今日、紀伊国屋で西加奈子の『通天閣』を買おうと寄ったら同じ作者の『さくら』が文庫本として積まれていた
写真誌がもう一冊買える・・
結局『さくら』にした
あとがきを読んで決めました
表題のさくらは飼っていた老犬がモデルらしい(これはヤバイかも)
あとがき・・
『尻尾を振ろうと思います。
突然だな、でも、そう、尻尾を振ろうと思う。
恋人の肩に触れたとき、眠っている誰かを見たとき、月が半分に割れているとき、雲間から光りが差したとき、久しぶりに友達に会ったとき、いただきますを言うとき、新しい靴を買ったとき、自転車で立ち漕ぎをするとき、お母さんに手紙を書くとき、皆が、笑ってるとき。
私は全力で尻尾を振ろうと思う。
嬉しくて、幸せで、泣きそうで、そんなときは、ちぎれるくらい尻尾を振ろう。
辛くって、悲しくて、ひとりぽっちで、そんなときは、何度だって尻尾を振ろう。
中略…私の尻尾は今、あんまり振りすぎて、どこかに飛んでいきそうです。西加奈子』
写真誌がもう一冊買える・・
結局『さくら』にした
あとがきを読んで決めました
表題のさくらは飼っていた老犬がモデルらしい(これはヤバイかも)
あとがき・・
『尻尾を振ろうと思います。
突然だな、でも、そう、尻尾を振ろうと思う。
恋人の肩に触れたとき、眠っている誰かを見たとき、月が半分に割れているとき、雲間から光りが差したとき、久しぶりに友達に会ったとき、いただきますを言うとき、新しい靴を買ったとき、自転車で立ち漕ぎをするとき、お母さんに手紙を書くとき、皆が、笑ってるとき。
私は全力で尻尾を振ろうと思う。
嬉しくて、幸せで、泣きそうで、そんなときは、ちぎれるくらい尻尾を振ろう。
辛くって、悲しくて、ひとりぽっちで、そんなときは、何度だって尻尾を振ろう。
中略…私の尻尾は今、あんまり振りすぎて、どこかに飛んでいきそうです。西加奈子』