田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

10月ロージーNEOとABENO

2019年10月30日 | 日記
昨日と一昨日と、2夜連続でお酒を飲まなかった。
たったそれだけで何だか偉業を達成したような気分です。

で、ちょっと勝ち誇った顔…
という訳ではありません。



上の写真は10/18のライブ前に、
お店の近くのカラオケBOXで撮りました。
ライブ当日に必ず写真や動画が撮れるという訳でもないので、
万が一何も写真がなかった時でもブログなんかに使えるようにと自撮りしてます。
いつも同じようなポース、同じような表情になるので、
そろそろバリエーションに困ってきました。
1パターンもいいけどね。

そんなこんなで、
今日のブログでは10/13ロージーNEOと10/18ロージーABENOのライブを振り返りたいと思います。
が、
振り返ると言っても、
最近なんだかライブのことが言葉や文章にならない。
そもそもの文章力の問題もあるのだけれど、
とにかく言葉や文章にならない。

各ライブの前日や当日は色んなことがあって、
色んなことがある以上に色んなことを思って、
あれこれ考えたり、考えられなかったりで、
「ナーバスです」
なんて言葉で濁している。

ほんと言葉や文書にならない。




10/13 ロージーNEO
【セットリスト】
ラブ
夜走曲
銀色の詩
君が笑う
曖昧なブルー




10/18 ロージーABENO
【セットリスト】
夜走曲
シュールなる夜
ペーパームーン
銀色の詩
曖昧なブルー





まあ、言葉にならないなら無理に言葉にしなくていっか。
またそのうち書きたいように書くようにもなるでしょう。
とにかく一夜一夜のライブが、
自分にとって毎回とても大きな山です。
「ナーバスです」なんて言ってるけど、
お店に入る瞬間に気分は晴れて、
歌っている瞬間も歌い終えてからも喜びが込上げてくる。
どこで歌っていてもお店の方、共演者の皆さんに恵まれております。
感謝の気持ちでいっぱいです。


もっともっと自分を吐き出すように歌いたい。
もっともっと歌おう。



この曲のライブバージョンの動画は初めてかも。
どうぞお聞きくださいませ。

【ライブ】2019.10 ペーパームーン 田中悟


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ハチミツみたいな雨

2019年10月18日 | 日記
「嘘はついてないけど正直でもない」
僕は友人によく言うのだけれど、
その言葉では真意は伝えられない。
ちゃんと説明出来ていない。
いつでも言葉足らずだ。
そして話をはぐらかせては、
結局いつも嘘はついてないけど正直でもない自分になる。



年々弱くなっていくような気がする…なんて内容の文章を、
ひとつふたつ前の記事に書いた。
でもそれは生きているうちに弱さに対する耐性が強くなっているからだ、とも書いた。
つまり強くなっているからこそ、
平気で弱くなれるんだという持論。
これって、
強がりだろうか?


とても弱い。
だけど弱くても平気な自分がいる。

だけど、

なんとかしなきゃと思う訳で、
出来るだけ正直になろうと思うこの頃。

少しずつ顔をあげて。


苦い涙とハチミツみたいな雨
降ったり止んだり
風が吹いたり…


【弾き語り】2019.10 ビードロ 田中悟



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現実は読み飽きた小説より味気ない

2019年10月15日 | 日記
退屈な余白を自分で満たすか、
自分以外の何かに奪われるかで、
幸福度は左右される。
そんな単純なことに今まで気付いてなかった。
その余白は大切な誰かに埋めて貰ったり、
大切な誰かの為に費やすことでも幸福に変わる。
俺は俺の余白を言葉や歌で埋めてるけど…
どうなんだろう?

