北条プロジェクト 身近にある見えないリスク アスベスト

　飯盛園第2住宅の解体工事が始まっています。

　大東市は解体の前にアスベスト調査を行いました。しかし、本来アスベストについては全棟調査を行わなければならない所をサンプル調査(代表となる１建物のみを調査）の実施でした。

　大阪府から指摘を受け、大東市は未調査だった建物について追加調査を行ったところ、新たにアスベストが検出されました。


　そのため、アスベスト除去に係る費用2578万4千円の追加補正予算が5月の特別議会で提案されます。
補正予算が可決したら除却費用の総予算は2億3446万8千円となります。

　そもそも、調査を外部委託する先はアスベスト調査においては専門業者を選定しなければなりません。
　
　また、行政の仕事をすべて丸投げする仕組みも見直さなければなりません。
　
　アスベスト除却工事への追加補正は今回2度目であり、必要な費用とはいえ、調査と計画が不十分と言わざるを得ません。

解体やリフォーム・改修の際に適切な措置をとらないと、石綿が飛散し吸入するおそれがあります。
「建材調査者」で、東京労働安全衛生センターの外山尚紀さんは「大地震に見舞われると地域全体が解体現場になると想定したほうがいい。行政が日常的にアスベスト建物を把握して、震災時に飛散させない対処方法も事前に考えておく必要がある」と話します。見えない公害　アスベスト　しんぶん赤旗記事2017年12月17日(日)しんぶん赤旗２０１７とくほう・特報
「見えない公害」アスベストより抜粋

アスベストの問題を軽視してはならないのです。