田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

芝居、音楽の活動に関して

2020年03月31日 | 日記


3月も終わり、明日から4月ですね。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
本来なら春の到来を喜び、
GWに向けて公演やイベントの準備等で忙しくなってくる時期なのですが、
世の中コロナで大変です。

個人的にはSNS等では極力コロナの話題を出さずに、
淡々と粛々と芝居や音楽の活動に取り組もうと思っておりましたが、
現状を考えますと、
自身の活動について言及しておく必要もあるかなと思いました。

私自身の活動に関しての認識を簡潔にまとめますと以下のようになります。

1 舞台・ライブは自身にとって不要不急の事ではない。
2 ライブは衛生管理が徹底された環境で極少人数で行われ、ライブ配信や動画公開が行われる傾向にある。


これらの点を踏まえた上で現時点では自粛をせずに活動を継続しております。
以下に更に詳しく書き記します。


【1 舞台・ライブは自身にとって不要不急の事ではない】

なぜ不要不急でないのか?
それは芝居も音楽もステージに立つ限りは自分にとって「仕事」だからです。
芝居に関しては完全に仕事として請負っておりますので、
主催者側の判断で決行する限りは出演の責任を果たしますし、
逆に主催者の判断で中止・延期になればその判断に準じます。
音楽活動もお店やイベントによりシステムはそれぞれですが、
「チケットバック」「ギャランティ」等の名目で実際に金銭の授受が行われております。
(※個人的に収益がない場合でもコストを掛けた営業行為だと考えています)

自身が主催者でない限りは請負業となりますので、
常にクライアントの依頼に適宜対応して仕事をすることとなりますが、
請負側の人間にまったくの自由がない訳ではありません。
とくに今の状況を考えますと個人の判断で出演を辞退される方がいてもやむないことだと思いますし、
同じく中止・延期をする各主催者の判断に関しましても、やむないことだと受け止めています。


【2 ライブは衛生管理が徹底された環境で極少人数で行われ、ライブ配信や動画公開が行われる傾向にある】

ライブハウスにて感染があったことは事実であり、
観客が複数の店に出入りする傾向があるという一般的な認識も間違ってはいないと思います。
しかし、だからと言って「全てのライブハウスが感染の温床となっている」というのは風評以外の何ものでもありません。
これは全ての業種、店舗、施設にも言えることだと思います。

その上で現在自分が出演している各現場の状況を説明しますと、
まず全ての店舗にて衛生管理が徹底されており、
基本的に小規模、極少人数でライブが行われている場合がほとんどです。(ほぼ無観客に近い状態です)
そんな状況の中でネットによるライブ配信、動画公開など種々の試みも進んでいます。
先日は有料配信をしたことにより、お店から出演料を頂きました。
視聴者様、そして収益の分配をしてくださったお店に深く感謝致します。
とは言え、
「どんな環境であれ今時ライブハウスに出入りするのは不謹慎だ」
という意見がもしありましたら、
話が戻って、
「自分にとっては不要不急なことでなく仕事です」
と言うことになります。



以上を踏まえた上で活動を継続しております。

※「極少人数」とか「ほぼ無観客」という表現は本来なら良くない表現です。
ただ「集団感染の可能性は低い」ということの説明であるとご理解頂ければ幸いです。




長文になりました、すみませんm(_ _)m
ここからはコロナの話題じゃなくて個人的なお話です。

今日のブログは書いてて、しんどかったです。(わりとスラスラ書けましたけど)
何がしんどかったかというと、
書きながら、
「プロ意識って何やろ?」
みたいなことがずっと頭を過ぎるからです。
18歳でこの業界に入って、もうかれこれ30年以上過ぎました。
だけどいまだに芸事だけで食っていけない自分。
「仕事です」とは言うものの、
はたして技量も意識もプロとしてのレベルに達しているのだろうか?
という自分に対する疑念…
そのことで、ずっと悩み続けている人生です。
しかし、そんな悩みをブログに書いてぼやくのは野暮ってもんです。
それこそプロ意識って何やねん?ってことになりますね。

最後は得意のきれいごとで今日のブログを締めたいです。

こんな自分ですが、
応援してくださっている方々がいるという事実に、
あらためて深く、深く、深く、深く、感謝致しますm(_ _)m
世の中こんな状況でありますが、
舞台に立つ人間として、
少しでも皆様に楽しんで頂けるよう、日々精進を重ねます。

これからも劇場、ライブハウス、イベント会場…様々な場所で、
楽しいひと時をご一緒しましょう!

