田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

やっぱり、あれ

2023年12月31日 | 日記
12/31ということで今年を振り返ってみた。しかし記憶が乏しい。マジで思い出せない。印象としては何もない1年だったなということ。それってちょっと悲しいけれど、マジでそんな感覚だ。

そこでブログを見返してどんな1年だったかを確かめてみることにした。
とりあえずライブに関して言えば、
ブッキング 43回
イベント  6回
という内訳だった。(多少の誤差があるかも知れない)
そして自分自身の年間観客動員数は1名だった。平均して約0.2名なので実質0だ。今年だけではなくてここ数年そんな感じだったし弾き語りを始めてまだ10年ほどだからキャリアの殆どがそんなアベレージだと自覚している。
イベントではお客様との交流も出来たけど他の出演者さんとの共通の知人だったり同業のミュージシャンだったりする。とにかく今年のブッキングでのお客様は一人だった。しかもその一人はライブに行く途中の電車の中でたまたまた知り合った見ず知らずの青年だった。ひょんなことから車内で会話をしてそのままライブに来てくれたのだった。それはそれでなんだか凄いことだけれど。(※2/17 人生の途中 参照





先日、来年の目標を聞かれて「あれを達成すること」と答えた。勿論、阪神タイガース岡田監督の「あれ」にあやかってそう答えた。来年の目標と聞かれて「せめて二人以上のお客さんに来て貰えるようになりたい」なんて言えない。マニアックなこのブログだから書けるのだ。

実際「せめて二人以上のお客さんに来て貰えるようになりたい」というのが目標ではない。まず「来て貰いたい」が間違っている。それじゃお客さん次第だし、自分のライブが常に無観客なのはお客さんが来てくれないからだという論法になる。責任転嫁だ。全ての原因と責任は己にある。つまり田中悟には人を惹きつけるだけの魅力がないのだ。なので目標とすべきは「お客様に来て頂けるアーティストになる」ということになる。動員や売り上げは結果でしかない。原因はすべて自分にあると心得たい。

ではどうすればそうなれるのか?
ということになる。

自分に足りてなくて絶対に必要な要素がある。それを身に着けて具現化することが必要だと考えている。とても難しいがやるしかない。
ただその絶対必要な要素については具体的には言えない。言い渋るわけではなくて本当に言語化するのが難しいのだ。だからやっぱり「あれ」ということになる。



皆様、今年も一年有難うございました。
全力で「あれ」を目指しますので来年も何卒よろしくお願い致します。









【LIVEスケジュール】
ロージーABENO
【日時】12/31(日)18:00オープン 19:00スタート
【料金】3,000円(600円までのドリンク1杯付き、お菓子・おつまみ食べ放題)
【場所】ロージーABENO
【出演】H2 亀井岳彦 おこめチャン 中山美歌 きりん 田中悟 う~さん ヒロワッツ
瓢箪山MK2
【日時】1/13(土)18時オープン19時スタート
【料金】チャージ800円+1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】BABU RanoRaraku 田中悟 毛玉 Keiji
ロージー心斎橋NEO
【日時】1/14(日)19時オープン19時半スタート
【料金】2,000円(別途オーダー要)
【場所】ロージー心斎橋NEO
【出演】田中悟 他
総持寺チェンノガット
【日時】1/20(土)※詳細未定
【料金】ノーチャージ(別途2オーダー要) 投げ銭あり
【場所】総持寺チェンノガット
【出演】田中悟 他
ロージーABENO
【日時】1/27(土)19時オープン19時半スタート
【料金】2,000円(別途オーダー要)
【場所】ロージーABENO
【出演】うさみみスタウト 田中悟 松阪崇久 ブルーフレーム2号
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ごっちゃんです

2023年12月30日 | 日記
YouTubeを観ながら酒を飲むというか酒を飲むついでに惰性でYouTubeを観るというのが唯一の娯楽のような生活をかれこれ十数年ほど過ごしている。

