特集: NASAのチャンドラX線天文台のデータを使って、天文学者達が、ミルキーウェイ銀河の中央近くに12のブラックホールの証拠を発見しました。天文学者達は、更におよそ2万の星の質量のブラックホールが集中している可能性をも予想しています。
太陽のような星(恒星)は単独で存在することは珍しく、二つ以上の連星の形をとります。このような連星の片方がブラックホールや中性子星であった場合、その巨大な重力でコンパニオンからガスを吸着します。本来ブラックホール自体は見ることができませんが、これらの素材がディスクに落ちるとき、何百万度までにも熱せられてX線を放ちます。チャンドラX線天文台は、ブラックホールに落ちる前の、太陽質量の5~30倍とみられるこれらの微かな12のX線を捕らえました。これらは、ミルキーウェイ銀河の中心の大規模なブラックホール(Sgr A*)から僅か3光年以内と報告されています。銀河の中央近くが如何に喧噪な場所か、また、この付近が重力波を含む今後の天文学にとって如何に重要な場所になるかを示唆しています。
<出典>: 「オリジナル」
<大判>: イメージをクリック。
<ひとこと>: この記事はあまり報じられていませんが非常に重要な記事と考えますので特別に編集しました。詳細は「ホームページ」の 特集:「ブラックホールの豊穣、ミルキーウェイの中央で捕えられる」から。
<お知らせ>: 国際宇宙ステーション補給船シグナス・アンタレス230の打上が、今日21日月曜日夕刻に予定されています。中継放送時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。