最後までお読み頂き、
ほんまにほんまに有難うございました(^-^)
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3/20 心斎橋ロージーNEO

2020年03月26日 | 日記

※写真は共演者さんから頂きました。

ギターケースのショルダーが切れそうでだったんです。
ここ数年、少しずつ少しずつ、ビリ、ビリ、となって、
ふと気付くと「あ、やばい!」という状態になっていたので、
ライブ前日にボンドで修繕を試みました。
100均のボンドで。
そしたら何とバッチリ、めっちゃ頑丈に復活したではないですか!
そんなこんなで3/20のライブは、
何だか新鮮な気持ちで足取り軽くギターケースを担いでお店に向かうことが出来ました。
気のせいかギターも軽く感じ感じました。

が、

修繕する際に、
一旦ケースの中身をカラッポにしたのが悪かったのか、
その後にうっかりカポを入れ忘れるという失態をしてしまいました。
でも、予備のカポを常備していたのでセーフ。
小さな不安、小さな喜び、小さな忘れ物、小さなリカバリー…
細々としたアクシデントとともに、
この日も歌を歌ったのでした。




【セットリスト】
夜走曲
ストロベリー
曖昧なブルー
齧ったオレンジ
色褪せる街


ワンパターンになりがちな選曲。
だけど安定感と求めてしまう気持ち。
ワンパターンにならないように幅広く用意して、
尚且つ安定したパフォーマンスをスリリングに演出する…みたいな感じが理想ですが、
まだまだ修行が足りませぬ。
精進します。

ずっとずっと歌い続けていた「夜走曲」。
ここ最近、歌い方に迷いが生じてきたりして、
セットリストから外そうと検討していたのですが、
マスターのヒロワさんから、
「歌ってよ!代表曲やのに~」
と言って頂いて、急遽歌うことに。

そういうところにヒントがある。
上手く言えませんけど、きかっけは人様から頂いたりするものだなと思いました。
背中を押されるとか、引っ張られるとか、
そんな感じです。

ライブをする時は不安だらけです。
正直びびりながら歌ってます。
それはたぶん悪いことではないのでしょうけど、
あまり良いことでもないなと。
メンタルって複雑なような、それでいて単純なような…。
技能的なことも含めて精神面や考え方も修行あるのみです。

あ、

なんだか真面目なこと書いてますけど、
やりがい持って楽しんでます♪
この日もなんとも楽しく温かい夜でした。
共演の皆さんの演奏や歌にも触れることが出来て、
やっぱりライブバーはとても幸せな空間であります。

また次回も頑張ります!





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3/8 ロージーABENO

2020年03月18日 | 日記
3月もなんだかんだで半ばを過ぎて後半に入りました。
早い…だけど早いようでもり、遅いようでもあり。
それでもどちらかと言えばマイペースな日々を過ごせているように思えますので、
それはそれで良きことですね。

今月最初のライブは、
3/8(日)ロージーABENOにて行われました。



【セットリスト】
ラブ
きれい
ストロベリー
曖昧なブルー
齧ったオレンジ
色褪せる街


この日の出演は3組ということで、
いつもより少し多めの時間を頂きました。
それで上記の6曲を選曲したのですが、
古い曲が多めとなりました。
「ラブ」「きれい」「齧ったオレンジ」はライブを始めた頃に歌っていた曲ですし、
その当時作ってあまり歌うことがなかったのが「ストロベリー」。
そこに新しい「曖昧なブルー」を入れて、
最後も比較的長く歌い続けている「色褪せる街」でした。
今回のライブに向けて練習をしている時に、
「…今回は古い曲をたくさん歌いたい」
と、なぜか思ったので。

なぜなんでしょうね…

自分でもそのへんの動機が分らないのですが、
なんとなく何かを確かめたくなったような、
そんな感覚があったような気がします。
過去を振り返りたかったのか?
それとも現在の自分を知りたかったのか?


