雀庵の「ヴェノナ:我らの内なるスパイ網(1」
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/265(2021/3/6/土】小生の古巣である旅行産業も中共コロナ禍でどん底である。人の移動でメシを食っているのが、移動がなければ売上がゼロ、まるで戒厳令下の有り様だ。旅行業はPCと机があればどうにかやっていける商売で、製造業のような莫大な設備投資が不要だから「休業=冬眠中」で生き延びては居るが、コロナ禍に懲りて海外旅行、外国人の訪日旅行は数年間は低迷するしかないだろう。一方で日本人の国内旅行(温泉、和食、物見遊山)は早急に回復しそうだ。
海外旅行の添乗員は今はほとんどが派遣社員である。低所得だから独身女が多い。一家を支えられる仕事ではないのだ。それなのに仕事はハードで、タフでないと務まらない。語学は英語+第2語学(仏語、独語あたりだが、ポルトガル語は意外に有用だとか)は当たり前、つまり添乗員はインテリが多く、商談や国際会議の通訳をこなす人もいる。「それなら普通の会社に入ればいいのに」と小生なんぞは思うが、彼女たちは添乗という人間・国柄観察の仕事が大好きなのである。
優秀な添乗員は「ソリシター」と呼ばれ、個人営業が多いようだ。ドイツを拠点にしている作家の川口マーン惠美氏は以前は高度な産業視察旅行のソリシターをしていたようだ。彼女の論稿は「お客様=読者の反発を買わないように上手に生徒を楽しく導くベテランの先生みたい」と小生はいつも感激するが、モロ、小生の好みである。曽野綾子先生もいいなあ、女神みたいだ。母性にあふれたインテリ女・・・拝んでいると心が落ち着く。手を出したらダメ、絶対!
東京外語大卒で添乗員をしていた女性によると、添乗員の資質では「打たれ強い」というのがとても大事な要素だ。客のクレームやらスリ・強盗被害、病気・事故から航空機の遅延、欠航に至るまで、大小のトラブルを「どんと来い!」と投げ飛ばすのは一種の刺激のようで、トラブルがないと物足りないとか。♪なーにがあってもダイジョウV、VVV・・・近頃の女は「差別は許さない!」と喚くが、叩かれると泣き出して尻尾を巻いて逃げ隠れる「打たれ弱い」のばっかり。
アンタ、分かってないようやから教えといてあげるが、日本は能力主義やで、仕事ができれば適材適所。能力がないのに「私は活躍の場を奪われてる、差別だ!」って・・・そういうバカなことを言うからますます軽侮される。惠美氏や綾子先生は泣いたか? 喚いたか? 実力がないくせにギャーギャー騒ぐのはみっともない、古人曰く「牝鶏鳴きて国滅ぶ」、毛沢東はこう言っている。
「革命は、客を招いてご馳走することでもなければ、文章を練ったり、絵を描いたり、刺繍をしたりすることでもない。そんなにお上品で、そんなにおっとりした、雅やかな、そんなに穏やかで大人しく、恭しく、慎ましく、控え目のものではない。革命は暴動であり、一つの階級が他の階級を打ち倒す激烈な行動である」
どんな仕事でも多かれ少なかれ競争、戦争はある。殺し合いではないがライバルを蹴飛ばす、叩く、それでも向かってきたら叩きのめす、血の流れない戦争、そういうものだ。午後のベランダでのティータイムでおしゃべりするような穏やかなものではない。
男女にはそれぞれの天賦の役割がある。渡辺和子シスター曰く「置かれた場所で咲きなさい」、心の灯は「暗いと不平を言うよりも進んで明かりを灯しましょう」と教えている。
ロシア革命で“目覚めた”大正の進んだ(煤んだ?)女たちが「差別だ!男女同権だ!」と騒いで何が残ったのか。岡本太郎は死ぬまで「俺の父親は一平だ、絶対一平だ」と苦しんだ。小生は生田緑地の散歩でしばしば太郎の作品、高さ30mの「母の塔」を見上げるが、そこには母の体にまとわりついてうれしそうにしている沢山の子供たちが添えられている。
男女にはそれぞれ得意な役割がある。船頭多くして船山に上る、運転手と車掌がいるから上手くいく。レーニンは家庭を壊し、後継のスターリンは「これでは戦争に勝てない」と慌てて家庭再建運動を始めた。夫唱婦随は人間の英知であり、その破壊は必ず亡国になる。
ここまで書いたら図書館から「ヴェノナ 解読されたソ連の暗号とスパイ活動」が届いたとの知らせ。2週間しか借りられないので、これまでの「中共崩壊へのシナリオ」は165回でとりあえず休載し、「ヴェノナ」に取り組まざるを得なくなった。慌てて序章と第一章を読んだが、もろに「事実は小説より奇なり」、早川ミステリーよりドキドキ、ヂヂイも興奮、「これでは米国が極秘扱い、門外不出とするわけだ」と納得せざるを得ないほどの内容である。
日本語版は学者4人が翻訳し、監訳は中西輝政先生。目からうろこの連続、次回から本書のキモを10回ほどで紹介したい。