最近ハマってしまいチャンネル登録までしてしまったのが相撲部屋のちゃんこ料理を紹介をしているYouTubeだ。豪快かつ繊細な料理を大量に作って大量に食べる力士達の姿は圧巻だ。しかし豪快に食べているというのは一般人から見たお相撲さんへのイメージであって実際のところ彼らは体を大きくするが為に苦労しながら頑張って食べていることを知った。頑張るどころではなく無理して努力して食べているのだった。そして若い力士達は口を揃えて「食べないと痩せてしまう」と言う。限界まで食べて体重を量っては「○Kg増えた!」と悦び、猛稽古を終えた後には「○Kg減った」と意気消沈する。そしてまた限界までちゃんこを食べて就寝間際に夜食を流し込むのであった。

ここでふと考えた。
人間には「痩せてしまうから食べなきゃ」と思っている人と「太ってしまうから食べちゃ駄目」と思っている人の二種類が存在する。そして前者は「痩せてしまった」と嘆き、後者は「太ってしまった」と嘆いている。両者に共通するのは努力がなかなか報われず、逆に危惧していることが実現しがちであるということだ。

そこで前回のブログに書いた「予言の自己成就」である。
我ながら上手く繫がったと思う。





希望や願望はなかなか達成されないが不安は的中してしまう傾向が強いような気がする。少なくとも自分の人生を振り返るとそうだ。悪い予感ほどよく当るのである。

そこである実験を思いついた。
「あかん、これ食べたら痩せてしまう。食べれば食べるほど痩せてしまう、でも好きなだけ食べてしまう。どうしよう食べれば食べるほど痩せてしまう」
という不安を抱きながら好きなだけ食べていたら結果的に痩せてしまうのではないだろかという実験だ。そんな実験をする気はないけど。

これを応用すれば少しは明るい人生になるかなという妄想を年の瀬12月30日にしている、そんな人生。









【LIVEスケジュール】
ロージーABENO
【日時】12/31(日)18:00オープン 19:00スタート
【料金】3,000円(600円までのドリンク1杯付き、お菓子・おつまみ食べ放題)
【場所】ロージーABENO
【出演】H2 亀井岳彦 おこめチャン 中山美歌 きりん 田中悟 う~さん ヒロワッツ
瓢箪山MK2
【日時】1/13(土)18時オープン19時スタート
【料金】チャージ800円+1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】BABU RanoRaraku 田中悟 毛玉 Keiji
ロージー心斎橋NEO
【日時】1/14(日)19時オープン19時半スタート
【料金】2,000円(別途オーダー要)
【場所】ロージー心斎橋NEO
【出演】田中悟 他
総持寺チェンノガット
【日時】1/20(土)※詳細未定
【料金】ノーチャージ(別途2オーダー要) 投げ銭あり
【場所】総持寺チェンノガット
【出演】田中悟 他
ロージーABENO
【日時】1/27(土)19時オープン19時半スタート
【料金】2,000円(別途オーダー要)
【場所】ロージーABENO
【出演】うさみみスタウト 田中悟 松阪崇久 ブルーフレーム2号
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予言の自己成就

2023年12月26日 | 日記
「予言の自己成就」というものを知り、妙にその言葉に惹かれてしまった。

「予言の自己成就」を自分なりの解釈で説明すると「予言をしたら予言を成就させる為に自ら行動に移してしまう」となる。たぶん間違った解釈ではないと思うけれど人により解釈は色々とあると思う。心理学的、社会学的に言えばまた定義は変わってくるはずだ。とりあえず自分なりの解釈としては「成就する」ことよりもまず「成就に向けて自らが動き出す」ということに魅力を感じた。動き出せば成就する可能性は必然的に高くなるはずだ。





先週少し面白い体験をした。
12/17(日)にライブがあったのだがその3日ぐらい前から急に喉の調子が悪くなりかなりの苦戦を強いられていた。ライブ当日には更に状況が悪化しお店に入ってからもどんどん喉が乾燥していくのが分るほどだった。そんな状態で自分の出番を待っていたのだが、その時ほぼ無意識のうちに「喉が治った」「無事に歌い切ることが出来た」「今日のライブでちゃんと声が出て良かった」と心の中で暗示をかけている自分に気付いたのだった。「歌い切れますように」とか「声が出ますように」ではなく完了形で自分に言い聞かせていたのだ。

