かねてからの念願だった高速道路の未開通区間の雄勝こまちー下院内(横堀道路)が、新年度から事業着手される事が決まったと魁新報が報じました。
秋田ー山形県境には3区間、約20kmの未着手区間がありましたが、山形県側でも「新庄金山道路」の同時着手が決まり、残るは上院内ー及位(のぞき)間約7kmとなりました。
こちらも地質調査などを行なって事業化を検討する事になり、これで全線開通にメドが立ちました。
開通までにはまだ10年近くかかる見込みですが、一日も早く開通するように、今後も運動を強化しなければなりません。
また昨日は、さきがけ政経懇話会の2月例会が大仙市で行なわれ、東海大学教授の新保恵志(しんぽけいし)氏が、「アベノミクスの行く末を占う」と題して講演しました。
アベノミクスの第3の矢と言われる成長戦略に具体策がほとんど見られず、株価の上昇以外の経済指標もほとんど好転していない、として悲観的な見方を示しました。
さらに、財政赤字解消にも積極的に取り組む意欲がみられず、近い将来アベノミクスの政策効果の希薄さが露呈する可能性が大きいと指摘しました。
その上で、日本経済に必要な視点は
1.企業の心の岩盤規制を打破せよ。
2.人口増加政策の必要性。
3.財政の無駄に切り込む財政再建。
の三つを挙げました。
安倍内閣に国民が望むことは経済対策の充実であり、この成否は政府の今後の命運を握っていると思います。