前回、おっちゃんが大腿骨を折った、という話をした。
手術はオペ室の都合で1週間後に実施され、何とか無事に終わった。
骨がもろく、ピンを入れるのに結構苦労したそうな・・・
その後少しづつ回復、リハビリも進んでいた。
骨折だけなら、3週間以内に退院できる予定だった。
実はおっちゃんが血痰をはいてCTを撮ったら
肺癌が見つかった。
それもかなり大きい。
場所も良くなくて、気管支が分岐するあたりの右側に、ぼこぼことできていた。
ドクターにいつごろからできていたと思うか、と聞いたら1年くらいではないか?と。
もともと肩~背中に痛みがあって、整形外科にしょっちゅう通ってた。
だから、
違うところに原因があるとは思わなかった。
ただ、正月ごろからの咳がなかなか収まらず、
春になっても夏になっても
咳をしていたので、
おかしいから医者に行ったほうが良いと勧めたけど
おっちゃんは、大丈夫と言い、市販の風邪薬を飲み続けていた。
去年より一段と体調が良くなかったけど、
4月、娘の嫁ぎ先に挨拶に行くついでに実家の山口にまで行った。
6~7月は、日中寝ている日が多く、でも夕方には起きてきて、たばこを吸い、夜大酒を飲んでいた。
骨折する前日血痰を吐いて、あわててかかりつけの内科に行ったら
総合病院で、CTを撮るよう勧められ予約を入れたらしい。
CTの結果を二人で聞いた。
その時はまず骨折の治療を優先すること、
精密検査の予約をして、それから癌を小さくしてから手術して取りましょうと言われた。
おっちゃんはかなり楽観視していたと思う。
おばちゃんも・・少しだけ楽観してた。
骨折のリハビリが順調に進み、8月20日に体調がよければ昼間一時帰宅できるというので
おっちゃんはとても楽しみにしていたが、熱が出て中止になった。
ベリーさんに会いたい、とぼやいてた。
骨折は整形外科だが、癌は呼吸器内科だ。
整形外科はもうすぐ退院できるので、1日帰宅して、改めて入院しましょう、と言われ
それを楽しみにしていた。
8月21日の夜、急遽呼び出されて病院に行くと、
咳をしたあと呼吸困難になったこと、気管挿管しないと危険、と言われた。
おっちゃんに、挿管していいの?と聞くと苦しそうにうなずいたので承諾した。
ICUに移動し、再び会った時、おっちゃんは麻酔がかかって眠ってた。
意識がある状態では挿管できず、麻酔をかけなければならなかったとのこと。
翌日再度のCT画像では癌は以前より一回り大きくなっていた。
内視鏡の検査では気管の内側にかなり出ていて、管が奥まで入らなかったらしい。
ぼこぼこといびつな癌が見えていた。
いわゆる「悪い顔」をしたやつだった。
化学療法も、放射線治療も難しいと言い、ドクターは黙ってしまった。
それは、つまり・・・!
意を決して、あとどれくらいもつのか、と聞いた。
若いドクターは、一瞬目が赤くなった。
・・・おばちゃんは意地悪い質問でドクターを泣かせてしまったらしい・・・
ドクターは、「7~80歳の高齢者ならあと1カ月、とか言えますが・・・
若いので、心臓はまだ丈夫なので。
わからない・・・としか・・・」
わたしと娘は困ってしまった。
この状態が何カ月も続くのか?
娘は私を手伝うため、1か月近く実家に戻ってきてくれている。
私たちはどうすればいいのか・・・
安定したら緩和ケア病棟に移れる、というのでそれまで様子をみることにした。
手術はオペ室の都合で1週間後に実施され、何とか無事に終わった。
骨がもろく、ピンを入れるのに結構苦労したそうな・・・
その後少しづつ回復、リハビリも進んでいた。
骨折だけなら、3週間以内に退院できる予定だった。
実はおっちゃんが血痰をはいてCTを撮ったら
肺癌が見つかった。
それもかなり大きい。
場所も良くなくて、気管支が分岐するあたりの右側に、ぼこぼことできていた。
ドクターにいつごろからできていたと思うか、と聞いたら1年くらいではないか?と。
もともと肩~背中に痛みがあって、整形外科にしょっちゅう通ってた。
だから、
違うところに原因があるとは思わなかった。
ただ、正月ごろからの咳がなかなか収まらず、
春になっても夏になっても
咳をしていたので、
おかしいから医者に行ったほうが良いと勧めたけど
おっちゃんは、大丈夫と言い、市販の風邪薬を飲み続けていた。
去年より一段と体調が良くなかったけど、
4月、娘の嫁ぎ先に挨拶に行くついでに実家の山口にまで行った。
6~7月は、日中寝ている日が多く、でも夕方には起きてきて、たばこを吸い、夜大酒を飲んでいた。
骨折する前日血痰を吐いて、あわててかかりつけの内科に行ったら
総合病院で、CTを撮るよう勧められ予約を入れたらしい。
CTの結果を二人で聞いた。
その時はまず骨折の治療を優先すること、
精密検査の予約をして、それから癌を小さくしてから手術して取りましょうと言われた。
おっちゃんはかなり楽観視していたと思う。
おばちゃんも・・少しだけ楽観してた。
骨折のリハビリが順調に進み、8月20日に体調がよければ昼間一時帰宅できるというので
おっちゃんはとても楽しみにしていたが、熱が出て中止になった。
ベリーさんに会いたい、とぼやいてた。
骨折は整形外科だが、癌は呼吸器内科だ。
整形外科はもうすぐ退院できるので、1日帰宅して、改めて入院しましょう、と言われ
それを楽しみにしていた。
8月21日の夜、急遽呼び出されて病院に行くと、
咳をしたあと呼吸困難になったこと、気管挿管しないと危険、と言われた。
おっちゃんに、挿管していいの?と聞くと苦しそうにうなずいたので承諾した。
ICUに移動し、再び会った時、おっちゃんは麻酔がかかって眠ってた。
意識がある状態では挿管できず、麻酔をかけなければならなかったとのこと。
翌日再度のCT画像では癌は以前より一回り大きくなっていた。
内視鏡の検査では気管の内側にかなり出ていて、管が奥まで入らなかったらしい。
ぼこぼこといびつな癌が見えていた。
いわゆる「悪い顔」をしたやつだった。
化学療法も、放射線治療も難しいと言い、ドクターは黙ってしまった。
それは、つまり・・・!
意を決して、あとどれくらいもつのか、と聞いた。
若いドクターは、一瞬目が赤くなった。
・・・おばちゃんは意地悪い質問でドクターを泣かせてしまったらしい・・・
ドクターは、「7~80歳の高齢者ならあと1カ月、とか言えますが・・・
若いので、心臓はまだ丈夫なので。
わからない・・・としか・・・」
わたしと娘は困ってしまった。
この状態が何カ月も続くのか?
娘は私を手伝うため、1か月近く実家に戻ってきてくれている。
私たちはどうすればいいのか・・・
安定したら緩和ケア病棟に移れる、というのでそれまで様子をみることにした。