この自己暗示法は20代の頃に仕事で大きなプレッシャーを感じた時に偶発的に生まれたジンクスのようなもので、仕事の前段階で「全てが上手く行った」「完璧に仕事が出来て良かった!」と自分に言い聞かせながら実際に何度か山場を乗り越えた経験から来ている。
勿論思うだけでは達成されないが自分なりにやるだけやって、それでも不安が拭えない時にそうやって自己暗示に掛けて凌いでいたのだった。

そんなこんなで12/16(日)のライブは何とか乗り切ったのだけどその後が更に大変なことになった。翌日の月曜からまったく声が出ない。普通に喋ることもままならないほど喉を痛めてしまったのだった。更にそんな時に限ってなぜだか急に知覚過敏になり常温の水を飲んでも激痛が走り頭痛にも悩まされるほどの体調不良に陥った。しかも週末の12/23(土)にはまたライブが入っている。
そこでまたあの自己暗示が始まる。「歯の痛みが消えて良かった」「喉が完全に治った」「土曜のライブを無事に歌いきることが出来て嬉しい」と思い続けてみることにしたのだった。すると水曜日頃には歯の痛みが消えて、木曜、金曜、と徐々に声が出るようになり、12/23(土)のライブも何とか無事に歌い切ることが出来たのだった。

まさに「予言の自己成就」だ。

思い込みと現実的な結果との因果関係ははっきり証明出来ないけれど、あらためてこの自己暗示法は使えるかもと思った次第だ。
ただの偶然と言えばそうなんだけど。




12/17(日)総持寺チェンノガットでのライブ。(MitchさんのYouTubeより)


12/23(土)瓢箪山MK2でのライブ。(MK2さんのYouTubeより)










【LIVEスケジュール】
ロージーABENO
【日時】12/31(日)18:00オープン 19:00スタート
【料金】3,000円(600円までのドリンク1杯付き、お菓子・おつまみ食べ放題)
【場所】ロージーABENO
【出演】H2 亀井岳彦 おこめチャン 中山美歌 きりん 田中悟 ヒロワッツ
瓢箪山MK2
【日時】1/13(土)18時オープン19時スタート
【料金】チャージ800円+1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】BABU RanoRaraku 田中悟 毛玉 Keiji
ロージー心斎橋NEO
【日時】1/14(日)19時オープン19時半スタート
【料金】2,000円(別途オーダー要)
【場所】ロージー心斎橋NEO
【出演】田中悟 他
総持寺チェンノガット
【日時】1/20(土)※詳細未定
【料金】ノーチャージ(別途2オーダー要) 投げ銭あり
【場所】総持寺チェンノガット
【出演】田中悟 他
ロージーABENO
【日時】1/27(土)19時オープン19時半スタート
【料金】2,000円(別途オーダー要)
【場所】ロージーABENO
【出演】うさみみスタウト 田中悟 松阪崇久 ブルーフレーム2号
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続・浦島太郎

2023年12月25日 | 日記
以下は先日Xにポストした文章。

『やばいな、年取ってきたと最近よく思う。今更じゃないし年を取るのも悪くない。いつまでも心の指針が10代20代ぐらいのままなのでギャップがしんどいんやな。あの頃欲しかったものを今も求めている。気持ちが若いと言えば聞こえが良いかも知れないがバランス取るのがしんどいこの頃。』

核心を突いているように思う。
言語化するのが難しいけど今の自分が抱えている問題の本質はつまりこういうことだろうと思う。ついついここ最近のブログで深堀りしているうちに幼年期まで遡ってしまったけれど、今の自分が抱えている問題は10代20代の自分が抱えていた問題の延長上にある。もう30年~40年近くずっとひとつのテーマに取り組んでいたのだ。手段はそのつど小さな振り幅で変化はしているけれど。

いつぞやのブログに「いつまでもピーターパンではいられない」と書いたけど、今の心境を率直に言うなら「まるで浦島太郎になった気分だ」ということになる。竜宮城のような楽しい場所に滞在していた訳でもないし玉手箱もないけれど。この場合、玉手箱はあったほうが良いのか?それともないほうが良いのか?あったらあったで一気に肉体的なタイムラグが消えてしまうが、なければ暫くずっとこのままだ。どちらが良いのか正直分らない。