実は最近小説を書こうとしている、
だけど書けない。というか書かない。
そもそも小説を書くだけの執筆力や我慢強さみたいなものがない。
何よりモチベーションがない。
なのに小説を書こうとしている…どういうことだ。
小説というか、物語のあらすじを雑に考えている。
構想?
いや、ただの妄想。




男は誰にも何も告げず心の中で「人間辞めた宣言」をした。
それ以来、男は真夜中のコンビニで悪魔と会うようになる。
悪魔の姿は男以外の誰にも見えない。
毎晩のようにコンビニの前の公園で、
明け方近くまで悪魔と男は語り合う。
ある日悪魔が男に問いかけた。
「ところでお前の魂は何しに人間世界に生まれたんだ?」
気がつくと男は地下鉄の駅のホームに立っていた。
薄暗いホームの端っこ。
電車が走ってくる。
線路に吸い込まれそうになった、その時、
誰かが男の腕を掴み、男を救った。
男を救ったのは死神だった。
「迎えに来たんだけど、どこに行く?」
電車の中から悪魔が降りて来た。
こうして悪魔と死神と男の旅が始まる。
旅の目的は、
天使を探すこと。


なんて、そんな物語。



現実は読み飽きた小説より味気ない。


【弾き語り】2019.10 ペーパームーン 田中悟




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10/7 かつおの遊び場

2019年10月13日 | 日記


「嫌々やってる訳じゃないけど、楽しいなんて思ったこともない。
だけど、全然楽しめてないのに、それでも大きな喜びがある。そんな音楽活動」


お店のドアを開ける前にね、
正確には地下鉄で移動している時だったか、
家を出る前だったかもよく覚えてないのですが、
上記のようなことをツイートしようかなって思ってたんです。
結局ツイートしなかったけど。
ツイートしなかったことに、とくに理由はなく、
なんとなくタイミングがなかったので、
そのまま自分の中に浮かんだ言葉は、自分の中で消えて行きました。

そんなこんなで
10/7(月)は、かつおの遊び場にてライブでしたが、
終ってみれば、やはりきっちりと大きな喜びがそこにありました。


なんというか、
ほんとライブの日の憂鬱?独特のしんどさが、
年々大きく強くなってきてます。
胃や腸がぐちゃぐちゃになるような感覚、
息が詰まるような感覚、
重たい物体が背中に覆いかぶさってくるような感覚、
何もかもが嫌になって逃げ出したくなるような感覚、
そんな感じ。

でも、
それって生きてて普段から慢性的に付き纏う類の、
普通の…普通の何か、でしかない。
普通の感覚?
普通の感情?
普通って?
日常的にはよくある、ありふれた、平凡な感覚。
生きれば生きるほど弱くなる。
だけど生きれば生きるほど弱さに対して耐性がつく。
だから
「まだまだ弱くなれるぞ、もっと弱くなっても俺は平気やぞ!」
と言わんばかりに弱くなっていく。
困ったもんだ。



この日もほんと素晴らしい夜やった。
この素晴らしさをちゃんと言葉にして表せないのが、ちょっとだけ悔しい。
自分にもう少し言葉を操る能力があればなって、いつも思う。
でもそれが自分、つうことで。

【セットリスト】
ラブ
夜走曲
シュールなる夜
銀色の詩
君が笑う
曖昧なブルー


もっともっと歌おう。
詩を書こう。




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自分の顔を知らない男

2019年10月10日 | 日記
今から15年ほど前のこと。
大阪市内のビジネス街にある某カフェで働いていた。
業界では老舗で有名なチェーン店だ。

当時の僕は自劇団の運営と他劇団への客演をしながら、
バイトを3つほど掛け持ちする日々を過ごし、
エキストラで撮影の現場にも出入りしていた。
バイト後は稽古場へ直行、家に帰ってからは台本を書いたり、
自分の台詞を覚えたり、その他の雑務をこなしたり。
眠るのはいつも真夜中。そして早朝からバイトに出掛ける。
苦労話をしているんじゃない。こんなの苦労でもなんでもない。
ましてや自慢話でもない。
小劇場の役者にとっての普通の日々。
ただただそんな日々が何年も続いていたということ。
やりたいことをやっているけれど、
やろうとしていることは出来ていないし、
やらねばならないことには手が回らない。
焦り、苛立ち、苦悩、減らない負債、そして極度の疲労。

