今日は三輪地区の美里音(みりおん)を会場に、佐竹知事と県民の
意見交換会が行われました。
参加したのは、6次産業化に取り組む湯沢雄勝の生産者や法人の
代表の人たち7人で、それぞれの事業の取り組みや課題などについて
知事と活発な意見交換が行われました。
この写真はそれぞれの生産者が作った製品の一部です。
羽後町からは、肉牛を生産している若手の佐藤弘さん(西馬音内)、
明通チーズ工房で手作りチーズを作っている佐々木くに子さん(三輪)、
三輪地区でイチゴの観光農園を運営している佐藤久美さん、
そして、そばの加工施設と農家レストランのそば屋「彦三」を
経営する猪岡専一さん(西馬音内)の4人が参加しました。
このほか、湯沢市の農産品直売所の代表藤原論さんと米粉パンなどを
生産販売している菅 忠一郎さん、そして東成瀬村の加工施設の代表
谷藤トモ子さんの7人です。
肉牛の加工品をインターネット販売している佐藤さんは年間の売り上げが
3000万円あり、今後地元の羽後町でも牛肉が買えるようにしたいと
意欲的に話され、頼もしさを感じました。
佐々木さんはチーズ工房を作るいきさつなど熱心に話され、今後の課題として
販路の拡大を挙げられました。
佐藤久美さんは非農家の出身で建設会社に就職したが、社長からイチゴ栽培を
任せられ、試行錯誤の末にもぎ取り体験の観光いちご園にしていることが
紹介されました。
また、猪岡さんは今年からそばの加工施設が運営されており、秋田の新しい
品種「にじゆたか」とその製品を「虹舞粉」(なないろまいこ)と名付けて
売り出してと意欲的に話されました。
一人ひとりのテーブルにこのように試食用のケーキやチーズが
並べられ試食しましたが、どれも大変おいしかったです。
佐竹知事からは、一人ひとりについてコメントや感想が述べられ
行政としても販路拡大などに出来る限りの支援をしたいと話されました。
知事は自分も料理をすることから、食べるものに対してはこだわりが強く、
県民からは「いつも何か食べている」と言われると苦笑していました。
羽後町は合併しないことにより町の個性がはっきりしているので、
ものを売り込むためにはそのことも重要視して取り組んだほうがいいと
アドバイスをいただきました。
大変有意義な意見交換会だったと思います。
今後町でも「道の駅」構想などで加工や直売所などに取り組むつもりなので
大いに参考にしたいと思います。