意識が10代~20代ぐらいのまま止まっているせいなのか僕は実年齢よりも若く見られる。自分ではそう思わないが他者からは「若く見られる」のである。50歳をとっくに過ぎているのにどこか子供っぽいのかも知れない。若く見られることがずっとコンプレックスだった。若い頃から実年齢より下に見られることが本当に嫌で正直なところ馬鹿にされているような気分になってしまう。だからと言って大人が大人ぶるのも変だし実にやっかいなコンプレックスだ。





玉手箱を開ける方法があるとすれば今までの全てを消し去ることかも知れない。当時から抱えていた問題や掲げていた理想を捨て去れば過去の記憶から開放されそこに何もない初老の男が一人現われるはずだ。それが良策かどうかは分らない気けれど。

あるいはまだまだ諦めずに続・浦島太郎のシナリオを考えてみるか?









【LIVEスケジュール】
ロージーABENO
【日時】12/31(日)18:00オープン 19:00スタート
【料金】3,000円(600円までのドリンク1杯付き、お菓子・おつまみ食べ放題)
【場所】ロージーABENO
【出演】H2 亀井岳彦 おこめチャン 中山美歌 きりん 田中悟 ヒロワッツ
瓢箪山MK2
【日時】1/13(土)18時オープン19時スタート
【料金】チャージ800円+1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】BABU RanoRaraku 田中悟 毛玉 Keiji
ロージー心斎橋NEO
【日時】1/14(日)19時オープン19時半スタート
【料金】2,000円(別途オーダー要)
【場所】ロージー心斎橋NEO
【出演】田中悟 他
総持寺チェンノガット
【日時】1/20(土)※詳細未定
【料金】ノーチャージ(別途2オーダー要) 投げ銭あり
【場所】総持寺チェンノガット
【出演】田中悟 他
ロージーABENO
【日時】1/27(土)19時オープン19時半スタート
【料金】2,000円(別途オーダー要)
【場所】ロージーABENO
【出演】うさみみスタウト 田中悟 松阪崇久 ブルーフレーム2号
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解脱

2023年12月19日 | 日記
もしも謎解き脱出ゲームに釈迦が現れたらどうなるだろうか。

釈迦「謎を解きたい、脱出したい、ゲームに勝ちたい、そんな執着から苦が生まれるのです。その執着を捨てて二度とこのゲーム参加せず解脱しましょう」
スタッフ「ちょっとお客様」

となって釈迦は謎解き脱出ゲームを強制終了させられそうだ。
今度はそこにイエスが現われる。

イエス「あなた達の謎解きをすべて私が背負いましょう。私を信じれば脱出出来ることを約束します。さあ迷える子羊達よ私について来なさい」
スタッフ「ちょっとお客様」

イエスは出禁になりそうだ。





それはさておき。

「何かをしたい」から「何もしたくない」に変わったのはいつ頃からだろうか?
生きていく上で普通にしたくないこともしてきたし、したいことにも取り組んできた人生だったと思う。一応ここまでは。
正直に自分の心と向き合って心の声に耳を傾けると「本当は何もしたくない」という言葉が聞こえて来る。だけど「何もしない訳にはいかないでしょ?」と理性が口が挟む。すると「何もしないというのは何かをするためだ」と心が言う。何かをするために何もしないってどういうことだろうか?自分で自分の心が分らない。

何もしたくないとは言え実際には色んなことをしている。生活に関わることは勿論として今では音楽がそれだ。しかも結構無理してでも強引に活動をしている。それは音楽がしたいからに他ならないはずだ。違うのだろうか?

