ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

病気だから・・・

2014-05-08 14:59:38 | ひとの幸福
認知症だとまだわからない時に、いろんなことを忘れたり、

間違えたり、出来なかったりすると、周りの人のなかには怒る人もある。

それが病気なのだとわかると怒ることじゃなかったんだと反省する人もある。

認知症に限らず、他者が失敗すると咎めていたのが、

病気のせいだとわかると、咎めたことを恥ずかしく思ったりする。

こういうのって、病気なら受け容れられる、ということなんだけど、

どうして相手が病気だと受け容れられるんだろう・・・

いや、認知症だと頭でわかっていても奥さんを殺してしまった、

という事件がこの前あったなぁ。まぁ、それはおいといて。

病気という状態が失敗や間違いを引き起こす、と認識できると、あぁ、そうか・・となるわけだ。

あの人は病気で(病気になって)そういうことになってたのか・・なんて納得される。

失敗や間違いなどの言動・態度に“なった”のはなるべくしてなったのだなぁ、と納得される。

病気でなくても失敗や間違いを人はする。

しない人なんていない。

病気でなくても、失敗や間違いは起こるべくして起こる。

・・・ということは、

どんな現象であっても多くの要因で起こるべくして起こっているという認識が出来てないから

非難感情が湧いてしまうのか。

いや、病気ならその言動、行為を抑えることが出来ないけど、

病気でないなら抑えられるはずだ、というのがあるんだろうか???

はず・・と思われても、間違ってしまうことはある。

べき・・と思われても、間違ってしまうことはある。

病気なら感情的に怒られないから、病気になりたい、と思う人もなかにはいるかもしれない。




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「我を忘れる」

2014-05-08 14:25:21 | 言葉
「我を忘れる」という言葉がある。

その意味は物事に心を奪われて無意識状態になる。夢中になる。ぼんやりする。

こういう我を忘れるという状態は他を忘れている状態でもある。

面白い。忘我の境地ともいえるのかもしれない。

自我、私が私が・・という自己顕示みたいなのがない心の状態なのかと思う。

忘我であり、忘他。

日本語は面白い。
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