天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

9月12日: ESO 137-001 を剥ぐ

2018年09月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

約2億 2000 万光年離れて、渦巻銀河 ESO 137-001 が、大規模な銀河の集団 Abell 3627 の中を突き進んでいる。南の星座南三角座の方向のこの遠い銀河が、このカラフルなハッブル/チャンドラ合成イメージに、手前のミルキーウェイの星達を通して見ることができる。この渦巻は時速約700万キロメートルで疾走し、そのガスとダストがはぎ取られている。ハッブルの近可視光データの証拠、明るい星の集団が、短い、後を追う青い筋に沿って裸になった素材に形づくられてきた。チャンドラのX線データは、右下に向かって 400,000 光年以上に伸びる拡散した暗く青い尾として、熱いはぎ取られたガスの巨大な広がりを明らかにしている。ダストとガスの消失は、この銀河にとっての新しい星の形成を難しくするだろう。星形成のダストとガスに欠けた黄色い楕円銀河が ESO 137-001 の右側にある。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

コメント