「明日で世界が終るとしたら何をしますか?何の制限もなくやりたいことが出来るとしたら何をしますか?それがあなたの本当にやりたいことです」
という類の論法はあまり好きじゃないけれど一理あることは確かだ。なぜあまり好きじゃないのかというと個人的にその答が「何もせず静かにしていたい」となって何もかもが終ってしまうからだ。質問が悪いのではなくて自分の答えに自分が戸惑ってしうまうのだ。

「何もせず静かにしていたい」とはつまり「解脱したい」ということだと自分なりに解釈している。

幼少から求め続けている「静かな場所で安らぎたい」というのは実は涅槃のことではないだろうか。だとすれば無理だ。到底悟れそうにない。それどころかこの世の諸々にとらわれて繋縛(けばく)に苦しんでいる。生まれてすぐに解脱したいと思うならなんでわざわざ現世に出てきたの?ってことにもなる。何か現世でしたいことがあって生まれて来たんじゃないの?それとも本気で輪廻を終らせようとでも思っているのだろうか。

先述した通り「何もしないというのは何かをするためだ」とも思っている。
じゃあ何がしたいんだ?
突き詰めるべきはそこってことになる。








【LIVEスケジュール】
瓢箪山MK2
【日時】12/23(土)18時オープン19時スタート
【料金】チャージ800円+1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】田中悟 チュウ 納ゆきえ 郷原幹樹 アッサンズ・ラブ
ロージーABENO
【日時】12/31(日)18:00オープン 19:00スタート
【料金】3,000円(600円までのドリンク1杯付き、お菓子・おつまみ食べ放題)
【場所】ロージーABENO
【出演】H2 亀井岳彦 おこめチャン 中山美歌 きりん 田中悟 ヒロワッツ
瓢箪山MK2
【日時】1/13(土)18時オープン19時スタート
【料金】チャージ800円+1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】BABU RanoRaraku 田中悟 毛玉 Keiji
ロージー心斎橋NEO
【日時】1/14(日)19時オープン19時半スタート
【料金】2,000円(別途オーダー要)
【場所】ロージー心斎橋NEO
【出演】田中悟 他
総持寺チェンノガット
【日時】1/20(土)※詳細未定
【料金】ノーチャージ(別途2オーダー要) 投げ銭あり
【場所】総持寺チェンノガット
【出演】田中悟 他
ロージーABENO
【日時】1/27(土)19時オープン19時半スタート
【料金】2,000円(別途オーダー要)
【場所】ロージーABENO
【出演】うさみみスタウト 田中悟 松阪崇久 ブルーフレーム2号
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諸法無我

2023年12月16日 | 日記
自分とは何だ?

どこで生まれ、どんな名前をつけられ、どんな環境で育ち、どんな経験をして、何を欲し、何を拒み、何を思い生きているのか。そんな諸々が構成要素となり現実世界に実在する自分が構築されている。しかし別の見方をすればそれは仮の自分であるとも言える。仮我(ケガ)である。自我またはエゴともいう。
では仮我を排除した時に何が残るのか?そこにあるのが真我であり、これこそ真の自分だ。





ここ暫くのブログであらためて実感したのは「幼少期に抱いた悩みは環境や境遇や生い立ちが原因ではなく生来のものかも知れない。だとすればカルマだ」ということ。(※12/12 だとすればカルマ 参照

物心ついた頃に感じた「苦」とは即ち自分(仮我)に対する「違和感」のことではないだろうかという自己分析に至った。環境や境遇に対して苦を感じていたのではなく仮我を受け入れ難かったことが根本的な苦の原因ではないだろうかということだ。仮我=自分ということに納得がいかずそれを強く拒絶していた。そこから苦が生じていたのではないだろうか。

確かに幼少からあらゆることが受け入れ難かった。どうりで親をはじめとする大人達や世間と折り合いがつかなかった訳だ。しかし生きていく為には仮我を受け入れなくてはならない。仮我と自分を少しずつすり合わせる努力もそれなりにはしていたのだと思う。しかしそれは屈辱的な妥協であり真我を否定することでもあり心を深く傷つける行為でもあった。かと言って仮我を完全否定すれば親や周囲の人間を悲しませることになりこれはこれで良心の呵責となる。だからこの世は一切皆苦なのである。救いがない。やがて仮我に侵食され心身が衰弱していくのである。

しかしその一方で仮我を楽しむ生き方があることも知っている。違和感がなければ幸せな人生なのだと思う。そんな人生に憧れもあったしそのように振舞った時期もあった。結局は仮我と真我のどちらを選ぶのかということになるのだろうか。その際そこに自由意志があるのかどうかは分らないけれど。映画「マトリックス」の世界のようだ。


