火村如来と有栖菩薩

「白い兔が逃げる」の上演場所がお寺だったからか、
火村如来と有栖菩薩…なんて言葉が、
ちょくちょく脳裏を過ぎってました。

火村は己の身心を燃やしながら、
邪と対峙している。
アリスは、その辺の角を曲がったらぽつねんと佇んでいる。
そんなイメージ。

地蔵菩薩は身近な存在としてあちこちにその姿を現すけど、
時には賽の河原へ行き子供を助ける、
またある時は地獄の閻魔として罪を裁く。
※閻魔は地蔵の化身という説がある。

裁く…

アリスは誰かを裁くだろうか？
裁かない気がする。
人の心の深淵に寄り添い、あるがままを観察する。
ただそれだけ。

アリスが閻魔だとすれば、
地獄の閻魔もまた魂の救済に尽力しているに違いないと、
そう思えてくる。
アリスは何も自覚していないだろうけど。


話変わって。


公演が終った翌日の朝、
家を出る前の僅かな時間に１曲出来ました。
一瞬にして歌詞とメロディが。

ライブで歌うには当分時間が掛かりそうですが、
歌詞だけここに記しておきます。
歌詞というか、詩という気がします。



思う

忘れてたこと思い出だして
有難う
悲しいことでさえも
有難う
たまに素直になれたなら
それで充分だと思うよ
たまに優しくなれたなら
それで幸せだと思うよ

哀しみ忘れたら
楽になれるかな
楽になれたなら
少しゆるせるでしょ
たまに強さを取り戻し
たまに自分を奮い立たせ
隣の誰かに優しくして
誰かの優しさに
有難う

たまに素直になれたなら
それで充分だと思うよ
たまに優しくなれたなら
それで幸せだと思うよ

そう思うよ

1/26-27 白い兔が逃げる ２

２日目の朝は初日よりゆっくり起床。
と言っても５時半起きでしたけど(^-^;
なんだか寝てられないんですよ、興奮状態にあったのでしょうね。

ゆっくりと準備して、
入り時間の２０分ほど前に会場に到着しました。
せっかくここまで来たのだからと、
会場入りする前に少しだけ足を伸ばして、
ある場所に向かいました。





天王寺七坂のひとつ源聖寺坂です。
公演会場となる浄土宗應典院本堂の前をそのまま直進するとこの坂に辿り着きます。
ちなみに地下鉄谷町九丁目から浄土宗應典院本堂に向かう途中に、
これまた天王寺七坂のひとつ真言坂もあるんですよ。

今回の作品「白い兔が逃げる」に登場する劇団ワープシアターの面々。
彼らが劇中で演じる芝居が「源聖寺坂」。
有栖川有栖先生の「幻坂」に収録されている作品ですね。


そんこんなで源聖寺坂を後にして会場入り。
前日に３ステやってますけど、
またいちから自分の中で作品を構築します。
体を起こしながら、声を少しずつ出して、
全ての台詞を本番と同じ立ち位置で確認。
これが僕のルーティンです。
客演で参加していると制作面、劇作面での仕事がなく役者に専念出来ますから、
とにかく全ての時間を自分の準備に費やします。


この日１本目のあとに舞台で集合写真の撮影があり、
この機会にと舞台美術の写真も撮りました。





ここからカメラを左に振ったら…



誰かおった。



※出演者集合


２ステージ目もたくさんのお客様にご来場頂き、
大盛り上がりのフィールドワークとなりました。
２日間という短い期間でありましたが、
とても濃厚な５ステージでした。
たくさんの出来事があり、
色んなことを思い、
伝えたいこと、御礼を言いたいことも尽きませんが、
あっという間に時間が過ぎてしまいました。
もの凄いスピードで駆け抜けた公演だったと思います。

言えることは限られてしまいますが…
皆様本当に有難うございました。

またいずれ火村のフィールドワークでお会いしましょう！！

1/26-27 白い兔が逃げる

先週末は有栖川有栖先生原作「白い兔が逃げる」の舞台公演でした。
２日間で５ステージ。
たくさんのお客様にご来場頂き感謝でいっぱいです。
また今回の稽古は自分の体力との戦いでもありました。
なまくらになっちまった…。
でもお陰様で無事に初日に辿り着き、その喜びもひとしおでした。

前日にゲネプロをしての初日。
P・T企画さんのミステリーイベントはレストランや会議室、ホテルの宴会場などが主流で、
当日会場入りしてから現場をチェックしてすぐに本番というパターンが多く、
寧ろそれに慣れているので今回のような劇場公演は新鮮だったりします。
照明や舞台美術もあってテクニカルチームとの切っ掛けあわせや、
舞台監督からのキュー(役者が舞台に出て行く際の合図)など、
普段よりも芝居寄りの現場となりました。
ストーリーも劇団ワープシアターか絡んでくる事件でしたし、
臨場感があって面白かったです。
お客様にもお芝居の現場の雰囲気をお楽しみ頂けていたなら幸いです。


