ハチワレ猫ベリーさんとの気ままなくらし

元野良・ベリーさんとの暮らしの話。
過去記事にはラブ系雑のチャコ、キララとE・コッカー・アンナさんも登場。

おっちゃんのこと③

2016年11月05日 | 日記
おっちゃんは、ずっと眠ったままだ。

緩和ケア病棟に移れるように
少しづつ麻酔薬を減らして様子を見ている。

麻酔薬の濃度が薄くなると
眉間にしわを寄せ苦しそうな表情になる。

息子が見舞いに来たときは、
麻酔の量が少なめの時で、うっすら目を開けたが
認識をしていないようだった。



おっちゃんの兄夫婦も見舞いに来た。
このときはずっと眠ったままだった。

麻酔薬とモルヒネを入れ替える措置を取っていた。



8月30日、昼に突然呼び出された。

呼吸が落ちてきている、というので急いで娘と病院に駆け付けた。



1時間も立たないうちに呼吸が止まり、心臓も止まった。


あまりにも早かったが、最後は痛みも無く
本人は苦しまずに逝けたのだろう。



おっちゃんと、おばちゃんは、1997年臓器移植法が制定され、臓器提供カードが配布されたときに
二人してすべての臓器を提供することにし、互いに署名していた。



おっちゃんは、癌だから、内臓はすべて提供不可だったが、
角膜は提供できた。

大学病院からドクターが来て眼球を摘出した。

遺体の引き渡しを受け、自宅に戻ったのは夜7時頃だった。


息子とワンコたちが出迎えた。


チャコが落ち着かない。



そしておっちゃんのそばから離れない。








コメント
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