このカッシーニ宇宙船のイメージで、影から見るエンケラドゥスの土星に面した半球がポーズをとっている。カッシーニのカメラで2016年11月に捕えられたこの劇的な光景は、北が上、この月の明るい三日月から約 130,000 キロメートルの、ほぼ太陽の方向を指している。実際には、この遠い世界は、それが受ける新雪とほぼ同じ反射率の表面を与える、日光の90パーセント以上を反射している。直径僅か500キロメートルのこのエンケラドゥスは驚くほど活動的な月である。カッシーニの接近通過と長年の間に集められたデータは、注目に値する南極の間欠泉の存在と、恐らく氷の地殻の下に液体の水を持つ広域な海を明らかにした。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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