大東市の市立小学校の給食は自校方式となっています。
調理員は外部委託となっており、業者の選定は総合評価落札方式です。
総合評価落札方式とは、価格・その他の条件が本市にとって最も有利なものを落札者とする方式で、価格だけでなく総合的に点数を付けて一番良い点数の業者が落札できるというもので、この方法は大東市でも良く使われています。
人員配置など事業の計画書を提出する必要があります。
そして、応募は、大東市が提示している条件をクリアしていることが大前提になります。
契約期間は4年間。
1つの事業所が3校までかけ持つことができます。
大東市は4年ごとに12校すべてを一気に更新するのではなく、2年ごとに6校ずつ更新しています。(参議院議員が半数ずつ選挙する感じとよく似てるかな…)
平成31年~34年の更新では1校が入札不調でやり直しになりました。
入札が不調となる大きな理由は事業所に人が来ない(求人に対する応募がない)ため、大東市が提示する人員配置の条件がクリアできないからということだそうです。
平成31年~34年で1校が入札が不調であったため、やり直しを行った際、ようやく1事業所が決まったという事ですが、ココには裏話があります。
応募したA事業所はグループ会社で、グループ内の他の事業所が食中毒を出してしまいました。
食中毒を出すと1年間は応募できない決まりがあります。
一回目の入札の時期はまだその1年が経っておらず入札資格がありませんでした。
やり直しが行われた時期にはちょうど1年が過ぎていたため応募ができ、A事業所が選ばれたそうです。
A事業所の質が良いのか、良くないのかは置いといたとして、学校給食の調理員、本当にこんな不安定な状況でよいのか…
令和3年~6年の入札は今年の秋ぐらいに開始されます。
実は、寝屋川市や大阪市でも同じような状況が起きているようです。
そして、人手の問題などをクリアできる事業所を近隣市で取り合いになっているという状況まで生まれているようです。
そのため、入札開始時期が遅れると他市に業者を取られてしまうらしいです。
こんな、ギリギリの状態で小学校の給食が提供されているという実態を最近知りました。
民間事業所は今回、コロナの自粛によって3月から休校になり、コロナの影響が直撃しています。
休校中、仕事もなくなっている状態で人がとどまり、入札できる条件が揃ってる事業所の数が果たしてどれだけあるのか…
6校すべてカバーできるだけあるのか。
1業者だけの入札であれば、総合評価なんて意味が無くなりますからね…
さて、給食調理員パートさんの勤務条件はどんな感じなのか・・・
求人情報を見てみるとありました。
氷野小学校や深野小学校の調理員の求人がありました。
名阪食品株式会社が請け負っている。
時給は965円(大阪の最賃964円)~1010円
一昔前は給食の調理員も公務員として保障されていました。
しかし、今は民間委託でこのような綱渡りの状態。
このままでよいものか・・・結局人件費と言うコストカットが際限なく続くだけです。
人が集まるかどうかっていう状況で給食の質を上げるなんて到底できないですよね。
2016年にChef ~三ツ星の給食~という天海祐希さんがシェフとして学校給食で奮闘するドラマがありました。
素材や味・好みなど工夫を凝らして毎日給食作りに奮闘する姿は、人がそこに腰を据えてこそ、そしてチームがあってこそ実現するものだと思います。
宝塚市では直営自校方式を採用されています。
調理員さんたちの意識はめちゃめちゃ高く、食育にも力が入っています。
宝塚市では10年程前は外部委託だったそうですが、自校直営調理方式に変えて、子どもの健やかな成長を第一に考えてきた歴史もあります。
中川智子市長はこのようにおっしゃっています。
「国や自治体は「効率化」という名のもとに、本来自治体が果たすべき公共部分をドンドン切り捨てていっています。お金にかえられないもの、それは教育であり、社会保障部分ではないでしょうか。」
ほんとうにその通りだと思います。
今回、大東市の調理員の外部委託が行き詰まっている今、大東市の給食の在り方を見直すべきではないでしょうか。
そして、中学校のランチボックスも止めて自校方式へ転換していきましょう!
