時事通信社が毎月開催している内外情勢調査会の10月例会に出席して、佐竹県知事の講話を聴いてきました。
「秋田の課題」と題した講話は、少子化や観光、地域づくりなど具体的な例を挙げて、今後の進むべき道を示唆してくれました。
少子化対策では、市町村によって出生率に差があり、集落などより細かな単位で目標を立て実現することが重要だと述べられました。
意外だったのは「子どもの声がうるさいと感じるか」というアンケートで、秋田県がワースト2位だったことです。
観光面では、秋田県は宿泊施設が不足しており、他県のように県外資本による大規模な宿泊施設がないことが致命的だとしています。
さらに、今後の秋田の可能性を切り開くのは若い人達の行動で、酒造会社の若手経営者による「ネクスト5」の取り組みや、五城目町の移住者による起業活動など、新しい発想による活動に期待を示しました。
佐竹知事は、ともすると言葉が走り過ぎて、失言や暴言として物議をかもすことがありますが、トータルで聞くととても面白い講話です。