この図は、地球の表面に置かれ遠くから見たときの、冥王星とカロンの視界を示している。ニューホライズンズによって得られた最近の測定は、冥王星が直径 2,370 キロメートル(地球の 18.5 %)、カロンが 1,208 キロメートル(地球の 9.5 %)であることを示した。
この測定は、冥王星が海王星を越えた全ての他の太陽系オブジェクトより大きいことを裏付けた。冥王星のこの新しい大きさは、以前に考えられたよりその密度が僅かに低く、その内部の氷の片が僅かに高いことを意味している。また対流圏と呼ばれる冥王星の大気の最も低い層は以前に考えられたより薄い。冥王星の大きさの測定は、その大気の複雑さのために数十年に及ぶ挑戦であった。一方、その最大の月カロンは大気がなく、その直径は地上ベースの望遠鏡を使って判定するのが容易だった。ニューホライズンズのカロンの観測は以前の推定差渡し 1,208 キロメートルを確認した。
<参考>:後段は別の記事から引用。
<出典>: 「ニューホライズンズ」
<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から
<冥王星探査情報>:<追記:7月15日午前7時45分>米国東部夏時間7月14日火曜日午前7時49分(日本時間7月14日午後8時59分)、ニューホライズンズは、時速 49,600 キロメートルで冥王星を通過した。冥王星までの48億キロメートル距離のために、データが地球に届くのに光速でさえ4時間はかかる。ニューホライズンズの科学データの全てを受信するには16ヵ月を要するだろう。また、このミッションからの宝物は何十年も研究されるだろう。
忙しくデータを集めながら冥王星・カロンシステムを突き進むニューホライズンズは、予定されたように通信が中断された。ニューホライズンズが東部夏時間7月14日午後9時2分(日本時間7月15日午前10時2分)頃に連絡してくるとき、ニューホライズンズチームはほっとため息をつくだろう。この氷の矮惑星へのミッションによって初めて太陽系の調査が完成する。記事の詳細は こちら を参照。