土曜日は久々の観劇。
当ブログでも、お知らせさせて頂いておりました『ニシエヒガシエ・・・』。
ONE WAY TRIPから阿形ゆうべが客演させて頂いておりました。
若い!とにかく若い。
とゆうか・・・若い彼らを観て『若い!若い!』と心中で連呼している自分が、
単に、おっさんなだけなんですけどね。
『ああ、僕にもこんな頃があったのだろうか・・』なんて思ったりして。
これは批評でも批判でもありませんが、
世間一般的に若いとゆうことは、何かと未熟であるとゆうことなのだと思います。
ちなみに中年になっても、僕は立派に未熟者ですけど。
でも、そんな自分を人はいとも容易く棚に上げてしまう。
そして若い人達のお芝居を観ては「あーだ、こーだ」と批評する。
他人を批評して、いざ自分が舞台に立つと・・なんともしょぼい演技をするくせに。
それじゃいかんと、いつも自分に言い聞かせてます。
今回の観劇の個人的な収穫は、
客席にて批評に一所懸命じゃなかった自分がいたことです。
芝居に対しての感想は?いやいや、それより自分に対する感想です。
所詮、役者なんて生き物は、客席にいても自分が主役なんです。
いつだって自分のこれからの為に、他人の芝居を観るのです。
頭は勝手に「あーだ、こーだ」と批評し、分析し、自分の演技の肥やしにします。
面倒臭いことは脳みそに任せて、
僕は心で芝居を観ようと。
心で観れば・・やっぱりお芝居の、なんと素晴らしきことかな。
上手いから良いとか、下手だからダメとか、そんなの問題じゃない。
彼らから伝わる何かに、人は自ら勝手に感動します。
クライマックスになれば、客席から鼻をすする音が聞こえてきます。
彼らの舞台の出来に関係なく・・なんて言ったら失礼ですけど、
それでも人は涙するのです。
それが芝居のミラクルです。
ベテランがそこそこ無難な演技をしていても、
心にまったく響かない舞台もあります。
客席のお客さんの大多数は満足してましたよ。
大切なのは思い。
技量も・・・はい、勿論技量はとっても大切ですが。
外部の舞台で乱舞する我が劇団員を見て、
『へ~、ここまで芝居が出来る様になったんや。』と。
ならばもっと上に行って欲しい。
もっと教えたい、
もっと芝居を教えてあげられる自分になりたい、
ならばもっと自分が学ばなきゃ。自分を鍛えなきゃ。
そう思った、日本橋4丁目in→dependent theatre 2ndの客席でした。