コーディネーターは京都大学大学院教授の岡田知弘氏、シンポジストは一橋大学名誉教授の渡辺治氏、奈良女子大学大学院教授の中山徹氏
岡田知弘氏の講演の中で印象に残っている事二つ
安倍政治の矛盾が大きくなっている地域で変化が起きている
沖縄では基地問題、岩手ではTPP、新潟では原発問題
地域ごとに焦点の課題を中心にした対抗軸がつくられ、新たな潮流が生まれている
国家戦略特区として、手続きの密室性、利害関係のある少人数が政治決定してしまう
腐敗の温床となっている。
憲法15条の「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。」に反している。
「住民の福利の増進」に努めなければならない地方自治体が「経済成長」「国際競争力の強化」を一所懸命。
渡辺治氏は東京都議選の分析及び安倍5.3改憲発言について話されました。
情勢の見通しとして、安倍5・3改憲提言を行い、現行衆参両院で改憲案発議に持ち込むのではないか。
春には改憲発議して任期が切れる前(秋)には国民投票に持ち込もうとしている。
9条と教育無償化のセット論はあめ玉と毒
自衛隊を明記することで、「武力による平和」という方針に180度転換することになる。
東京都議選は、安倍批判票が都民ファと共産へ。
しかし、それは安倍政権への不信感による批判のみで、戦争法や軍事大国化への批判ではない。
今後、受け皿だけでなく、明確なおかずが必要。
おかずは格差と貧困を是正する平和と福祉・教育・雇用など具体化されたものが必要
共同を強めてもっと豊かな料理を提供していこうと展望を話されました。
中山徹氏
大阪維新府政について
二重行政の解消を当初から唱えている維新
大学は市大と府大が二重なので一つ無くすだとか、病院を府立と市立があるからとか、図書館が府立と私立があるからだとか、市民から市民サービスを取り上げる政治が続いている。
病院は府立は大阪府下全域への医療を果たす役割、市立は地域医療を担うなどそれぞれの役割がしっかりある。また、不採算部門と言われている周産期医療を公的に保障することは必須でであるが、それを維新は投げ出そうとしている。
また、住民投票で否決されたはずの都構想をまた持ち出してきて、また住民投票をするんだと言っている。私たちは勝つまでじゃんけんだと言って批判しているのですが、次、もし維新が勝ったのとして1勝1敗なので、次はどうするんだとか…(皮肉)(笑)
都構想の目的は、今大阪市や堺市に入っている(例)固定資産税とか税を府に集中させ、政令指定都市が持っている権限を府に集中させて、維新のやりたいことは、夢洲にカジノを誘致して、道路や鉄道を作るお金(税)が欲しい、それを起爆剤として経済成長をと、言っているが、必ず失敗する。と、中山先生は指摘されました。
今、維新がやっている政治は大型開発をしてそこから経済再生し、その波及で経済効果があると進めているが、アベノミクスそのもので、そのトリクルダウンの方式は失敗が各地で表れている。そして、大型開発をするために、住民サービスを削る政治は許されない。
今の維新政治は大阪だけに特化したものではなく全国でも見られる。
今、市民が協同して声をあげて政治を変えることが未来を開く。
岡田知弘氏の講演の中で印象に残っている事二つ
安倍政治の矛盾が大きくなっている地域で変化が起きている
沖縄では基地問題、岩手ではTPP、新潟では原発問題
地域ごとに焦点の課題を中心にした対抗軸がつくられ、新たな潮流が生まれている
国家戦略特区として、手続きの密室性、利害関係のある少人数が政治決定してしまう
腐敗の温床となっている。
憲法15条の「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。」に反している。
「住民の福利の増進」に努めなければならない地方自治体が「経済成長」「国際競争力の強化」を一所懸命。
渡辺治氏は東京都議選の分析及び安倍5.3改憲発言について話されました。
情勢の見通しとして、安倍5・3改憲提言を行い、現行衆参両院で改憲案発議に持ち込むのではないか。
春には改憲発議して任期が切れる前(秋)には国民投票に持ち込もうとしている。
9条と教育無償化のセット論はあめ玉と毒
自衛隊を明記することで、「武力による平和」という方針に180度転換することになる。
東京都議選は、安倍批判票が都民ファと共産へ。
しかし、それは安倍政権への不信感による批判のみで、戦争法や軍事大国化への批判ではない。
今後、受け皿だけでなく、明確なおかずが必要。
おかずは格差と貧困を是正する平和と福祉・教育・雇用など具体化されたものが必要
共同を強めてもっと豊かな料理を提供していこうと展望を話されました。
中山徹氏
大阪維新府政について
二重行政の解消を当初から唱えている維新
大学は市大と府大が二重なので一つ無くすだとか、病院を府立と市立があるからとか、図書館が府立と私立があるからだとか、市民から市民サービスを取り上げる政治が続いている。
病院は府立は大阪府下全域への医療を果たす役割、市立は地域医療を担うなどそれぞれの役割がしっかりある。また、不採算部門と言われている周産期医療を公的に保障することは必須でであるが、それを維新は投げ出そうとしている。
また、住民投票で否決されたはずの都構想をまた持ち出してきて、また住民投票をするんだと言っている。私たちは勝つまでじゃんけんだと言って批判しているのですが、次、もし維新が勝ったのとして1勝1敗なので、次はどうするんだとか…(皮肉)(笑)
都構想の目的は、今大阪市や堺市に入っている(例)固定資産税とか税を府に集中させ、政令指定都市が持っている権限を府に集中させて、維新のやりたいことは、夢洲にカジノを誘致して、道路や鉄道を作るお金(税)が欲しい、それを起爆剤として経済成長をと、言っているが、必ず失敗する。と、中山先生は指摘されました。
今、維新がやっている政治は大型開発をしてそこから経済再生し、その波及で経済効果があると進めているが、アベノミクスそのもので、そのトリクルダウンの方式は失敗が各地で表れている。そして、大型開発をするために、住民サービスを削る政治は許されない。
今の維新政治は大阪だけに特化したものではなく全国でも見られる。
今、市民が協同して声をあげて政治を変えることが未来を開く。