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/265(2021/3/6/土】小生の古巣である旅行産業も中共コロナ禍でどん底である。人の移動でメシを食っているのが、移動がなければ売上がゼロ、まるで戒厳令下の有り様だ。旅行業はPCと机があればどうにかやっていける商売で、製造業のような莫大な設備投資が不要だから「休業=冬眠中」で生き延びては居るが、コロナ禍に懲りて海外旅行、外国人の訪日旅行は数年間は低迷するしかないだろう。一方で日本人の国内旅行(温泉、和食、物見遊山)は早急に回復しそうだ。
海外旅行の添乗員は今はほとんどが派遣社員である。低所得だから独身女が多い。一家を支えられる仕事ではないのだ。それなのに仕事はハードで、タフでないと務まらない。語学は英語+第2語学(仏語、独語あたりだが、ポルトガル語は意外に有用だとか)は当たり前、つまり添乗員はインテリが多く、商談や国際会議の通訳をこなす人もいる。「それなら普通の会社に入ればいいのに」と小生なんぞは思うが、彼女たちは添乗という人間・国柄観察の仕事が大好きなのである。
優秀な添乗員は「ソリシター」と呼ばれ、個人営業が多いようだ。ドイツを拠点にしている作家の川口マーン惠美氏は以前は高度な産業視察旅行のソリシターをしていたようだ。彼女の論稿は「お客様=読者の反発を買わないように上手に生徒を楽しく導くベテランの先生みたい」と小生はいつも感激するが、モロ、小生の好みである。曽野綾子先生もいいなあ、女神みたいだ。母性にあふれたインテリ女・・・拝んでいると心が落ち着く。手を出したらダメ、絶対!
東京外語大卒で添乗員をしていた女性によると、添乗員の資質では「打たれ強い」というのがとても大事な要素だ。客のクレームやらスリ・強盗被害、病気・事故から航空機の遅延、欠航に至るまで、大小のトラブルを「どんと来い!」と投げ飛ばすのは一種の刺激のようで、トラブルがないと物足りないとか。♪なーにがあってもダイジョウV、VVV・・・近頃の女は「差別は許さない!」と喚くが、叩かれると泣き出して尻尾を巻いて逃げ隠れる「打たれ弱い」のばっかり。
アンタ、分かってないようやから教えといてあげるが、日本は能力主義やで、仕事ができれば適材適所。能力がないのに「私は活躍の場を奪われてる、差別だ!」って・・・そういうバカなことを言うからますます軽侮される。惠美氏や綾子先生は泣いたか? 喚いたか? 実力がないくせにギャーギャー騒ぐのはみっともない、古人曰く「牝鶏鳴きて国滅ぶ」、毛沢東はこう言っている。
「革命は、客を招いてご馳走することでもなければ、文章を練ったり、絵を描いたり、刺繍をしたりすることでもない。そんなにお上品で、そんなにおっとりした、雅やかな、そんなに穏やかで大人しく、恭しく、慎ましく、控え目のものではない。革命は暴動であり、一つの階級が他の階級を打ち倒す激烈な行動である」
どんな仕事でも多かれ少なかれ競争、戦争はある。殺し合いではないがライバルを蹴飛ばす、叩く、それでも向かってきたら叩きのめす、血の流れない戦争、そういうものだ。午後のベランダでのティータイムでおしゃべりするような穏やかなものではない。
男女にはそれぞれの天賦の役割がある。渡辺和子シスター曰く「置かれた場所で咲きなさい」、心の灯は「暗いと不平を言うよりも進んで明かりを灯しましょう」と教えている。
ロシア革命で“目覚めた”大正の進んだ(煤んだ?)女たちが「差別だ!男女同権だ!」と騒いで何が残ったのか。岡本太郎は死ぬまで「俺の父親は一平だ、絶対一平だ」と苦しんだ。小生は生田緑地の散歩でしばしば太郎の作品、高さ30mの「母の塔」を見上げるが、そこには母の体にまとわりついてうれしそうにしている沢山の子供たちが添えられている。
男女にはそれぞれ得意な役割がある。船頭多くして船山に上る、運転手と車掌がいるから上手くいく。レーニンは家庭を壊し、後継のスターリンは「これでは戦争に勝てない」と慌てて家庭再建運動を始めた。夫唱婦随は人間の英知であり、その破壊は必ず亡国になる。
ここまで書いたら図書館から「ヴェノナ 解読されたソ連の暗号とスパイ活動」が届いたとの知らせ。2週間しか借りられないので、これまでの「中共崩壊へのシナリオ」は165回でとりあえず休載し、「ヴェノナ」に取り組まざるを得なくなった。慌てて序章と第一章を読んだが、もろに「事実は小説より奇なり」、早川ミステリーよりドキドキ、ヂヂイも興奮、「これでは米国が極秘扱い、門外不出とするわけだ」と納得せざるを得ないほどの内容である。
日本語版は学者4人が翻訳し、監訳は中西輝政先生。目からうろこの連続、次回から本書のキモを10回ほどで紹介したい。
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
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