調理員は外部委託となっており、業者の選定は総合評価落札方式です。
総合評価落札方式とは、価格・その他の条件が本市にとって最も有利なものを落札者とする方式で、価格だけでなく総合的に点数を付けて一番良い点数の業者が落札できるというもので、この方法は大東市でも良く使われています。
人員配置など事業の計画書を提出する必要があります。
そして、応募は、大東市が提示している条件をクリアしていることが大前提になります。
契約期間は4年間。
1つの事業所が3校までかけ持つことができます。
大東市は4年ごとに12校すべてを一気に更新するのではなく、2年ごとに6校ずつ更新しています。(参議院議員が半数ずつ選挙する感じとよく似てるかな…)
平成31年~34年の更新では1校が入札不調でやり直しになりました。
入札が不調となる大きな理由は事業所に人が来ない(求人に対する応募がない)ため、大東市が提示する人員配置の条件がクリアできないからということだそうです。
平成31年~34年で1校が入札が不調であったため、やり直しを行った際、ようやく1事業所が決まったという事ですが、ココには裏話があります。
応募したA事業所はグループ会社で、グループ内の他の事業所が食中毒を出してしまいました。
食中毒を出すと1年間は応募できない決まりがあります。
一回目の入札の時期はまだその1年が経っておらず入札資格がありませんでした。
やり直しが行われた時期にはちょうど1年が過ぎていたため応募ができ、A事業所が選ばれたそうです。
A事業所の質が良いのか、良くないのかは置いといたとして、学校給食の調理員、本当にこんな不安定な状況でよいのか…
令和3年~6年の入札は今年の秋ぐらいに開始されます。
実は、寝屋川市や大阪市でも同じような状況が起きているようです。
そして、人手の問題などをクリアできる事業所を近隣市で取り合いになっているという状況まで生まれているようです。
そのため、入札開始時期が遅れると他市に業者を取られてしまうらしいです。
こんな、ギリギリの状態で小学校の給食が提供されているという実態を最近知りました。
民間事業所は今回、コロナの自粛によって3月から休校になり、コロナの影響が直撃しています。
休校中、仕事もなくなっている状態で人がとどまり、入札できる条件が揃ってる事業所の数が果たしてどれだけあるのか…
6校すべてカバーできるだけあるのか。
1業者だけの入札であれば、総合評価なんて意味が無くなりますからね…
さて、給食調理員パートさんの勤務条件はどんな感じなのか・・・
求人情報を見てみるとありました。
氷野小学校や深野小学校の調理員の求人がありました。
名阪食品株式会社が請け負っている。
時給は965円(大阪の最賃964円)~1010円
一昔前は給食の調理員も公務員として保障されていました。
しかし、今は民間委託でこのような綱渡りの状態。
このままでよいものか・・・結局人件費と言うコストカットが際限なく続くだけです。
人が集まるかどうかっていう状況で給食の質を上げるなんて到底できないですよね。
2016年にChef ~三ツ星の給食~という天海祐希さんがシェフとして学校給食で奮闘するドラマがありました。
素材や味・好みなど工夫を凝らして毎日給食作りに奮闘する姿は、人がそこに腰を据えてこそ、そしてチームがあってこそ実現するものだと思います。
宝塚市では直営自校方式を採用されています。
調理員さんたちの意識はめちゃめちゃ高く、食育にも力が入っています。
宝塚市では10年程前は外部委託だったそうですが、自校直営調理方式に変えて、子どもの健やかな成長を第一に考えてきた歴史もあります。
中川智子市長はこのようにおっしゃっています。
「国や自治体は「効率化」という名のもとに、本来自治体が果たすべき公共部分をドンドン切り捨てていっています。お金にかえられないもの、それは教育であり、社会保障部分ではないでしょうか。」
ほんとうにその通りだと思います。
今回、大東市の調理員の外部委託が行き詰まっている今、大東市の給食の在り方を見直すべきではないでしょうか。
そして、中学校のランチボックスも止めて自校方式へ転換していきましょう!