巡り逢うまで

謙虚とか自己卑下ではなくて素直に自分の歌唱力に対して「ちょっとな…」と思う。
正直上手くない。
別に下手でもいいし、上手いか下手かが大事なんじゃないと思っている。
その上で少しでも上手くなりたいなと真剣に考えている。
でも上手いって何やろうか？

ほんま単純に、
・音程を外さない
・声を充実させる
・リズムを大切にする
ってことかなって思う。

だけど声を充実させるって何やねん？
上手く説明出来ない。
綺麗な声で歌いたいってことでもあるけど、ほな綺麗な声って何やねん？
出来る限り自分にとって良え声で歌いたいってことやけど、ほな良え声って何やねん？
ちゃんと息の量があって、体のどこかにしっかりと響いていて、気持ちが乗ってるような…やっぱり上手く説明出来ない。
この探求は一生追い続けることで終ることがない。

今はほとんど舞台に立ってないけど芝居も同じ。役者としての人生もまだ終ってないつもりでいる。演技の道も果てしなく永遠に続く。劇作もそう。
それが何であれ芸事の稽古は一生続くんやと思う。

それにしても歌は自分にとって最大のコンプレックス。
何かにつけ起用じゃないけどよりによって最も苦手な歌をなんでこんなに歌いたいのか？
ほんま人間って不思議。

とにかく練習出来る時にしっかり練習して、本番では毎回丁寧に歌いたい。
それだけ。








スマホで生音を録音しました。
何十回も取り直しをして迷いに迷ってこのテイクを採用しました。
８月頃に作った曲です。ライブでもなるべく歌っていきたいです。
良かったら聞いて下さい。



オリジナル曲「巡り逢うまで」　※生音をスマホで録音


巡り逢うまで

季節が過ぎるたび思い出す
あなたのことあなたとのこと

記憶は曖昧なものだから
怖くもなる寂しくもなる

戸惑いながら
立ち止まる時
強く抱きしめて
欲しくなるけれど

また巡り逢うまで
永遠の時を
ずっと歩いて行かなきゃ
そしてまた出会う時に私を
見つけて優しい瞳で
笑って

歩いた距離なら計れるけど
あなたの声は空より遠く

向日葵が揺れる夏の風に
語りかける夢を見ました

倖せの日は
共に歩いて
そんな我侭を
聞いてくれるでしょ

また巡り逢うなら
いつもそばにいて
私のこと見ていて
そして今出会う喜びの歌を
一緒に優しく強く
歌って

また巡り逢うまで
永遠の時を
ずっと歩いて行かなきゃ
そしてまた出会う時に私を
見つけて優しい瞳で
抱きしめて










【LINEスケジュール】
総持寺チェンノガット
【日時】11/4(土)※詳細未定
【料金】ノーチャージ（別途2オーダー要） 投げ銭あり
【場所】総持寺チェンノガット
【出演】田中悟 他
瓢箪山MK2
【日時】11/16(木)※詳細未定
【料金】チャージ800円＋1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】田中悟 Ginji kei☆ 他
ロージー心斎橋NEO
【日時】11/17(金)19時オープン19時半スタート
【料金】2,000円（別途オーダー要）
【場所】ロージー心斎橋NEO
【出演】ヒロワ 田中悟 hanana 他
熊取 Acoustic Live Cafe Bar 小春
ｒａｙ・Ｇ企画「酒とロマン」
【日時】11/18(土)18:00オープン 18:30スタート
【料金】1500円（別途ワンドリンク）
【場所】Acoustic Live Cafe Bar 小春
【出演】松之屋 たけ吉 田中悟 ひとりナマステ ray・G
ロージーABENO
【日時】11/26(日)16時オープン16時半スタート
【料金】2,000円（別途オーダー要）
【場所】ロージーABENO
【出演】 田中悟 ボーカルぶん 荒川明浩 ハルキゲニア chiaki(ウクレレ)

1996年 キッズリターン

先日久しぶりにYouTubeをアップした。
ライブで歌っている動画もちょこちょこアップしていたけれど【雑談】動画は久しぶりだった。
正直たまにお喋りを録音してちょっと編集してアップするだけでもそれなりの労力を費やしてしまう。更に正直に言うなら、そこまでしてYouTubeをアップして何になるんだろうかと思うわないわけでもない。
だけどたまに「悟さんのYouTube聞いてますよ」という声を頂くととても嬉しい。「観てますよ」ではなく「聞いてますよ」なのだ。

７月、８月と少し忙しく9月に入って副鼻腔に炎症が出来たりして歌うことにも苦戦していた状態だったのでYouTubeでのお喋りは長期のお休みとなっていた。これを機にまたコンスタントに録音出来ればいいなと思っている。

今回のテーマは1996年に映画「キッズリターン」を観た時の思い出話になっている。ストーリー紹介や映画解説ではなくて、あくまで当時の個人的な思い出話。
過去を振り返ってばかりだなとよく思うのだけれど、昨日今日のことをあまり詳しく語る気にもなれず、何となく過ぎた昔のことを客観的に思い出しながら喋るほうがやりやすい。

