「地域猫」の取り組みをされているAさんに話を聞いて来ました。
今日は、話を聞いて勉強したことをブログにまとめました。
私は野良猫被害の相談をよく伺います。
まず、地域猫について書く前に、
野良猫の糞尿で悩まされている方に。
猫は自分の臭いがついている場所で糞尿をします。
家の庭や屋根裏など、あちらこちらに糞尿をされて、臭いやその処理で悩まれている方が多いと思います。
このような、猫除けは専門家に言わせるとほとんど意味がないそうです。
プランターなどに土をいれ、その猫の糞を入れておくことで、猫はほぼ毎回そこへ糞尿をするようになります。
確かに、猫が苦手な方にとっては、その存在自体が苦痛だと思いますが、あちこちで糞尿をされるより、トイレを決めてやり1ヵ所にすることで、被害の程度は減少すると言われています。
この方法には即時性があるようですので、一度試していただけたらと思います。
さて、地域猫の取り組みとは
(ここからは、公益財団法人 日本動物愛護協会が発行している冊子から抜粋したものを中心に書きます)
「将来的に飼い主のいない猫(野良猫)を減らして、殺処分、虐待、ご近所トラブルを無くすこと」
1、不妊去勢手術
飼い主のいない猫をこれ以上増やさないためには不妊去勢手術をすることが最も有効。
対象となる猫を保護して、手術をして元の場所に戻す。
手術を受けた猫はそれ以上増える事は無くなります。
それ以上に進んだ取り組みとして人に慣らす、譲渡するという活動も行われています。
2、耳のV字カット
不妊去勢手術後の猫には耳先に小さくVカットをいれて手術済であることのしるしがつけられています。
3、置きエサをしない
置きエサはトラブルの元になります。
エサは決まった時間に与えて片付け、掃除を責任もって行う。
時間を決めてあげれば人にも慣れやすくなって健康管理もできる。
4、トイレの設置
エサ場の近くにトイレを用意しましょう。
出来ればエサをあげる人がトイレの設置をして、管理してあげるとよい。
さて、野良猫で悩んでいる地域では「猫にエサをやるな!」という看板をよく見かけます。
心情はよくわかりますが、エサをあげないことがイコール「野良猫被害の解決」にはならないようです。
野良猫の寿命は平均5年間と言われています。(飼い猫は20年くらい)
不妊去勢手術をすることで、猫を減らしていく(増やさない)事ができます。
あまりみんなが知らない大事なこと
Returnには訳がある
猫にはなわばり(テリトリー)があります。
自分のなわばりにはほかの地域の猫を寄せ付けません。
避妊去勢手術をした猫をその地域に返す事で、手術をしていない猫を寄せ付けないという効果があり、その地域ではそれ以上猫は増えません。
この漫画が分かりやすいのでUPさせていただきます。
<
もう一つ
猫の繁殖能力がとても高いことに私はびっくりしました。
猫は1回の出産で4~5匹産みます。
そして1年で2~3回出産します。
生まれてきた子猫は早ければ生後4~5カ月で出産する子もいるようです。
そうして1年で65匹にも増えて行くといった繁殖能力はものすごいですね。
これらの猫がすべて成猫になれるわけではありません。交通事故やカラスに食べられるなどもあります。
しかし、ほっておくと増え続け大変なことになる事がよくわかりました。
これも漫画が分かりやすいのでUPしておきます。
さて、私は大東市錦町に住んでいます。
錦町も野良猫が非常に多くて住民の悩みでした。
自治会でも苦情が寄せられて、どうしたら良いのか悩んでおられました。
そこへ、ボランティアさんが来てくださり、今、すでに20匹近い野良猫の避妊去勢手術をして下さいました。
そして、「地域猫活動」について、自治会へ説明に来てくださり、地域の皆様は理解を深めていっています。
エサやり、トイレの管理、手術がまだの猫の情報集めなど、地域でできる事を行い、一人でも多くの方が猫の被害から解き放たれ、猫の殺処分も減るように、私も微力ながらできる事をやっていきたいと思います。
まずは、この「地域猫活動」とはどんなものか、知っていただける方が増えて欲しいと思い、このブログを書きました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ボランティアのみなさま、いつもありがとうございます。