そんなこんなで迎えた初日。
前日の夜までゲネプロをしていたものの、
早朝４時半起床となりました。
１本目が１１時スタートだったので、
出来れば５～６時間前には起きて体の準備をしたいとか思ったので。
日本橋のファミレスでのんびりしながら台本でも読んで…
と思っていたのですが、
お店が閉まっていたので別の喫茶店へ。
結果的にはまたりとした時間を過ごすことが出来ました。


※初日の朝食。

本当は精神的なプレッシャーとか、
緊張や不安を取り除くための行動でした。
前日にゲネプロを行っていても初日は初日。
万全を期して臨みたかったのです。

お陰様で初日の３本無事に上演することが出来ました。
お芝居はなまもの。
どの回をご覧になられても一期一会の世界。
とにかく精一杯演じるだけです。

さすがに３本回しは疲れましたが(^-^;
それもまた嬉しい疲労です。


差し入れ有難うございました！





他にもメッセージを届けて頂いたり、
お客様から元気をたくさん頂きました(^-^)

いつも楽屋のテーブルはケータリングコーナーに納まりきれないほどの、
お菓子や、ケーキでいっぱいになります。

とても幸せです。




次回は２日目のことについて。

「白い兔が逃げる」小屋入り

いよいよ本日が小屋入りとなりました「白い兔が逃げる」。

ここのところちょっとネガティブ？
弱音っぽいツイートが続いてました。

・稽古をしていて昔は出来ていたことが出来なっていると感じることが多い。ああ、駄目だなって。
・正直になれば弱さばかりがこぼれてくる。田中悟が動かない走らない爆発しない。
・ウエイトコントロールはもう無理。やっても成果出ないし、体が傷む。負けを認めた。

など。

でも自分としてはネガティブというより、
むしろポジティブな感覚なんです。

言いたいのは、

・昔は怖くて認めることが出来なかった自分の弱さを認められるようになったのかも知れない。
・まだ行けるはず。難しいねんけど。
・最近はイメージトレーニングでウエイトコントロールする術を会得しようと試みている。

というようなこと。

・加齢・衰え・低下は決して人間としての劣化ではない。むしろ役者としても一人の男としても自然に老けていきたいし良い意味で枯れたい。けどアリス。あと１週間でどれほど若作り出来るだろうか？役作りは若作り。

↑これが一番言いたいことなんだと思う。



実際に体は変化しますね。これは自然の摂理。
アリスと僕は１５歳以上の年齢差があって、
いくら僕が実年齢より若く見える部類の人間だとしても、
この差異は正直大きいです。

実年齢より若く見える部類の人間
実はこれが問題なんですよ。
若く見えるのだったら素直に若い役を演じさせて頂いたらいいんです、理屈としては。
役者としてとても有難いことなんだから。
でも男っていうのは若く見られると嬉しくないもんです、（勿論、人にもよるでしょうが）
僕の人生、１０代後半ぐらいからずっと年下に見られる傾向があって、
２０歳を過ぎても「学生さん？」とか言われる、この屈辱。
「なんで俺は年相応の男(大人)に見られへんねん？」
というコンプレックス。

ああ、これって単なる愚痴ですね。
SNSやブログで、しかも舞台のこと書いているのに愚痴なんて書くのはよくない…
と思っていました、ずっと。
でも、正直になろう。
先述したツイートの抜粋、

・正直になれば弱さばかりがこぼれてくる。

まさにそうです。
でももう弱さを隠さない。
その上で、

・格好つけるのが格好悪いとも思ってたけど、ちょっとぐらい格好つけなあかんなとも思う。弱さを認めたうえで格好つける。ちょっとぐらいイキっとかんと、老け込むには早すぎる。

と考えています。



アリスはとても大切です。
アリスのこと(当然火村のこともね)大切に思っている人が世の中に沢山いて、
そのアリスを演じるのですから、
えげつないパワーが必要なのです。

俺はうまく笑えているか
俺の笑顔は卑屈じゃないかい
俺は誤解されてはいないかい
俺に愛される資格はあるか
俺は決してまちがっていないか
俺は真実へと歩いているかい










読んで頂き有難うございます！
いよいよ明日が本番です。

火村のフィールドワークで会いましょう(^-^)




有栖川有栖原作 白い兎が逃げる

【日程】26(土)11:00／15:00／19:00
　　　　27(日)11:00／15:00　
　　　　※受付 開演45分前　開場 開演30分前
【料金】前売3500円（日時指定・完全予約制）当日4000円
　　　　チケットお申し込みはこちら
【会場】浄土宗應典院本堂
【出演】オオサワシンヤ　田中悟　ことぶきつかさ　
　　　　竹田朋子　原敏一　平本真弓　若月咲弥

