真夏のキリシマミドリシジミ詣での続きです。
前の週にピカピカ新鮮なキリシマの翅裏と半開翅を近くで撮れたので、
翌週も気分よく石榑峠に向かいました。
キリシマミドリシジミ 7/27-28日
7/27日は状況としては相変わらず雄ばかりで5.6頭が乱舞といったところです。
朝8時頃から13時半まで活動が見られましたがスレも多くなりました。
留まる枝は先週と同じような感じで近いのもいくつか撮れました。
この日はほぼ晴れで曇ることが少なかったので動きは鈍く、
テカテカの写真ばかりでしたが数は撮れたかなという感じでした。
暑すぎたので早めに切り上げ明日に備えようという感じでこの日は終わりました。
7/28日も出だしとしては前日と同じ感じでした。
ただ、曇ることが多かったので動きは活発で乱舞が繰り返されていい予感はしていました。
10時過ぎに雄が低い枝に留まり開翅が綺麗に撮れました。
11時過ぎに雄が雌を追いかけて低い枝に留まり交尾を始めました。
交尾が成立したので近くの枝に寄せてサンヨンとマクロでしっかり撮りました。
12時過ぎまで交尾は続きやがて雄が離れ雌も飛び遠くに留まりました。
雌の翅が開くのを待ちましたが全く開かずで1時間が経過し13時半に撤収しました。
帰り道の1.4kmを探索しながら歩き雌を1つ見つけて石垣で撮り全ての撮影が終了となりました。
2週に渡った4日間のキリシマ撮影は雄の新鮮な翅裏や開翅が撮れた上に、
交尾まで撮れて結果的には大収穫のキリシマ詣でとなりました。
キリシマの撮影は「運」とか「苦行」とか「見るだけ」とか言われますが、
そこそこの運動を兼ねたいい山涼みにもなったと思います。
来季は雌の開翅と雄の金緑色になる角度をしっかり撮りたいなと思います。
今季のゼフィルスはこれにて終了となります。
追記
今回のキリシマ詣ででも数多くの網屋を見かけました。
綺麗な蝶々を採って殺して箱に入れる悪趣味は1ミリも理解できませんが、
カメラマンとのトラブルも特になく平和に過ごせました。
キリシマミドリシジミに関しては三重県の天然記念物なので、
採集禁止にすればいいのになと思っています。
★☆★キリシマミドリシジミ★☆★
・分布;本州・四国・九州 / 中国大陸・インド・ヒマラヤ
・特徴;中型のゼフィルスで翅裏は雌雄で全く異なる
・雄;翅表は金緑色の構造色、翅裏は銀白色に褐色の弱い斑紋
・雌;翅表は褐色で前翅に青色斑(橙色斑や無斑もいる)
翅裏は褐色地に太い白帯
・食草;主にアカガシ
・撮影適期;当地では7月中旬から8月上旬
・撮影時間;8時から14時
・撮影地;三重県鈴鹿山系
・その他;ミドリシジミの仲間では最美麗種でゼフィルスの王様と呼ばれている
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