真我を忘れ仮我を演じきることが人として大切なのか、
仮我に染まらず真我を追求することが人として大切なのか、
どちらも大切なのか、
どちらもただの思い過ごしなのか。


もし真我に辿り着いたとしてもそこで尚も疑問が生じる。
なぜ生まれて来たのか。何をしに人間界に来たのか。
芝居?音楽?
それとも何だろう。
初老に差し掛かり今もまだ違和感だらけだ。
いや、ここにきて漸くその違和感に気付いたのだ。






【LIVEスケジュール】
総持寺チェンノガット
【日時】12/17(日)17:40オープン 18:10スタート
【料金】ノーチャージ(別途2オーダー要) 投げ銭あり
【場所】総持寺チェンノガット
【出演】ふじたけいすけ(from神奈川) 田中悟 晴 まゆりん Mitch ばたやん テルマエ立川
瓢箪山MK2
【日時】12/23(土)18時オープン19時スタート
【料金】チャージ800円+1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】田中悟 チュウ 納ゆきえ 郷原幹樹 アッサンズ・ラブ
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七歳の地図

2023年12月15日 | 日記
生まれて初めて家出を試みたのは小学一年生の時。勿論、未遂で終っている。
「とにかくもう学校や家には帰りたくない」
だけど自由になれなかった六歳の夜だった。
その後一人暮らしをしたいと母親に申し出てこっぴどく叱られて、ならば家を燃やしてしまおうかと思ったのが小学二年生。ライターに火を付けたところで思いとどまった。
「ちっぽけな俺の心に空っ風が吹いてくる」
センチなため息をついた七歳の地図だった。
しかし尾崎豊のデビューはずっと後のことである。

やがて野球に没頭することで幾分心は救われた。しかし当時から性格的問題があった。監督やコーチに物申して確執が生じチームメイトとも喧嘩ばかりの日々。中学になっても同じ。教師とは揉めてばかり。野球部内でも喧嘩ばかり。それなりに野球に対しては一生懸命だったので周囲から見れば真面目な優等生の様に見えていただろうし実際に真面目と言えば真面目だった。決められたルールは守るというのが主義だったけど、それは大人に意見するための免罪符のようなものだと捉えていた。ルールを守らないのが大人だってことを幼少の頃から実感していたからだ。
そしていよいよ十四歳になって本家「15の夜」「十七歳の地図」を聞くことになる。

しかしその前に聞いたのがARBだった。




淋しい街から

おふくろが嫌いになったんじゃない
この家が嫌になったんじゃない
今はただこの灰色に褪せた
街を出て行きたいだけ

昔小さい頃の思い出は
右へ左へと街をかけめぐった
今もあの川は流れてるけど
俺は別に流れてゆこう






一人暮らしを断念した七歳の夜から七年経ってやっと十四歳になった。
「中学を出たら働くことが出来る」
静かに安らぐためには家を出ることが必須だったのだ。寂しいけれど淋しい街から出てゆきたいだけだった。

そしてこの頃から詩を書きたいと思った。
出来れば曲にしたいとも思った。
でも歌えるとは思っていなかった。詩も曲も作れなかったけど何より歌が一番苦手だったからだ。なのに歌を作って歌いたいと思ったのだから矛盾している。そしてここから長い苦しみが始まることになった。歌を作ることと歌うことは自分にとって苦行だ。なのに安らぎを求めて今も続けているのだから、やっぱり矛盾している。









【LIVEスケジュール】
総持寺チェンノガット
【日時】12/17(日)17:40オープン 18:10スタート
【料金】ノーチャージ(別途2オーダー要) 投げ銭あり
【場所】総持寺チェンノガット
【出演】ふじたけいすけ(from神奈川) 田中悟 晴 まゆりん Mitch ばたやん テルマエ立川
瓢箪山MK2
【日時】12/23(土)18時オープン19時スタート
【料金】チャージ800円+1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】田中悟 チュウ 納ゆきえ 郷原幹樹 アッサンズ・ラブ
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少年記

