あなたを見つめて。。 monochrome life

モノクロ自家現像の写真を左のカテゴリー一覧からご覧ください。
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道端の写真家 陸橋で出会った少女のエジプトひとり旅の写真です

2007年11月13日 00時16分15秒 | Weblog
日曜の夕方に大阪駅に架かる陸橋で地べたに写真を並べて売っているまだ少女と呼んでもおかしくない若い女性が居た。
興味深く眺めていたら彼女は僕がたすき掛けしている黒のDONKEを見取って写真をやっているのですか?と親しく話しかけてくれた。
どうやら彼女は自分でも話すようにカメラのことや写真のことはあまり詳しくないようで独学でデジカメで撮影しながら世界を旅しては日本に戻ってこうして道端で発表しているのだった。
僕のカメラにも興味を示したからバックからローライを出して手渡してあげた。
まるで子どものようにはしゃいでスクエアが映しだす夕方の雑踏を覗いていた。
聞けば成田から大阪までヒッチハイクで来たそうでいきなりシャツをめくって二の腕に太いマジックで書かれた『大阪までhitch hike』の文字を見せてくれた。
彼女の写真を2枚と外国の旅先で知りあった隣の彼女の写真を1枚買った。
3枚で450円と言う。
500円玉を渡してお釣りはいいからと言うとたいそう喜んでくれた。
夜の茶屋町あたりを2時間ばかりM2で撮ってまた陸橋にもどってきたら、もうすっかり夜風は冷たくなっていて、まだ居たなら阪神デパート地下で熱いたこ焼きでも買って差し入れてあげようと探したけれどもう彼女たちは居なかった。
僕がいま彼女たちと同じ年齢で生まれていたとしたらあんなふうに自由に躊躇うことなく生きていただろうか?
キラキラ輝く目にもういちど会ってみたかった。
その夜は夕暮れの陸橋の薄明かりのなかで僕にちょっぴり自慢気に見せてくれた二の腕のマジック書きがなんども浮かんできて、なぜあれを撮影しなかったんだろ…と悔やみながら眠れずに結局3時すぎうとうとして眠りについた。。。
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夜間飛行 Midnight Party HEXER RF エルマリート28mm f2.8(3)

2007年11月12日 01時04分06秒 | 夜間飛行
『足音を立てない僕らの歩みは贅沢な厚い敷砂を踏んでいた。
日中の太陽の重圧から逃れた僕らは、いま帽子も被らずに歩いていた。
夜はいわば屋内のようなものだった…。』

この路地も再開発地区に指定されて今年中には取り壊されてしまうから最終映画を見た後や日曜に出かけたときはなるべく寄って歩いている
この夜も最終の地下鉄の時刻を気にしながら5匹の彼らに出会った
一匹づつ中屋根に駆け登るまでフィルムを1本撮りかけて全匹登ったとき薄暗い街灯で見えたインジケーターには2枚しか残っていなかった
僕がミャオッ!っと声をかけたら5匹がこちらをけげんそうにふり返った
彼らとファインダー越に目を合わせたまま僕は慎重に2枚のフィルムを送った
フィルムが自動巻き戻しされる音を聞きながら廃屋に一匹づつ消えていく彼らを見送った。。
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あくまでもperspective ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈T-Max400〉

2007年11月11日 11時49分49秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
いまわが家には寝たきり老柴とよぼよぼネザーランドラビットとやんちゃ盛りなフェレットが居るが今日はフェレットのみゅうちゃんを撮影しようとハッセルにプロクサーをつけて撮りかけたがちょこちょこ動き回って一枚も撮れずにバカっ!と言ってゲージに戻した(-_-メ)
やはり35mmサイズのオートフォーカスじゃなきゃ無理なんやねぇ…
プロのペット写真家をあらためて尊敬した日曜の午後でした。
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役に立たない花 アメリカ村 ローライフレックス 2.8F 〈T-Max400〉

2007年11月09日 00時46分36秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
まだ役には立たない花、彼らの花をいっぱい身につけて夜明けを待っている林檎の木。
匂いに満ち、眠る小羊に満ち、まだ色のない花々に満ちて、夜は富んでいる。
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ジャングルジム ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈plusX125〉

2007年11月08日 18時53分05秒 | 路地うら迷いびと
真夜中のジャングルジムはまるで甲虫のような耀きだった。。。
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消えゆく街たち あの頃 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈T-Max400〉

2007年11月06日 19時58分10秒 | 消えゆく街 Rolleiflex 2.8 Planar
『しかしそれにしても、この黄昏の光りの中には何ものかがあるように思えるのだけれど。。。
それともすでにかっての日、帝政の壊滅と敗戦の宵々とはかない恋の幕切れとに幾度か使われ明日はまた別の喜劇に使われるようなあまりにも芝居がかりの背景だった。
風のない静かな夜、生命の潮がゆるやかだったりすると、かえってどんな悲劇が行われているか察しがつきかねるので、人を不安がらせる舞台の眺めだ。
ああ。。この彼の胸せまる人間的な不安から彼を救いだしてくれる何ものも存在しないのだろうか…。
そのときアーク灯が一斉にぱっと点いた。。』 サンテグ=ジュペリ 夜間飛行より

この路地も今年いっぱいでなくなります
すでに飲食店は立ち退いてしまったのにいまだにアーク灯だけが日が暮れはじめると自然に灯ります。。
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振り向けばサトちゃん ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈RVP100〉

2007年11月05日 21時31分15秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
サト子ちゃんだったかな?
おしりが可愛いい!(^_^;)
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夜間飛行 眠る時間 ライカM2 ズマロン35mm f3.5〈PREST400〉

2007年11月03日 00時07分30秒 | 夜間飛行
月が高く昇り、眠る時間が来るとあなたは窓を閉めた。
すると月がガラス戸の後ろで光っていた。
そのとき僕はあなたに言うのだった。
空をあなたがガラス棚のように閉めたから月とひと握りほどの星が中に閉じこめられてしまったと。。。
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stage アメリカ村 HEXER RF エルマリート28mm f2.8(third)

2007年11月02日 00時46分34秒 | Leica M8・M-E・M9・MM・CCD
ここは僕が若かったころはまだ三角公園と呼ばれていた普通の公園だった
現在ではクラブと呼ぶがまだディスコと呼ばれていたころに遅くまで踊ったあとこの裏通りに停めておいた車を取りにきたものだ
円形の石組がステージのようで白人も黒人も日本人もスケボーをしたり弾き語りをしたりと自由に愉しむ演者とそれを見ている観客がいる
大阪の人間は自己顕示欲が強いのか周りのショップを見てもどれも個性的でhip-hopの本場ニューヨークの黒人も真っ青?になるくらいの洋服がこの街で揃う
でも、座りながらみんなたこ焼き食べてんだよねぇ。。。
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待つ猫 アメリカ村 HEXER RF エルマリート28mm f2.8(third)

2007年11月01日 22時11分24秒 | Leica M8・M-E・M9・MM・CCD
仲間を待っているのかい?
それとも彼女?
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