1996年と言えばつい最近のようにも思うし、もう随分昔のようにも思う。
確かにあの頃は若かった。20代を振り返ると役者としての記憶しかない。そしてラジオの中で語っているあの頃見つけた微かな希望はいまだに叶っていない。それでもこうして生きている。

「もう終わっちゃったのかなぁ？」「まだ始まっちゃいねぇよ」
名作の台詞が頭を過ぎる。



是非お聞きくださいませ。

【雑談】映画「キッズリターン」を観た当時の思い出話







【スケジュール】
ロージーABENO
【日時】10/15(日)16時オープン16時半スタート
【料金】2,000円（別途オーダー要）
【場所】ロージーABENO
【出演】 田中悟 松阪崇久 ぱむぷきん みゆき先輩 サソヤン
総持寺チェンノガット
【日時】10/21(土) ※詳細未定
【料金】ノーチャージ（別途2オーダー要） 投げ銭あり
【場所】総持寺チェンノガット
【出演】田中悟 他
瓢箪山MK2
【日時】10/26(木)18:30オープン19:30スタート
【料金】チャージ800円＋1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】田中悟 松尾雅蕉 マサ 金尾 松原史明

カッティング

緊張からくる不安やストレス。それはとてもやっかいなものだ。だけどよほど大きな重圧でもない限りやがて人は慣れる。そしてそこから緊張感のない怠惰な状態になることもある。個人的には怠惰になることが悪いとは思ったことはない。怠惰にならないのは怠惰になりたくないから怠惰になろうとしないだけで、怠惰になりたいなら怠惰になればいいのだ。時と場合に応じて自分でどちらかを選ぶ、ただそれだけだ。そして私は何かと怠惰になりがちであり、それが普通の自分だと思っている。

最初の頃の緊張感は凄まじかった。そもそも期限までに間に合うのかということが不安だったし期限を守れたとしても当日ちゃんと出来るかどうかが問題だった。それなりに回数を重ねるうちに緊張には慣れてきたが不安は今でも大きい。何の話かというと昨日(10/13)参加したピースミュージックのことだ。いつもブッキングライブでお世話になっているロージー心斎橋NEOで毎月行われている新曲発表会である。

曲を作ることはとても楽しい。なんなら四六時中曲を作っていたい。ただし歌詞とメロディとコードだけ。後はそれを何とかギターの弾き語りとして成立させるよう努力するだけ。もっと色んな楽器を使ってアレンジもしたいし何らかの機材を使って録音やミックスもしたいがその辺に関してはなおざりにしている。非常に怠惰だ。

今月は先週歌詞だけをブログに掲載した「真夏の残像」を新曲として持参した。毎回曲のテーマは自由なのだけれど先月のとある会話の流れで「次回は恋の歌にしよう」という宿題が出た。これはとても珍しいことだがそのきっかけは自分だった。「悟さん恋の歌歌ってみたら？」という提案が出たのだった。基本的に恋の歌ばかりを書いているつもりだけどドロドロとした男女の機微というかダークサイドを描いている歌が多い。だからそうじゃなく「女の子を口説くような甘い曲」をリクエストされたのだった。瞬時にして「…無理」と言ってしまったがチャレンジするのは楽しいことだと思った。

しかし「…無理」という予感は的中し、まったく書けなかった。ただ最近ではそのプレッシャーにも少しは慣れてきたので何がなんでも作ろうと思えば無理やりにでも作れない訳ではない。勢い2曲も作ってしまったのだが、何と言うかやはり無理やり作っただけにありきたりなコード進行に無難なメロディを乗せて一見ありがちなそれっぽい歌詞を当てただけのような作風となってしまった。これでは上滑りになると思いボツにした。

そこで日常的に思いついたメロディや歌詞を録音しているスマホの中から曲の断片を探してみることにした。何か良いものがあるかも知れない。ボイスメモでストレージは膨れ上がっている。そして引っ掛かったのが真夏の残像だった。但し歌い出しの「冷蔵庫に残してあったミルクが知らないうちに消えていた ふたりは狭い金魚撥に疲れて～」ぐらいまでの歌詞とメロディ、コードしかない。だけど「行けるかも」という予感がしたのでそこから一気にフルコーラスを作った。「冷蔵庫」とか「金魚撥」という言葉が吉と出るか凶とでるか？それとこの曲は自分にしては珍しくアップテンポで激しい曲だ。非常に苦手なパターンである。普段は指で静かに弾くアルペジオの曲ばかりだけど、この曲はカッティング以外ないと思った。だけどそれが苦手なのである。ピックが苦手。そこで指の爪でカッティングすることにした。右手の人差し指の爪が一気に深爪になってしまった。痛い。

