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7月14日:冥王星の地質;冥王星探査宇宙船情報

2015年07月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

<冥王星の地質>:冥王星が焦点に入ってきている。ロボットニューホライズンズ宇宙船が遠い太陽系の未踏の世界に押し寄せ、その地表上の新しい形が明らかになってきている。先週木曜日にとられ7月10日に発表されたイメージでは、幅約200キロメートルの変わった多角形の構造が左に見え、その下には比較的複雑な地形が斜めに矮惑星を横断して走っている。これらの新しいホライズンズのイメージとこれらの構造に関するデータは、冥王星と我々の太陽系の地質の歴史を理解するために恐らく長い間研究されるだろう。先週、厄介な電流の瞬間的異常で苦しんだ後、ニューホライズンズは、火曜日に、冥王星とその月の歴史的な接近飛行を行なうだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック

 

<冥王星探査情報>:NASAの冥王星探査衛星ニューホライズンズは、2006年に打上げられ、今年2015年7月14日の最接近に向かっています。冥王星はこれまで詳細に探査されたことがなく、その姿が見られるのは今回が初めてです。冥王星は宇宙船を周回軌道に入れることが難しく、今回の接近は一度のみ、即ち“通過するだけの一発勝負”です。また、遠隔制御もできないので全て自律制御です。

ニューホライズンズは日本時間今夜7月14日午後8時50分ごろ冥王星に最接近します。地球と冥王星は約48億キロメートル離れていますので、衛星からの通信が地球に届くのに約4時間半を要します。受信後の確認等を含めて、結果の発表は日本時間15日朝になると思われ、処理を必要とするイメージの発表は更に遅れるでしょう。新たに冥王星の月カロンの情報が加わりました. こちら から。

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