2年前の2016年5月12日に、ヨーロッパ宇宙機関のセンチネル3Aが、この疑似カラー・イメージで、日本の一部を捕えた。環太平洋火山帯に位置する日本は地震が多い。2011年、東北地震と以降の津波は広範囲に損害を与え 15,000 人以上が命を奪われた。このイメージの、この国の南の部分に、北東に走る断層のシステム、中央地殻構造線の南西の位置を見ることができる。断層ライン自体を見ることは不可能であるが、川がラインとフィールドに沿ってつくられ、この小さな島のイメージの左の部分に、断層の一般的な位置を感じさせる線の形で川の基盤の構造体が見ることができる。島を囲んでいる水はイメージの左側では青いが右側では暗い灰色に見える。これは太陽の影響である。海岸に沿った海の詳細な観察では、この明るく青いエリアには、海に堆積物を運ぶ川の流出を示している。
2016年2月に打上げられたコペルニクス計画のセンチネル3A衛星は、全てのセンチネル・ミッションで最も複雑な、協調して働く4台のセンサーを運んでいる。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
<大判>: 記事の詳細はイメージ(2.40 MB)をクリックして大判から確認してください。
<お知らせ>: 今日5月11日金曜日 19:00 ~ 20:45 に、国際宇宙ステーションから、Irazu(コスタリカ)、1KUNS-PF(ケニア)、UBAKUSAT(トルコ)の3カ国の小型衛星の放出が中継放送されます。この放送はJAXAを通して放送され、NASAテレビでは放送されません。詳細は「ホームページ」の 「アストロトピックス」 から。中継放送を見るには直接 こちら から。