田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

旗揚げの頃

2012年02月08日 | 日記


昔書いた台本を確認したり、HPの公演履歴を更新したり、最近なんだか過去を振り返る時間が多いです。たまたまそんなタイミングなんだろうな。

ONEWAYの旗揚げから10年以上が過ぎました。ONEWAYで8本、他劇団に1本、一人芝居を2本、骨髄バンクで1本、計12本の戯曲を書いたことになる。
後半は新作の執筆がどんどん苦しくなって行ったな・・と。だけどなぜか無理して書く。途中で再演も考えたけど「急に止まれない!」って感じで時間が過ぎた気がします。

10年一節、漸く落ち着いて過去の作品に目を通せる様になったんだろうか?

「今も記憶は思い出に変わらないよ・・」なんて歌詞を自分で書いてましたが、旗揚げ公演「夕焼けのブルー」は、そろそろ記憶から思い出に変わりつつあるのかも。「記憶」と「思い出」の違いって「生々しさ」と「懐かしさ」の違いだろうか?

色々あって見切り発車な旗揚げでした。公演日だけが決まっていて準備期間は約2ヶ月。台本書きながら、キャスティングして、スタッフ決めて、チラシ作って、稽古場押さえて、HP作って、制作協力お願いして・・・と、見切り発車だったからこそ出来たんだろうなと今では思います。

でも楽しかったです。協力して貰える喜び、応援して貰える喜び、作品が形になって行く喜び、無事にやりきった喜び・・・計り知れない充実感がそこにありました。

「夕焼けのブルー」を読み直して、色んなことを思い出しました。


あ、思い出すから「思い出」なのか。
コメント
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