Canon New F-1 FD85mm F1.2L 過去の画像をテストに使っています。
今日はフォトショップで遊んでみた。
僕たちがモノクロームプリントに夢中だった銀塩フィルム全盛のころはこんな黒フチを付けるのが流行った。
外国のフォトグラファーのがカッコ良くて自分でアルミのネガキャリアー(フィルムを押さえて引伸し機に装填するアルミ枠)を削り出して作るのだが、なかなか思ったようには削れない。
失敗すれば数千円が無駄になるので、プリント焼付のときにイーゼルマスク(印画紙を押さえる薄いアルミの枠台で投影した画像より少し大きめに設定
すると細いマジックで引いたような黒線が焼き付けられる)でする人もいた。
自分もなんどか好みの枠を作った、作業はこうだ。
まずネガキャリアをヤスリで削ることだが、キャリアの正規品はネガよりわずかに小さく作られている。
それをヤスリでネガよりすこづつ広げながら削っていく。
それによってネガとキャリア枠に隙間がネガの素通しの部分になって、光を通し、露光過多によってその部分が黒く縁どられる。
ただ、簡単なように書いているが闇雲に削っていくのではない。
内側の濃い部分はネガの膜面側でここで、ほぼ全体の黒ワクの印象が決まる。
もっともセンスが問われる部分だ。
あまり綺麗に削ると写真が納まりすぎて面白みに欠けるし、荒々しく削ると写真が負けてしまう。
外側の薄い部分はキャリアの上部分で厚みの分だけピントがアウトフォーカスになってボケる。
この内側と外側をバランス取りながら削っていくわけだ。
途中で引伸し機に装填して滲み具合も計算しなければならない。
人間の眼は視覚効果によって、まず白い部分に眼が入くという。
縁を黒く囲まれていることで第一印象の中心に行った視線がそのままとどまって、写真を印象的に暗示記憶させるというものだ。
それと私はトリミング(撮影のとき構図を上手くとれなかったものを後からカットする)をしていない、フルフレームで手を加えない写真を見せているという意思表示の現れとして使われた。
たまたま画像フレームを検索していたら懐かしい削りキャリアのフリー画像がアップせれていたのでテストしてみた。(鉛筆・消しゴムツールで自分好みに変化しています)
古いフォトショップでも簡単にできるので試してみると懐かしく楽しいかも。
2つの画像をアクティブにして枠画像の内側を測って貼り込む画像より少しpixelを落としておく。
自動選択ツールで白い部分を選択して範囲を2pixelほど拡張しておく。
はめ込みたい画像を全て選択コピーして枠画像に選択範囲内にペーストする。
矢印ツールで位置を自由に動かして決まればレイヤーを結合して仕上がりだ。
選択範囲内にペーストする代わりペーストしたレイアーにクリッピングマスクを設定して、画像を自由変形して黒ワクに合わせることも出来る。
こんなになんでも加工出来てしまうなら、デジタルオンリーでいいんじゃぁ?とのご意見も、もっともですが、すぐに結果が見れない現像までのわくわく感は手を離せば転ける
エアコンもヒーターも無い不便きわまりないバイクという乗物にどこか通じるものがあるように思えてしまいます。
この黒枠ってやったことないんですよ。
ネガキャリアをつぶすのがもったいないのと、水平取りの為に少しトリミングをいつもかけますので、あこがれはありましたがやってないですね。
で、PSで出来るとのこと。しかし書いてある内容がちんぷんかんぷんのPS音痴でした(泣)
青空食堂・・・男前に撮れてるでしょうか?(爆)
ところでト・・カメラのSD14 今日ゲット致しました(笑)
箱入り美品でご機嫌であります(●^^●)
初めてお会いしたのに懐かしさがいっぱいなのは、これもブログという非日常にみえての親近感からなのでしょうか?
宮司様、話しばかり聞いていて撮るのを忘れていましたので、アップを楽しみにしています。
うわっ!僕が狙ってたト◯ワのSD14を横取りしたのですねぇ~
まあ、昨日お話しした段階では未練20%資金ない80%でした(笑)
その後も調べましたが、画質は15と変わらないとの事。
いいなぁ。。。
一枚をじっくり撮るならむしろ連射はうっとおしいのかも。
アップ楽しみにしてますので、良いカットあれば僕も中古ローンでSD14ゲットします!