今日は、話を聞いて勉強したことをブログにまとめました。
私は野良猫被害の相談をよく伺います。
まず、地域猫について書く前に、
野良猫の糞尿で悩まされている方に。
猫は自分の臭いがついている場所で糞尿をします。
家の庭や屋根裏など、あちらこちらに糞尿をされて、臭いやその処理で悩まれている方が多いと思います。
このような、猫除けは専門家に言わせるとほとんど意味がないそうです。
プランターなどに土をいれ、その猫の糞を入れておくことで、猫はほぼ毎回そこへ糞尿をするようになります。
確かに、猫が苦手な方にとっては、その存在自体が苦痛だと思いますが、あちこちで糞尿をされるより、トイレを決めてやり1ヵ所にすることで、被害の程度は減少すると言われています。
この方法には即時性があるようですので、一度試していただけたらと思います。
さて、地域猫の取り組みとは
(ここからは、公益財団法人 日本動物愛護協会が発行している冊子から抜粋したものを中心に書きます)
「将来的に飼い主のいない猫(野良猫)を減らして、殺処分、虐待、ご近所トラブルを無くすこと」
1、不妊去勢手術
飼い主のいない猫をこれ以上増やさないためには不妊去勢手術をすることが最も有効。
対象となる猫を保護して、手術をして元の場所に戻す。
手術を受けた猫はそれ以上増える事は無くなります。
それ以上に進んだ取り組みとして人に慣らす、譲渡するという活動も行われています。
2、耳のV字カット
不妊去勢手術後の猫には耳先に小さくVカットをいれて手術済であることのしるしがつけられています。
3、置きエサをしない
置きエサはトラブルの元になります。
エサは決まった時間に与えて片付け、掃除を責任もって行う。
時間を決めてあげれば人にも慣れやすくなって健康管理もできる。
4、トイレの設置
エサ場の近くにトイレを用意しましょう。
出来ればエサをあげる人がトイレの設置をして、管理してあげるとよい。
さて、野良猫で悩んでいる地域では「猫にエサをやるな!」という看板をよく見かけます。
心情はよくわかりますが、エサをあげないことがイコール「野良猫被害の解決」にはならないようです。
野良猫の寿命は平均5年間と言われています。(飼い猫は20年くらい)
不妊去勢手術をすることで、猫を減らしていく(増やさない)事ができます。
あまりみんなが知らない大事なこと
Returnには訳がある
猫にはなわばり(テリトリー)があります。
自分のなわばりにはほかの地域の猫を寄せ付けません。
避妊去勢手術をした猫をその地域に返す事で、手術をしていない猫を寄せ付けないという効果があり、その地域ではそれ以上猫は増えません。
この漫画が分かりやすいのでUPさせていただきます。
<
もう一つ
猫の繁殖能力がとても高いことに私はびっくりしました。
猫は1回の出産で4~5匹産みます。
そして1年で2~3回出産します。
生まれてきた子猫は早ければ生後4~5カ月で出産する子もいるようです。
そうして1年で65匹にも増えて行くといった繁殖能力はものすごいですね。
これらの猫がすべて成猫になれるわけではありません。交通事故やカラスに食べられるなどもあります。
しかし、ほっておくと増え続け大変なことになる事がよくわかりました。
これも漫画が分かりやすいのでUPしておきます。
さて、私は大東市錦町に住んでいます。
錦町も野良猫が非常に多くて住民の悩みでした。
自治会でも苦情が寄せられて、どうしたら良いのか悩んでおられました。
そこへ、ボランティアさんが来てくださり、今、すでに20匹近い野良猫の避妊去勢手術をして下さいました。
そして、「地域猫活動」について、自治会へ説明に来てくださり、地域の皆様は理解を深めていっています。
エサやり、トイレの管理、手術がまだの猫の情報集めなど、地域でできる事を行い、一人でも多くの方が猫の被害から解き放たれ、猫の殺処分も減るように、私も微力ながらできる事をやっていきたいと思います。
まずは、この「地域猫活動」とはどんなものか、知っていただける方が増えて欲しいと思い、このブログを書きました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ボランティアのみなさま、いつもありがとうございます。