丁度そのカフェで働いていた頃、
肉体的にも精神的にも何度目かのピークを迎えていた。
勤務し出して数ヶ月経つのにメニューが覚えられない。
10代の頃から飲食店での仕事を多くこなして来たのに、
こんなことは初めてだった。
ランチセットの種類は幾つあったか?
カフェオレは?ココアは?サンデーは?
値段も頭に入らない。
何度も繰り返し覚えては、何度も繰り返し忘れてしまう。
日々寝不足で辛いんだけど、
毎朝出勤時間より1時間ほど早く出掛けては、
店の近くの川ベリでメニューのコピーを見つめていた。
「今日こそ覚えよう、今日こそ覚えよう」と思いながら。
あと50分、あと40分、あと30分、あと20分、15分、10分…
何も出来ないまま時間ばかりが過ぎてゆく。
流れる川面は龍の背中のようだった。

出勤時間が近づくにつれ全身が強張る。
歩けば眩暈、立ち止まれば吐き気。
体調を崩しているんじゃないってことは分かっていた。
脳と心が壊れていた。

店があるビルに入る。
まずトイレに行く。
手洗い場で何気なく鏡に目をやった時だった。
「これは誰だ?」
鏡に映る自分の顔を見てゾッとした。
悪魔か、死神か、貧乏神か…冥界から誰かがこちらを覗き込んでいる。
心の悲鳴、悲壮感が鏡から跳ね返って自分の中に入って来る。
最悪のフィードバックだ。
だけど、
こんな感覚はその時が初めてじゃなかった。
ずっと前から知っていた。




僕はあまり鏡を見ない。
見ないのではなく、見ることが出来ない。
本当は写真や映像で自分の姿を見るのも辛い。
自分の顔が嫌いだから?
そんな感覚も多少はあるけど、
それ以上に嫌なのが心の悲鳴のフィードバックだ。
こればかりは嘘をつけない。
俺が俺に助けを求めてくる。
だけどどうすることも出来ない。
救ってやれない…そんな感覚だ。





だけど自分に対して思う。

「鏡を見るのは大切だよ」って。

役者なんだし、
ステージに立って歌うんだし。
つい目をそらしてしまうけど、
少しぐらいは自分の顔をちゃんと真正面から見るべきなんだ。


ベイビー 田中悟
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ドキュメンタリーチック

2019年10月10日 | 日記
最近ドキュメンタリーと称して、
一人呑みの映像と練習の映像を絡ませる企画にはまっております。
最初に作ったのが「たこ焼きとビールと歌と雨」で、
一番新しいものが「銀色の日々、チョリソと詩」です。
基本的にナレーションは無しで、
少しの文字と映像だけの世界ですが、
作っていて楽しいです。



語ったり、文章にしたり、
それもいいけど無言もまたいいもんですね。
これからもちょくちょく撮っていきたいです。
そのうちナレーションも入れるかも。

まったりとご覧頂ければ幸いです(^-^)



【ドキュメンタリー】銀色の日々、チョリソと詩 


【ドキュメンタリー】たこ焼きとビールと歌と雨
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「天才を殺す凡人」を読んで

2019年10月03日 | 日記
久しぶりに本を読みました。
職場の友人が、
「この本、田中さん絶対好きですよ!」
と言って物凄い勢いで貸してくれたことがきっかけです。
普段ほとんど本を読まないのですが、
一気に読んでしまい、
その日のうちに書店で購入し再読。
だって、タイトルがあまりにも魅力的(?)だったので…


『天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩むすべての人へ』(北野唯我)

ネタバレに注意しながら内容を説明すると、
会社の中には(もしくは世の中全般と解釈してもいいかも)、
「天才」「秀才」「凡人」がいる。
でもこれは人間の優劣じゃない(←ここ重要!!)
あくまで
「物事の良し悪しを判断する時の基準の違い」をタイプ別に区分している。
そしてさらに、
天才=創造性
秀才=再現性
凡人=共感性
と解説される。
判断基準が違いが原因で、この3者は相互理解が成立しない。
なので理解、共感が大切なんだと。




