あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

日本共産党大東市議会議員で看護師のあらさき美枝(新崎美枝)が思い、感じる政治のこと

施政方針を読んで感じた事

2022年05月22日 | 日記
みなさん、こんにちは。

毎年、年度初めに市長が「施政方針」を出します。

2022年度の施政方針を読んで第一印象として感じた事を書きます。

ちなみに施政方針はこちらですhttps://www.city.daito.lg.jp/uploaded/attachment/23537.pdf

 今年度、大東市は産業の後押しとして「メタバース」仮想空間のものづくりを応援するそうです。
IT企業の方針みたいな施政方針です。行政がビジネスを行う必要はなく、行政にしかできない住民サービスの充実を行うのが地方自治体の役割ではないでしょうか。
 施政方針ではコロナ対策を含める危機管理について、「市民の皆様の命と健康と生活を守ることを第一に様々な対策に取り組んできた」と書かれていますが、感染制御の一助となるPCR検査の市民への提供は未だになし、濃厚接触者を含む自宅待機者への食糧や日用品支援は第6波になってようやく開始という遅さ、小規模店舗などへの抗菌コーティングの補助金制度(その委託先は2社のみの独占事業)をつくったが、結局要求に基づいて作ったわけではなかったため、申込数は想定よりはるかに少なく、伸びませんでした。
 そして、その理由は「思ったより店を閉めている、廃業している所が多くて…」と、事業開始前に実態把握さえできていませんでした。
 困窮している世帯への具体的施策が全くない施政方針です。
 お金をかけたら、綺麗でおしゃれで魅力的にみえるものが作れます。
 しかし実は市民の生活は未来に希望がもてず、何のために生きているのか分からない、10円足りないからバスに乗れない、おかずが買えない…など、切り詰めた生活をしている方々も多く存在しています。仕事が見つからない、うつ病や癌で苦しんでいる。DV、虐待、リストカット。そういった追い詰められた生活をしている市民がいっぱいいる。
 しかし、施政方針ではそこがスルーされ、蓋をされた世界だと感じざるを得ません。
 基盤となる部分の「問題」には触れず、その「問題」に蓋をして表面上だけ変えても、それは脆く弱いものに過ぎません。
 私は今回、明石市の施政方針と見比べてみました。明石市は子どもからお年寄りまできめ細やかな施策を沢山提供するんだという内容になっています。市長の考え一つでココまで大きく違うのか…と思い知らされるほどです。
 市民のくらしの実態、要求とかみ合う政策を決めることが大事なのではないでしょうか。

引き続き頑張ります。あらさき美枝

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