2023年12月13日 | 日記
「もしかしたらこの悩みは生来のものかも知れない。だとすればカルマだ」
というところまで前回のブログで辿り着いた。

それが正解かどうかは分らないが正解かどうかはあまり重要ではなくてカルマなんだと思うことが今の自分にとって重要なのだ。環境や境遇や生い立ちに原因がないとすればもう悩んでもしょうがないってことになる。だからこそのカルマだ。

しかしカルマって孤独でやるせない。されど孤独に苦しむからこそのカルマだ。それは例え幼児であっても少年であっても同じこと。これは親にも周りの大人達にも理解出来ない領域だ。

幼年期のことはもういいとして少年期。

11/27 逃走迷路」でよく見る夢の話を書いた。芝居、音楽、仕事の夢にうなされる毎日だがもうひとつよく見る夢のパターンがある。それは少年野球の夢。しかし夢の中の自分は少年ではなくてなぜかいつも決まっておっさんになった今の自分だ。日曜日の朝、野球の試合に行かなければならないがユニフォームがない。必死になって探していると箪笥やスポーツバックの中からユニフォームが出てくる。しかしそれは正規の物とは違うデザインのユニフォームだったりする。先日もそんな夢を見たが何とも格好良いメジャーリーグ風のユニフォームが出てきてテンションが上がった。「めっちゃ格好良い!これ着て行こ!」と思うのだがちょっと待てよ一人だけ違うユニフォームを着て行ったら試合に出られないんじゃないだろうか?というルールに沿った現実的なことを考える。そして何より自分だけ皆と違うユニフォームは嫌だという子供っぽい感傷が芽生えたところで夢から覚める。夢から覚めると憂鬱な朝を迎えるおっさんの体の中に魂が宿っていることに気付いてげんなりする。いつまでもピーターパンではいられないのだ。さながら映画『フック』に出てきたピーター・バニングのようだ。(田中悟YouTube 雑談 90年代 映画「フック」を観た時の話 参照)






少年時代も色々あったけど全部幼年期からの問題の延長上にあったことなので、これももういいかと思う。
問題は野球を終えてからの十四、十五歳の頃の問題、課題、葛藤、悩みだ。それがそのまま持続され今の自分が抱えている問題となっている。『フィールド・オブ・ドリームス』に辿り着くのはまだまだ先のようである。








【LIVEスケジュール】
総持寺チェンノガット
【日時】12/17(日)※詳細未定
【料金】ノーチャージ(別途2オーダー要) 投げ銭あり
【場所】総持寺チェンノガット
【出演】田中悟 他
瓢箪山MK2
【日時】12/23(土)18時オープン19時スタート
【料金】チャージ800円+1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】田中悟 チュウ 納ゆきえ 郷原幹樹 アッサンズ・ラブ
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だとすればカルマ

2023年12月12日 | 日記
「だけど割り切ろうか。
12月。
割り切るには良いタイミングかも知れない」

なんて前回のブログで書いたけれど一体何を割り切ろうというのか。

一年は早い。年齢を重ねるほど時間の流れが早く感じるのは論理的に説明がつくことだけど、早く感じるだけでなく実際に早くなっているんじゃないだろうかとさえ思う。或いは一年という長い長い月日の中で自分の成長があまりにも遅いから時間が足りないという状態になって、それで月日の経つのが早く感じるのではないだろうかとも思う。説明が下手だ。

そんなことより何を割り切るのかについての話だ。
幼少の頃に悩みがスタートして今も解決していないからいつも昔のことばかり思い返しているということはあらためて自覚出来た。そこでまたあらためて新しい疑問が生じる。その悩みは環境や境遇や生い立ちが原因なのだろうか?もしかするとどんな環境に生まれていても同じ悩みを抱えて生きていたかも知れない。「静かに安らぎたいのにそれが出来ない」という悩み。確かに生れ落ちた環境は色んな意味で煩すぎる世界だった。喧騒、罵声、雑音、怒声、愚痴、恨み、妬み、憎しみなど。しかしそれらは悩みの原因ではなく悩みへと誘うきっかけとして用意された仕掛けだったのかも知れないということだ。もしかしたらこの悩みは生来のものかも知れない。だとすればカルマだ。