今はどうしてもコロナの話題を避けることが出来ませんが、
それでもこうしてライブが出来て幸せだと思っています。
出来ることをひとつひとつ、なるべく丁寧に…
日々を積み重ねていきたいです。


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いつも

2020年03月15日 | 日記



いつも

ふさいでないでもう一度
そこにあるものに幸あれと
笑ってよ
窓辺に揺れるなんていうのかな
その花の名前も知らないけれど

歪んだ線で描いてよ
滲んだ絵の具で彩りを
歌ってよ
小さな部屋に響かないほどの
微かなラブソングを

目に見えるものに
すがるんだ俺達
何度も何度も
掴もうとしてた

明日になれば
すべてが良くなるさ
きっと きっと
きっと

すましてないで普通の
何気ないことを何気なく
話してよ
声にしなくていいから
いつも いつも いつも
いつも

夢で見たあの海の
波は優しくて空は青く
遠くに旅立つ船の
行く先はきっと綺麗な
国でしょう

手に届く場所に
いなけりゃ駄目なんだ
昨日も今日も
掴もうとしてる

明日が来ても
隣にいるからね
ずっと ずっと
ずっと

繋いだ手を離さずに
繫がった心を抱きしめて
笑ってよ
こっちを見てよ
ありがとう

いつも いつも いつも
いつも
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碌歌(ろっか)

2020年03月14日 | 日記


碌歌と書いて、ろっか(またはロッカ)と読む。
そんな言葉(造語)を用意している。
用意しているっていうのはつまり、
いつかその言葉を使いたいなと思っている。
どこでどんな時に使うのか?
例えばCDを作ってそのタイトルにするとか?
あるいはキャッチフレーズみたいな?
とくに具体的に使うタイミングはないかも知れないけれど、
心の指針というか、
自分なりに自分の歌を「碌歌」だと思っていたい。

「ろくでもない」の碌(ろく)。

僕の曲は全曲ラブソングと言ってもいい。
だけどラブソングを書こうと思って書いたことは一度もない。
というか、
いつも何も考えず、限りなくオートマチズム(自動記述)に近い状態で曲を作っている。
どんな内容の曲を作るのかは常にほぼノーアイデアのノープラン。
結果的に出来上がるのが、いつもラブソングになってしまうだけ。
何故か知らないけど。

何故か知らないけど、何故なんだろう?

「ラブソングを歌うのは、愛から遠い世界で生きているから」
というのが自己へ対する考察。
だから碌歌とは、
ろくでもないラブソングってことになるだろうか。

あ、ろくに歌えていない…ってことかも。

はい。精進します。
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微惑星

2020年03月13日 | 日記


微惑星

物足りない夜を
青い月のせいにして
もう少しだけ君をそばに
とどめようとした

何かにつけ僕ら
甘い嘘をついて
まだ深くない夜を長く
眺めていた

宇宙って本当にあるのかな?
愛情だって実体のない
影のようなもの

ああ、何て言えばいいんだろう
絡まり空回る感情が
ほどけなくて切れそうになり
動けなくなるんだ

もう言葉は吐く息に溶け
遠い空に堕ちて漂う
触れ合う場所 欠片の形
微惑星みたいだ

流れる

もしも君が僕を置いて
月に帰っても
どうせ二人はまたどこかで
待ち合うはずさ

涙星 水色の世界で
溺れながらすれ違って
今また出会った

ねえ、何も知らなかったのに
分かり合えてもいなかったのに
名を呼ぶたび 目を見るたび
懐かしくなるんだ

ああ、何て言えばいいんだろう
絡まり空回る感情が
足りない場所 余分な形
微惑星になる

流れた
流れた
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野球草

2020年03月12日 | 日記


先日久々にバッティングセンターに行きました。
去年の4月頃からYouTubeで田中悟チャンネルを開設して、
古いグローブを手入れする動画や、
数十年ぶりに壁当てをする動画などをUPしてましたが、
バッティングセンターでの動画は今回が初めてです。
去年の夏頃に何回かバッティングセンターにも行ったのですが、
一人では撮影が難しくて今回が初の動画となりました。

