでもよく、彼と話をしたことがこの尾道でのいちばんの想い出になったのかもしれません。

今回は猛暑のなか2日間でB&Wブローニー13本、カラーブローニー7本を撮りました。
B&W現像は昨日の朝と夜に8本して今日は午前中に4本と夜に残り2本を片づける予定です。
取りあえず乾燥が済んで順序は関係なく気分しだいにスキャンしていくつもりです。
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尾道こころ道 ローライフレックス2.8F Xenotar (T-MAX400/XTOL1:1)

2008年08月16日 15時57分33秒 | 尾道こころ道
ホテル前に偶然止まっていたタクシーに飛び乗ってケーブル前のチケット売り場へ着いたのが2分前、満員のケーブルに飛び乗ったのは10秒まえという離れ業だった。
その後は山の頂上から歩きで坂道を写真を撮りながら中腹あたりまで降りてきたら鼓岩という大坂城の石垣に切りだす一枚岩があまりに大きすぎて切りだすことが出来ないで保存されている大きな岩の上までたどり着いた。
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尾道こころ道 ローライフレックス2.8F Xenotar (T-MAX400/XTOL1:1)

2008年08月16日 15時56分46秒 | 尾道こころ道
青春18きっぷで、のんびり尾道まで自宅から6時間かけて快速と普通列車で行こうとの当初の計画はあっさり忘れてのぞみを使って2時間半たらずで尾道に朝の8時に着いた。
真夏の炎天下の坂道では1時間ほどで、ばててしまい写真を撮る意欲も失せて3時にはホテルに戻ってシャワーを浴びエアコンの部屋でそのまま爆睡してしまった。
考えればこの2年ほどは写真を撮るのは午後からで朝いちばんから出るのは珍しく言うなればコウモリ(笑)のようだったから無理もなかった。
ただ尾道の山頂までのケーブルが5時00分が最終で目覚ましも無しに20分まえに目が覚めたのは、いま思いだしてもラッキーだった。
ここらは、まだ写欲も完全には消耗していなかったんだろう。
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