そして当日。「女の子を口説くような甘い曲という課題からは少し外れてしまいましたけど。これもまた恋の歌ということで…」的な言い訳を前提に不安いっぱいだったけど歌った。リズムは狂うし歌詞も飛ぶ。だけど自分が思っていたよりはカッティングは受け入れて貰えた。勿論課題は多い。歌詞も急いで書いたのでまだまだ改訂の余地がある。

全てを終え店を出る頃には何とも言えない喜びがあった。ライブで歌えるようになったら、また少しパフォーマンスに変化が出るかも知れない。問題は爪だ。苦手なピックに挑戦するしかないのだろうか。大丈夫、やがて人は慣れる。













【スケジュール】
ロージーABENO
【日時】10/15(日)16時オープン16時半スタート
【料金】2,000円（別途オーダー要）
【場所】ロージーABENO
【出演】 田中悟 松阪崇久 ぱむぷきん みゆき先輩 サソヤン
総持寺チェンノガット
【日時】10/21(土) ※詳細未定
【料金】ノーチャージ（別途2オーダー要） 投げ銭あり
【場所】総持寺チェンノガット
【出演】田中悟 他
瓢箪山MK2
【日時】10/26(木)18:30オープン19:30スタート
【料金】チャージ800円＋1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】田中悟 松尾雅蕉 マサ 金尾 松原史明

甘い欲望

甘い欲望

悲しみを全て
あなたのせいにして
サヨナラを
決めたはずなのに

なぜだろう
涙で街が滲むんだ
甘い欲望の果てに
見た世界で

罪滅ぼしに飽きたみたい
横目でこっちを見ている
あなたの視線に耐え切れず
よそ見ばかりをしているけど

これ以上は何もなくて
空っぽになった心
決めた後で迷うよねと
あなたによく言われてた

曖昧な言葉
探したあの夜に
今でも
戻りたいはずのに

なぜだろう
別れが似合うこの夜に
甘い欲望の果てに
辿り着いた

極夜の日々に踊るのは
もう誰かの為じゃなくて
あなたはあなたの為だけに
愛しいもの抱きしめていた

望むものは何もなくて
虚しさだけが唯一の
生きた証しなんてことを
あなたはよく言ってたね

悲しみを全て
誰かのせいにして
サヨナラを
壊したかったのに

なぜだろう
言葉が喉につまるんだ
甘い欲望の果てに
堕ちた夜に

悲しみを全て
あなたのせいにして
サヨナラを
決めたはずなのに

なぜだろう
涙で街が滲むんだ
甘い欲望の果てに
見た世界で











【スケジュール】
ロージーABENO
【日時】10/15(日)16時オープン16時半スタート
【料金】2,000円（別途オーダー要）
【場所】ロージーABENO
【出演】 田中悟 松阪崇久 ぱむぷきん みゆき先輩 サソヤン
総持寺チェンノガット
【日時】10/21(土) ※詳細未定
【料金】ノーチャージ（別途2オーダー要） 投げ銭あり
【場所】総持寺チェンノガット
【出演】田中悟 他
瓢箪山MK2
【日時】10/26(木)18:30オープン19:30スタート
【料金】チャージ800円＋1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】田中悟 松尾雅蕉 マサ 金尾 松原史明

真夏の残像

真夏の残像

冷蔵庫に残してあったミルクが
知らないうちに消えていた
二人は狭い金魚撥に疲れて
もう泳げない目をしてる

ギラギラした真夏の残像
記憶の中揺れる太陽

もう少しだけ
優しい季節に
出会っていたなら
愛になったかも

深い痛み
知らないままで
もたれあって
泣いていた

冷蔵庫に残してあったミルクが
知らないうちに消えていた
二人は狭い金魚撥に疲れて
もう泳げない目をしてる

ギラギラした真夏の残像
記憶の中揺れる太陽

もう少しだけ
悲しい気分で
抱き合ってたなら
恋を知ったかも

深い愛情
知らないままで
奪い合って
泣いていた

遠くまで伸びた光の轍を
追いかける影、不安定で
二人は狭い世界地図に記した
サヨナラだけを信じてた

ユラユラした真夏の横顔
記憶の中消える太陽

冷蔵庫に残してあったミルクが
知らないうちに消えていた
二人は狭い金魚撥に疲れて
もう泳げない目をしてる

ギラギラした真夏の残像
記憶の中揺れる太陽











【スケジュール】
ロージーABENO
【日時】10/15(日)16時オープン16時半スタート
【料金】2,000円（別途オーダー要）
【場所】ロージーABENO
【出演】 田中悟 松阪崇久 ぱむぷきん みゆき先輩 サソヤン
総持寺チェンノガット
【日時】10/21(土) ※詳細未定
【料金】ノーチャージ（別途2オーダー要） 投げ銭あり
【場所】総持寺チェンノガット
【出演】田中悟 他
瓢箪山MK2
【日時】10/26(木)18:30オープン19:30スタート
【料金】チャージ800円＋1ドリンク(500円〜)
【場所】瓢箪山MK2
【出演】田中悟 松尾雅蕉 マサ 金尾 松原史明