ヨーロッパ宇宙機関の星マッピング・ミッションは、池の波紋のように動く何百万もの星達のセット、我々のミルキーウェイ銀河がまだ衝突の影響に耐えていることを明らかにした。この近い遭遇は恐らく過去3億~9億年のあたりに行われた。それは、我々の銀河の主要な構成要素の一つ、ミルキーウェイ・ディスクの星達に与えられた動きのパターンによって発見された。このパターンは、ガイアが10億以上の星達の位置を正確に測定するだけでなく、空の平面のそれらの速度をも正確に測定することを明らかにした。ガイア(Gaia)は「宇宙の相(phase space)」として知られる位置と速度を併せ使って星の動きの調査の場を提供する、数百万の星達のサブセットの完全な3次元の速度の推定を提供した。宇宙の相では、星達の動きが、興味深い、また、それらの速度に対してプロットされた星達の位置が全く予想外のパターンを明らかにしている。この調査を主導したスペインのバルセロナ大学の Teresa Antoja は、 彼女のコンピュータ・スクリーンに最初にそれを見たとき、彼女の目を完全に信じることができなかった。
<出典>: 「ガイア(Gaia);ヨーロッパ宇宙機関」
<大判>: イメージをクリック。
<ひとこと>: このニュースは昨日のヨーロッパ宇宙機関の記事として掲載されたものです。今から3億~9億年以前にミルキーウェイ銀河が衝突を起こし、現在もその余波が残っているという説は初めての提起と思われます。ガイア(Gaia)計画は、天の10億以上の星達を正確に測定して、我々の銀河の最も大きく最も正確な3次元マップをつくることを目的としたミッションであり、2013年12月に打上げられました。その概要・目的はこちらを参照。
<お知らせ>: <速報・追記> 国際宇宙ステーション補給船「こうのとり7号」の打上は、種子島付近の天候不良が予測されるため更に一日延期され、9月23日(日)午前2時52分に変更されました。中継放送は 「ウェブNASAテレビ放送予定」、および「JAXA中継(Youtube)」から。なお、国際宇宙ステーションへの到着および捕捉の予定は打上後記載します。
<前記事>: 延期されていた国際宇宙ステーション補給船「こうのとり7号」の打上が、日本時間明日9月22日土曜日午前3時15分に再設定されました。中継放送はホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」、および「JAXA中継(Youtube)」から。