今月のさきがけ政経懇話会の講師は、フリーアナウンサー(元NHKアナウンサー)の国井雅比古さんで、NHKの人気番組だった「プロジェクトX~挑戦者たち」や放送中の「小さな旅」などのエピソードを聞きました。
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どちらの番組も私の大好きな番組で、特に「プロジェクトX」に登場する名もなきリーダー達の生きざまに感動させられました。
「プロジェクトX」は5年間にわたって180話放送されたそうですが、その中から4人のリーダーを取り上げ、日本人の本質とは何か、を示していると述べられました。
1. 「友の死を越えてー青函トンネル24年の大工事」青函トンネル・総合令 大谷豊二氏
18年かけて掘り進んだ「先進導抗」の開通の日。先頭に立ち、工事で亡くなった6人の部下の遺影を抱いて叫んだ「おいみんな、北海道へ行くぞ。ここが約束した北海道だぞ!」
実は、この工事で私達の町の農近ゼミの仲間も亡くなっています。
話を聞いただけで泣けてきました。
2. 「瀬戸大橋ー世紀の難工事に挑む」瀬戸大橋・坂出工事事務所長 杉田秀雄氏
「偉大なる人生とは何か、橋をつくることよりも難しい人生がある」
3. 「YS11ー日本初の国産旅客機」YS11開発リーダー 土井武夫氏
「自分の目で見、自分の足で確かめて、信念を持って物申せ」
4. 「東京タワー・恋人たちの戦い」東京タワー・鳶職 桐生五郎氏
「いい仕事がしたい。お金とか名誉とかってのは、あんまり考えないですね、われわれは」
国井さんご自身、昨年胃がんを患ったそうですが、一日一日を大事に生きる事を強く心に刻んでいるそうです。