真夜中のビー

2019年最初の『第三木曜部』でも無事に新曲発表出来ました。
無事に？
アップテンポで激しい曲が苦手なもんですから、
終止あっぷあっぷしてましたけど。
でもスローな曲であれ何であれ、
そもそも器用には歌えないのでいつもと同じではありました。

新曲のタイトルは「真夜中のビー」
曲のバリエーション、
ライブの流れ、
そんなものに少しずつ変化が生まれることを願って、
今年も曲作りに励みたいと思います。




真夜中のビー

胸騒ぎ 浮かぶ情景 切り刻む日々
臆病に立ちすくむ 藍色の風ばかり

あなたは暗闇の女王蜂みたい
俺は鈍く光る水に群れるだけのハチ

無理なものは無理さって言っても
怒らないでね
どうせこのまま知らないどこかへ
飛んで行くだけだから

あなたの髪の毛の
長さとやかく言う権利
どうせこのまま知らない誰かに
譲らなきゃならないんだろう？

真夜中のビー

ふたつめの鍵は逆さまに落として消えた
月に吼えてみても足早に夜は過ぎる

時々思うのさ情熱などないと
あきらめ悪いだけ毒針刺さってるのに

無理なものは無理さって言っても
怒らないでね
どうせこのまま知らないどこかへ
飛んで行くだけだから

あなたの唇の
熱さとか冷たさとか
どうせこのまま知らない誰かに
くれてやるだけだから

思い出なんてない
けど今しかない訳じゃない
光求め飛ぶように堕ちる
虫ケラみたいな愛情

真夜中のビー

胸騒ぎ 浮かぶ情景 切り刻む日々
臆病に立ちすくむ 藍色の風ばかり
藍色の風ばかり
アスファルトに散ったビー





【1/17セットリスト】
ラブ
夜走曲
真夜中のビー
君のそばに

1/17 『第三木曜部』

先週は今年最初の『第三木曜部』でした(^-^)


※トークコーナー


※たいにーさん。この日はウクレレでの弾き語りでした♪


今年最初のゲストは、ぽよんきっくたいにーさん。
『第三木曜部』ご出演３回目となります。
３回目？
実はもっとたくさん出て頂いていると思ってたんです。
それだけ印象が強いということなんでしょうね。
毎回安定したライブとトークで、
イベントを盛り上げて頂き感謝でいっぱいです。
トークコーナーでもパワー全開となりました。
なんか会場にエネルギーが充満していた感じです(^-^)


いよいよ３月でファイナルを迎えることとなった『第三木曜部』ですが、
１回１回いつもと同じテンション、楽しさ、温かさで走り抜けたいと思います。
楽しく笑って、飲んで、食べて、お喋りしましょう♪



次回ゲストは初登場のギタリスト北田ようすけさんです。
ここに来ての新しい出会いに感謝です。
どうぞお楽しみに！


ことぶきつかさ・田中悟の『第三木曜部』

毎月第３木曜日、毎回多彩なゲストを迎えお届けします。
楽しいトークやライブをどうぞお楽しみに♪

【日時】2/21(木)19時オープン19時半スタート
【料金】1500円(1ドリンク込み)
【会場】かつおの遊び場　
【出演】ことぶきつかさ 田中悟 cookie ゲスト:北田ようすけ

↓2018年8月の動画です！

1/11 ロージーABENO

先日はロージーABENOにて今年最初のライブでした。


※ライブ写真、動画など今回は撮る機会を逃してしまいました(^-^;

年末年始はまった弾き語りの練習をせず、
歌わずギター触らずの日々。
年が明けて４日にゲッティングベターでたいにーさんのオープンマイクに参加してから、
練習を再開しての本番となりました。


個人的なこと。
自分にだけ分るような細かいこととしては、
去年までの反省点を少しはクリア出来ていたかな？
という手応えがありました。
集中力とかリラックスとかそんな細かいところなんですけど、
やっぱりそんな細かいところって大事ですね。


【セットリスト】
１ ビードロ
２ 夜走曲
３ 君のそばに
４ ベイビー
５ ラブ
６ 色褪せる街

いつも「ラブ」から歌い始めるのですが、
今年から少し変化を…なんて思って、
「ビードロ」から始めました。
去年の中盤あたりから選曲が固まりつつあったので、
あまり歌ってない曲を選びました。
実は「ラブ」は歌わないつもりでいたのですが、
３０分枠が４０分になったので、
急遽「ラブ」を入れました。
やっぱりこの曲は歌うべきですね。

でも、「ラブ」を入れたことにより、
全体的に“静”のイメージが強まったかな？とい印象でした。
「今年はもっと激しい曲も歌います」
と、ちあきママに宣言したのでありました。


