杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

名探偵コナン 緋色の弾丸

2021年10月29日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2021年4月16日公開 110分 G

世界最大のスポーツの祭典「WSG-ワールド・スポーツ・ゲームス-」の記念すべき東京開催を迎えようとしている日本。
その開会式に合わせて、日本の技術を総結集した、最高時速1,000kmを誇る「真空超電導リニア」が新名古屋駅と東京に新設される芝浜駅間に開通することが発表された。世界からの注目を集める中、名だたる大会スポンサーが集うパーティー会場で突如事件が発生!
企業のトップが相次いで拉致されてしまう異常事態に。その裏には事件を監視する赤井秀一(池田秀一)の姿、そして赤井からの指令を待つFBIの姿があった。コナン(声:高山みなみ)の推理により、15年前にアメリカのボストンで起きた忌まわしきWSG連続拉致事件との関連性が浮かび上がり、当時の事件もFBIの管轄だった事が判明する。果たしてこれは偶然なのか?世界中から大勢の人々が集まる日本で、一体何が起ころうとしているのか?(公式HPより)

 

青山剛昌原作「名探偵コナン」の劇場版24作目は、FBI捜査官・赤井秀一が、シリーズ20作目「純黒の悪夢」以来の登場。さらに、赤井の弟でプロ棋士の羽田秀吉(森川智之)、女子高生探偵の妹・世良真純(日髙のり子)、3人の母親で“領域外の妹”と名乗る謎の女性メアリー(田中敦子)と、“赤井ファミリー”が集結しています。正直、シリーズ全部観てるわけじゃないので、この家族については良く知らないのですが

一方、いつもの少年探偵団のメンバー、歩美(岩居由希子)・元太(高木 渉)・光彦(大谷育江)と阿笠博士(緒方賢一)は今回は出番少な目で、灰原(林原めぐみ)はサポートに回り、眠りの小五郎(小山力也)の活躍も、蘭(山崎和佳奈)が危ない目に遭うこともなかったかな。
後半部は、リニアに乗り込んだ世良とコナンの活躍が目立ちました。今回はリニアが脱線してセレモニー会場に突っ込むという状況で、現実にはありえない最悪な展開の中で、生きているのも奇跡なフィクションならではの結末となっています。

犯人は複数いて、15年前の事件の関係者であり、復讐目的で事件を起こしていますが、結果として的外れな行動だったというオチが

個人的な恨みにしては起こした事件の規模デカ過ぎでしょ

合間に秀吉と彼の恋人の婦人警官との話を挟み込んで一休み的空気感を出していました。でも秀吉さん、プロ棋士らしく、五手で犯人を追い詰める頭脳を発揮して捜査を助けています。

タイトルの緋色の弾丸は赤井がリニアに放った「銀」の弾丸を指すようです。リニアとMRIの共通点である磁力を使ったトリックも興味深かったかな。 クエンチというのも初めて知りました。超電導磁石を冷やすための液体ヘリウムが気化して酸素濃度が下がる事だそうです。


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