バンパーⅤ2号(Bumper V-2)の、フロリダのケープカナベラルからの最初のロケット打上で、1950年7月に、宇宙飛行の新しい章が始まった。ここに示されているバンパーⅤ2号は、 WAC ロケットの上段にⅤ2ミサイルベースを積んだ野心的な2段式ロケット計画であった。この第二段は、続いて、かってのスペースシャトルより高い、約400キロメートルの記録的な高度に達することができた。ゼネラルエレクトリック社の指揮で打上げられたバンパーⅤ2号は、主にテストロケットシステムとして、また、超高層大気の調査のために使われた。バンパーⅤ2号ロケットは、気温や、宇宙線のインパクトなどの態様を測定するための小さな積載物を運んだ。7年後に、ソビエト連邦は、地球軌道への初めての衛星、スプートニクⅠ号とスプートニクⅡ号を打上げた。米国は1958年にNASAを創設した。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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