で、ここからは自分なりの解釈で話を進めます。

天才=創造性→閃き優先型
秀才=再現性→情報優先型
凡人=共感性→感情優先型

という言葉に置き換えてみました。

それぞれの関係性がもしネガティブに展開すると、

【閃き優先型】
情報優先型に劣等感を与え、感情優先型を困惑させる。
【情報優先型】
感情優先型に劣等感を与えて、閃き優先型に嫉妬を抱く。
【感情優先型】
情報優先型に反発し、閃き優先型に不理解を示す。


逆にそれぞれの関係性がポジティブに展開すると、

【閃き優先型】
情報優先型に刺激を与え、感情優先型をワクワクさせる。
【情報優先型】
感情優先型に説明をして、閃き優先型にチャンスを与える。
【感情優先型】
情報優先型に協力して、閃き優先型を支援する。

というこになるのかな。



タイプ別に分けることで人と人との間に境界線を引くような印象があるけど、
あくまでこの本は相関性を理解した上で境界線を越えていくことの重要性を分かりやすく面白おかしく描いているのだと思った。
(※描いていると書いたのは、実はこの本、ストーリー仕立てになっているからなのである)

最初の方にも書いたけど、もう一度…
判断基準が違いが原因で、この3者は相互理解が成立しない。
なので理解、共感が大切なんだと。

つまり『天才を殺す凡人』というこの衝撃的なタイトルは、
『天才を生かす凡人』ということにもなり得る。
「活かす」ではなく「生かす」であって欲しいと僕は願う。
※タイトルとしては『天才を殺す凡人』の方が明らかにいいと思うけど。

読後にこの記事(https://r25.jp/article/645192431250156302)を読んだのですが、
「僕たちは互いを理解できれば、もっともっとやさしい世界にできるはず」
という著者 北野唯我さんの言葉にも救われました。

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9月のライブを振り返って

2019年10月01日 | 日記
こんにちは。
やっと10月になりました。
でも…
ちょっとは涼しくなった気もしますが、まだまだ暑い。
あーはやく真冬になって欲しい。(←冬好きなので)

そんなこんなで9月は相変わらず夏場の疲れが出てしまい、
なんとか通常運転+ライブが出来ていたものの、
ブログやYouTubeの更新頻度が落ちてしまいました(^-^;
これから涼しくなるにつれ、
少しずつ元気を取り戻したいです。


※9/27のライブ前に撮影

そんな9月でありましたが、
何だかんだで3本のライブに出演させて頂きました。
有難いですm(_ _)m



まずは9/7ロージー祭り。
11周年、総勢15組が出演するというイベントでした。
ここにくれば僕なんてまだまだ若造。
とても勉強になりました。
初めてお会いした方もたくさんいらして、
もの凄く刺激の多い1日でした。

【セットリスト】
夜走曲
曖昧なブルー
色褪せる街




そして9/22はBEA'S CAFEにてライブ。
この日はカバー曲も織り交ぜて。
普段カバーを殆どしないので新鮮でした。
ARBの「クレイジーラブ」を選曲。
少年時代からの憧れのバンドの曲なので懐かしかったです。
でも懐かしい…というか、
むしろ新しい自分が遠くに見えたような気がする、
そんな一夜でした。

【セットリスト】
夜走曲
クレイジーラブ(ARB)
曖昧なブルー
君が笑う
色褪せる街




ラストは9/27ロージーABENOでした。
この日は自分なりに小さな挑戦を…と思い、
新しい歌にも取り組みました。
新しいといっても作ったのは昨年か一昨年。
一度だけライブで歌ったきり歌ってなくて、
あらためてこの日再挑戦しました。
「銀色の詩」という曲です。
これからも歌っていきたいです。
あ、久しぶりにラブも歌いました。

【セットリスト】
ラブ
シュールなる夜
銀色の詩
夜走曲
曖昧なブルー



ちょっと駆け足で振り返った9月のライブ。
10月もライブやブログYouTube、頑張りたいと思います(^-^)
どうぞお楽しみに!

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