そんなこんなで2019年のライブ活動もスタートしました。
今年は自分に変化をもららしたいと思ってます。

次回ライブもロージーABENOにて。
頑張ります！！


ロージーABENO

【日時】2/11(月)19時オープン19時半スタート
【料金】2000円(2ドリンク付)
【場所】ロージーABENO
【出演】Ｈ２　田中悟　美果　はや

白い兔が逃げる ラジオ

先日は「白い兔が逃げる」がラジオで紹介されました！
大阪府八尾市にあるコミュニティFM、
FMちゃお「梨田いづみのふりぃだむ☆れでぃお」に、
演出・脚本のめぐさん、制作の丹原さん、そして出演者代表つかささんが出演♪


オンエアはFMちゃお　FM79.2MHz
1/16(水)14:00～14:30　※再放送は19(土)21:00～21:30
1/23(水)14:00～14:30　※再放送は26(土)21:00～21:30

梨田いづみのふりぃだむ☆れでぃお(2019年1/16・1/23放送)
https://freshlive.tv/cyao792/259104


↑上記アドレスをクリックして頂くと、
放送日にお聞きになれない方でもご視聴頂けます。
ご視聴？
そう、ラジオ放送に先駆けてネットで生配信し、
その動画はいつでもどこでもネットで閲覧して頂くことが可能なのです。
僕はもう何回観ただろうか？(^-^;
ラジオ局のブースで話をしている３人の姿が新鮮でした。


それと…

1/23(水)放送分では「白い兔が逃げる」の他にも、
僕が作詞作曲をしてcookieさんに提供した「パプリカを探せ」という曲も流して頂きました。
自分のSNS意外の媒体で聞くととても新鮮で、なんかドキドキしてしまいました。
つかささん作曲の「首振り人形」も流れます。
是非お芝居の話題と一緒にお楽しみください。



有栖川有栖原作 白い兎が逃げる

【日程】26(土)11:00／15:00／19:00
　　　　27(日)11:00／15:00　
　　　　※受付 開演45分前　開場 開演30分前
【料金】前売3500円（日時指定・完全予約制）当日4000円
　　　　チケットお申し込みはこちら
【会場】浄土宗應典院本堂
【出演】オオサワシンヤ　田中悟　ことぶきつかさ　
　　　　竹田朋子　原敏一　平本真弓　若月咲弥

白い兔が逃げる 稽古

「白い兔が逃げる」稽古が着々と進んでおります。






※以上３枚、Ｐ・Ｔ企画さんブログより


昨年９月に上演された作品ですが、
残念なことに最終日が台風のため中止となってしまいました。
たくさんご予約を頂いていたにも関わらず、
お楽しみ頂くことが出来ずにに関係者一同とても申し訳ない気持ちでおりました。

が！

思っていたよりも早く再演が決定。
再演？
というか…推理イベントとして上演されるこの作品、
僅かな期間を経て細かくアレンジが施されております。
なので前回参加して頂いた皆様にも再度推理にチャレンジして頂ける内容となっております。
でもストーリーは同じという摩訶不思議な改訂版。
出演者も新鮮な気持ちで稽古を積み重ねております。

火村准教授のフィールドワークで、
推理をお楽しみください☆


1.12稽古場風景





有栖川有栖原作 白い兎が逃げる

【日程】26(土)11:00／15:00／19:00
　　　　27(日)11:00／15:00　
　　　　※受付 開演45分前　開場 開演30分前
【料金】前売3500円（日時指定・完全予約制）当日4000円
　　　　チケットお申し込みはこちら
【会場】浄土宗應典院本堂
【出演】オオサワシンヤ　田中悟　ことぶきつかさ　
　　　　竹田朋子　原敏一　平本真弓　若月咲弥

1/4『たいにーと遊びまSHOW』

1/4(金)は、たいにーさんの『たいにーと遊びまSHOW』で塚口ゲッティングベターへ。
オープンマイクにも参加しました。

12/22に歌ってから年末年始は全くと言っていいほど歌わずギターも弾かず。
当日に軽く練習することもなくお店へ。
オープンマイクとは言え、
人様の前で歌うとなると緊張感もあります。
今までなら練習や準備をせずに歌うなんて、
あまりなかったんですけど、
今年のテーマはゆったりのんびり♪
ということで、
気負わずリラックスして臨みました。




ラブ
夜走曲
色褪せる街

久しぶりに歌いましたが、
思っていたより声も楽に出て嬉しかったです。
終止リラックス出来たのは、
たいにーさんのイベントであることや、
ゲッティングベターの温かい雰囲気によるところも大きいと思います。
この調子でなるべく力みをとって、
スムーズに歌えることを目指していきたいです。



新年恒例の書初めも行われました。
新年早々…ふざけてます(^-^;
↓



お陰様で穏やかで優しい歌いはじめとなりました(^-^)