昨日の課所長会議で幾つかの話題が出されましたが
6月15日(土)に、国から子宮頸がんワクチンの接種奨励を
一時中止するようにとの勧告文書が役場に届いたことが報告
されました。
今朝の魁新報でも大きく報じられましたが、現場を預かる町や
医療機関、そして対象者や保護者の間では戸惑いが広がっています。
このワクチン接種はこの4月から法律で義務付けられた新たな予防
接種で、専門家の方々が、子宮頸がんを予防する切り札として
導入されたものです。
しかしその後、全身に痛みやけいれんが起きるなどの副作用が
確認されたため、今回の措置になったとのことです。
昨日の段階では、町内の医療機関に今回の国の措置を説明して
接種するか否かを対象者に判断してもらうことにしました。
羽後町には中学1年から高校1年までの対象者が112人おり
この春に接種の呼びかけの文書を配布しており、今回の措置の内容を
改めて文書で通知することにしました。
国の文書では、改めて個別に通知する必要はない、としていますが、
町では、該当する方々に動揺が広がらないように、早急に文書でお知らせ
することにしました。
医療現場に判断を丸投げされても困る、との新聞記事もあり、不安が
広がらないように、できるだけの措置をとります。
国でも、一刻も早く副作用との因果関係を調査して、はっきりした対応を
してほしいと思います。
明日の6月議会最終日には、全国的に流行してきている風疹に対する
予防接種に全額補助する予算を提案します。
人の健康に対する対応は待ったなしです。