α7R IIPlanar T* FE 50mm F1.4 ZA
先月の連休3日間に粟島(漂流郵便局)佐柳島(猫の島)豊島(豊島美術館)へ行ってきた。
5月のGWも正味3日しか休めなくて、毎年のことだが春から土日も休みなくて心身ともに壊れそうになる寸前で、
7月に入ると毎年ウソのように仕事がまともな状態になりこのまま年末まで人並みに土日、祝日を休めるようになる。
粟島の漂流郵便局は以前Cool Japanで放映していた場所で、今回どうしても行きたくて新幹線と船を乗り継ぎながら、
島民より猫の数のほうが多いというネコノシマホステルを拠点に島々を訪れたが、最終日を除いて雨だったがかえって
雨と霧に霞む離島での佇まいは、この漂流郵便局というドラマ設定の場所に自分が居ることで気持ちが穏やかに過ごせた。
漂流郵便局というのは数年前の瀬戸内芸術祭のコンセプトの一貫で、ウイキペディアによると【漂流郵便局
(ひょうりゅうゆうびんきょく、英語: Missing Post Office[1])は、日本の芸術家・久保田沙耶による芸術作品。
香川県三豊市詫間町の粟島にある旧粟島郵便局舎を利用した、宛て先不明の手紙が集まる「郵便局」である。
2013年(平成25年)の瀬戸内国際芸術祭の作品の1つとして久保田沙耶が制作した。久保田は漂流郵便局の「局員」を務め、
かつて粟島郵便局で実際に局長を務めていた、中田勝久が漂流郵便局の「局長」に就任している。なお「郵便局」と称して
いるが、日本郵便株式会社と関係はない。】中田さんは現在も月に土曜だけ局長の服装でボランティ勤務をされている。
人は誰でも自分の想いを伝えたくても、その人がすでにこの世に居なかったり、何処にいるか判らないときに、その想いを
心のなかに閉まったまま届けられないままいつか記憶から消えていく。
ここはそんな想いを届けられなかった人のために全国からまた海外から、行き場の無い手紙や葉書をこの郵便局で預かっている。
そう、まさしく漂流郵便局とはその名前のとおり海岸に打ちあげられたボトルメールの終着点です。
土曜日は誰でも自由に膨大な数の郵便物を読むことが出来て、いつか見も知らない差出人と気持ちを同期して涙している自分がいます。
この盆休みにアップする予定です。
自分も5年前に6年間自宅介護をしていた母が亡くなったとき、燃え尽き症候群のように虚しい日にちを過ごした記憶があります。
(Bさんのメールの言葉に救われた)
盆休みにそのとき買った漂流郵便局宛て葉書に、そのときの自分の気持を母に宛てて出そうと思っています。
そんな島旅に出る5日前にネットで、ソニーからカメラで3万・レンズで1万のキャッシュバックキャンペーンがあることを知り、
それまでまったく興味がなかったソニーシステムに戦略と分かりつつ乗ってしまった。
乗ったのは他でもないPlanar T* FE 50mm F1.4 ZAがAF手ブレ補正が使える!その一点だけだった。
写真を趣味にやってきてライカもクラカメも国産のすべてのメーカーも使ったが、いつもカール・ツァイスだけは
PlanarもDistagonも大好きなレンズだった。
キャノンのカメラとレンズを下取りに出して、出発の翌日に手に入ったZEISSレンズをワクワクしながら持って出かけました。
自分は標準レンズがいちばん好きで、キャノンのEF50mmF1.2Lだけは売らないで10年以上持っているが、Planar 50mm F1.4は
SIGMA 50mm F1.4の凄まじいシャープさEF50mmF1.2Lの柔らかさを合わした素晴らしいレンズでした。