11月連休は好天に恵まれ、我が家もそのうちの一日は山へ向かう。
近辺の低山なら紅葉も見ごろか?と期待しつつ、今回はゴール終点駅が初の熱海である。
熱海にはかねがね一度訪れてみたかったので、ワタシは山よりこちらの方に期待大…
しかし、岩戸山から十国峠の展望もかなりのものらしいので、こちらも…
などと、あれこれ思いつつ少し重めのザックを担いで出発する。
湯河原駅から岩戸山登山口までは、長~い農道歩き。
バスで行くこともで出来るようだが、我々はひたすら歩く、歩く、あるく…
海沿いで日当たり良好な土地なので、柑橘系の栽培が盛んらしい。
岩戸山への標識などは無く、途中で農家の人に道を尋ねながら先をいく。
結局、湯河原駅到着から2時間近く経過して、ようやく岩戸山登山口に到着。
コンクリートの道歩きは、疲れる…
しかし、登山はこれからである。山頂を目指して、もうひと踏ん張り。
期待していた紅葉はすでに終わっていた。
フカフカ落ち葉の登山道が、クッションの上を歩いてるようで心地よい。
山頂まであとわずかだったが快適な広場があったので、こちらで昼食休憩。
持参したパンをフライパンで温めて、メンチカツとチーズをサンド。
空腹には堪らなく美味しく感じ、パクパクっと食べてしまう。
山ごはんの醍醐味だ。
休憩後、歩いてわずか5分足らずで岩戸山山頂734mに到着。
期待通りの展望に思わずバンザーイ!
熱海の街並みが一望、伊豆半島もよく見える。
なんて気持ちよい山頂なんだ、これは長い農道歩きを耐えた甲斐があった。
家族で記念写真を撮り、今度は十国峠に向かう。
赤く色づいた蔦の葉が、上手に木に巻き付いている。
十国峠までの道はほぼ平坦。
途中の笹が生い茂るトンネルを通り抜けると東光寺に出る。
それにしても、笹の生命力はスゴイ…
どんどん伸びるのだから、登山道を確保するための伐採も大変そうだ。
東光寺から10分ほどで十国峠にでた。
こんなに広い草原であるとは思いもせず、嬉しくなり駆け出すワタシ。
ここからはケーブルで降りることにする。
16時前だが、もう陽が傾き始めている。日が暮れるのが本当に早い。
下まで降りると、大きなサービスエリアがあり観光バスや車で来ている人がたくさんいる。
私たちは路線バスで熱海駅まで向かう。(バスの本数が少ないので注意!)
熱海駅に着いた時は、もうすっかり夜になっていた。
せっかく、初めての熱海を少しでも観光するつもりであったが諦める。
まぁ、この日は予想以上に歩けたので満足のいく山行であった。
スタート地点の標高が約25mでそこから岩戸山が734m、十国峠771mだ。
うむ、なかなかの標高差である。
この調子で、冬山も頑張って行くぞ。
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