ふと思えば自分がボールを投げたり打ったりしている姿を映像で客観的に観るのは初めてのこと。
小学生や中学生の頃に家庭用のビデオカメラは一応世間にはあったとは思うのですが、
一般的にはそんなに普及しておらず、巷ではほとんど見かけることはなかったですね。
今ではこんなに手軽にきれいな映像が撮れるのですから、
時代の流れ、技術の発達って凄いもんですね。

そんな世代だからか野球の話をすると、
どうしても「昭和」というワードが付き纏ってしまいます。
「昭和の野球」と「今の野球」では、
セオリーや考え方、価値観や常識が全然が違うように思います。
全然違うんだけど変わらない普遍性もあるし、
頑なでありながらも野球界自体が変化を必要とし求めてもいる…そんなふうにも感じますね。
野球に限らず、いつの世のどんな分野でも変化は自然発生するものでしょうけど。

とは言え僕自身は中学で野球を辞めて以来、
20代の頃に数回草野球に参加したぐらいで、
まったく野球から離れた人生ですけど。
僕としては個人の思い出や経験を大切にしつつも、
新しく生まれてくる流れを理解して若い世代を尊重してあげる、
そんなスタンスが大切かなって思ってます。
野球に限らず何事も。
うっかり自分が老害にならないように注意せねばと思ってます。



この日はとても楽しかったです。
一緒に行ったのは役者仲間の西野内くん。
会えば芝居の話より野球の話しで盛り上がります。
とてもマニアックな話。

僕は…野球オタクですね…西野内くんはその話しにいつも付き合ってくれます。
そんな彼もまた、あれですけど(笑)。

オタクと言っても色々。
僕は草野球さえしてませんし野球観戦の趣味もない。
「バットの振り方オタク」「ボールの投げ方オタク」という感じでしょうか。
実際に上手く出来るかどうかは別の話ですけどね。


あーだこーだ言いながら、たまに身体を動かして自己満足。
おっさんのささやかな楽しみです。





↓打つより、投げるほうが好き。

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2/23 BEA'S CAFE

2020年03月08日 | 日記
3月になりましたが2月後半のライブレポートです。
2/23にテキトーベストテン+ミニライブがBEA'S CAFEにて行われました。


※お店の中がなんだかスタジオっぽい雰囲気でした。

この日はネットで配信をしながらのライブでした。
直接お店にお越しいただいた皆様とともに、
配信をご覧頂きました皆様にも感謝致します。
現場で、そしてネットで、
温かく見守って頂き有難うございました。


個人的には1月末のチェッカーズカバーライブに引き続き、
2月末にもカバーライブ。
練習の段階からよく呟いてましたが、
僕はカバーとかコピーとか物凄く苦手で、
2020年のスタートから鍛えられたように思います。
実際に出来はどうったのか?
自分なりには一生懸命取り組みましたので、
全てが実力どおりということで(^^;
この経験を今後に繋げていきたいと思います。

でも…得るものも大きかったな。

今後の曲作りやライブにどう影響するのか?
とても楽しみにです(^-^)





【セットリスト】
横浜ホンキートンク・ブルース
さよならエレジー
浅草キッド
なごり雪

夜走曲
ストロベリー
曖昧なブルー
色褪せる街




たくさんの差し入れに心がほっこり。
いつもいつも温かい応援に感謝しております。



少しでも皆様の心に響く歌が歌えるように、
今後もこつこつ進んで行きたいです。

有難うございました!
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