バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

２０１６年３月２５日公開　アメリカ　１５２分

バットマン（ベン・アフレック）は、両親の殺害現場を目撃したという過去のトラウマから犯罪者一掃に力を注ぎ、一方超人的能力を持つスーパーマン（ヘンリー・カヴィル）は、その力を人類のために惜しみなく使ってきた。だが、その破壊力の強大さゆえに、スーパーマンは人々からバッシングを受けるようになり……。 シネマトゥデイより


「マン・オブ・スティール」の続編です。
前作は観たけれど既に記憶が曖昧。一度おさらいしてから観ればまだ流れがわかったのかも、と思わされるストーリー展開です。
レックス（ジェシー・アイゼンバーグ）の策略に引っかかったブルース＝バットマンがクラーク＝スーパーマンを悪と決め付けて二大ヒーローの戦いになるけれど、そこにゾッド将軍から生まれた怪物が登場したことで、今度は二人が力を合わせて戦いを始める図。さらに謎の女戦士（ワンダーウーマンって誰？状態）まで登場してはこの映画のテーマはなんだっけ？と首を傾げたくなってしまうという

戦いの連続するスタイリッシュな展開は男性受けする要素ですが、個人的には前作同様つまらなかったなぁ。なので全編倍速鑑賞（だって長いんだもん）セリフやストーリーを味わう作品じゃないし、そんな鑑賞方法でもいいんじゃない
もちろん、バットマンやスーパーマン作品のファンなら、色々なネタを探したり、戦いそのものを楽しむことが出来ると思います。
（ちなみに私はクリスチャン・ベール版「バットマン」でゲイリー・オールドマンが演じたゴードン警部補やマイケル・ケイン演じるアルフレッドが好き）

レックスはコミックではスーパーマンの宿敵として位置づけられているようですが、前作で登場したっけ？更にブルースの会社ともライバル関係にあるらしく、それが二人を戦わせようとした理由になるのかな？
自己顕示欲の塊というキャラなので、自分が誰よりも強く賢いとアピールするために、ゾッド将軍の遺体を使い新たな生物を作って支配下に置こうと考えます。

オープニングが前作のラストから始まるのですが、ブルースの会社のビルが破壊され大勢の犠牲者が出たことで、スーパーマンは正義ではなく人類の脅威だとみなすようになるのです。更にレックスの陰謀でスーパーマンは無実の罪を着せられバットマンの正義感が更に刺激され・・・いやいや、あんたも十分破壊してる気がするんですがと突っ込んでみる。

スーパーマンを倒すためにはクリプトナイトが必需品ということで、レックスが見つけたそれを横取りして槍を作ったバットマンレックスから母親のマーサを盾に脅されバットマンと対峙するスーパーマンですが、彼と戦う気はないので何とか説得しようとしますが、正義パワーＭＡＸ陶酔のバットマンは聞く耳持たずで渋々戦いに突入。ここは戦闘好きにはたまらんシーンですねようやくレックスの企みに気付き仲直り？した二人の前に巨大生物登場！ワンダーウーマン（ガル・ギャドット）も加わって戦いは第二章に突入です。

そんな激闘の最中でも恋人レインの危機を察知し助けに向かうスーパーマン。彼女が取材先で窮地に陥ったり、レックスに拉致られた時も、サーっと飛んできて救ってくれるまさにスーパーヒーロー

彼女が見つけた「「槍」を持って現場復帰した彼はバットマン・ワンダーウーマンと力を合わせて敵にとどめを刺しますが、自らも倒れてしまい・・・え～～？ヒーロー死んじゃうんかい？？

タイトルの「ジャスティスの誕生」とは「ジャスティス・リーグ」の「誕生」を意味するということで、おそらくスーパーマンは復活しますよねそして映画の続編はまだまだ作られる・・・筈。
でもな～～アベンジャーズよりキャラ的にはダークなので、劇場鑑賞はこのシリーズではないかな