「時間は存在しない」とか「今しかない」とか「時間は未来から過去に流れている」とか、そんな話をよく目にする。頭から否定はしないが個人的にはあまり受け入れられない。自分としては時間は存在するし、今だけじゃなくて過去と現在と未来があるし、時間は刻一刻と積み重なっているように感じられる。線路のように一本に繫がっているイメージだ。切り替えのポイントは無数にあるけど過ぎてしまえば一本道のような気がする。そして私は前方を見るよりも後方を振り返ることに多くの時間を費やして生きている。どこに向かって走るかよりもどこからスタートしたのかということに固執してしまっているのだ。行き先には興味がなく理想を言えばレールから降りて静かにしていたい。ある意味で脱線した人生なので少しだけ理想を叶えつつはあるのかも知れないが片道旅行の途中にいることに変わりはない。

だけどやっぱりそろそろ割り切ろうか。

幼少の頃の苦しみや失望や絶望についてはもういい。「三つ子の魂まで」とはいうもののそこからかなりの時間を生きているのだ。次は少年の魂について。線路は続くよどこまでも。








【LIVEスケジュール】
総持寺チェンノガット
【日時】12/17(日)※詳細未定
【料金】ノーチャージ(別途2オーダー要) 投げ銭あり
【場所】総持寺チェンノガット
【出演】田中悟 他
瓢箪山MK2
【日時】12/23(土)18時オープン19時スタート
【料金】チャージ800円+1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】田中悟 チュウ 納ゆきえ 郷原幹樹 アッサンズ・ラブ
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諸行無常

2023年12月10日 | 日記
物凄く簡単な言い方で説明するならば「悩んでいる」ということになる。
故に公開セルフカウンセルのようなブログになる。なんでわざわざブログにこんな記事を書くのかというとその理由は自分でも分らない。ただ何となくそうなるだけだったりする。

とにかく問題を抱えていてその解決策が分らない状態が長く続いている。そしてその問題を解決するそ方法を考え探し試しながらこれまた長い時間を費やしてもいる。どれぐらい長くこの状態が続いているのかというと自分の場合は物心ついた時から今までなので五十年ほど悩み続けていることになる。まさに一切皆苦だ。だから昔のことばかり振り返っているのだろう。悩みのスタート地点が遠い昔にあるからだ。

それにしても解決出来ない。五十年以上悩み続け考え探し試し続けても一向に埒が明かない。そうこうしているうちに何に悩んでいるのかさえも分らなくなってくるが、それでも執念深く忘れないように思い出しては悩み続けている。執着だ。


過去の自分はもう別人だと思うべきなんだろうか?


諸行無常の中で頑固一徹を決め込んでいる。それで自ら苦しんでいるのだから何をしていることやら。自らの思考により一切皆苦を生み出しているだけなのかも知れない。むしろ好きで悩んでいるのではないだろうかとさえ思う。





ここ数日のブログで書いていること、それは「静かになりたいと思い続けているけれどその境地に達しない」という苦しみについてだ。求めることを止めてしまえば苦しみも消えるのかも知れない。人生で一番最初に抱いたこの大きな欲求は人生の最終章でしか手に入らないものなのかも知れないとも思えてきた。

では他の問題はどうだろう。もう少し手前にある人生の序盤から中盤にかけて取り組むべき具体的な問題に対して注力してみるのはどうだろうか。とても一般的な部類に入る思考だと思うけれどそれが出来ていないしそれを拒み続けている。具体的なことに対して具体的に取り組むって退屈だ。これは生来の性分だろうと思う。


だけど割り切ろうか。
12月。
割り切るには良いタイミングかも知れない。









【LIVEスケジュール】
ロージーABENO
【日時】12/10(日)16時オープン16時半スタート
【料金】2,000円(別途オーダー要)
【場所】ロージーABENO
【出演】キムラ亮 田中悟 ボーカルぶん ぱむぷきん 毛玉
総持寺チェンノガット
【日時】12/17(日)※詳細未定
【料金】ノーチャージ(別途2オーダー要) 投げ銭あり
【場所】総持寺チェンノガット
【出演】田中悟 他
瓢箪山MK2
【日時】12/23(土)18時オープン19時スタート
【料金】チャージ800円+1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】田中悟 チュウ 納ゆきえ 郷原幹樹 アッサンズ・ラブ
コメント
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