天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

3月6日: 最も鋭いウルティマ・トゥーレ

2019年03月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1月1日、ニューホライズンズは、ウルティマ・トゥーレとして知られるカイパーベルトの世界の 3,500 キロメートル内を通過した。それは、2015年7月の冥王星への最接近より約3倍近い。地上と宇宙ベースの観測キャンペーンからのデータによって支援された宇宙船の誘導のこの先例のない正確さは、惑星地球から66億キロメートル(6光時)で達成された。ウルティマ・トゥーレへの最接近の6分半前に、この合成イメージで使われた九つのフレームが捕えられた。これまでに探査されたことのない最も遠いオブジェクトの恐らく最も詳細な写真であるこのイメージは、ピクセル当たり約33メートルの解像度を持ち、興味深い明るい地表の形と明暗境界線近くの暗い影を明らかにしている。最初の太陽系オブジェクト、ウルティマ・トゥーレの二つのロブは、まさに30キロメートルの幅で結ばれている。ウルティマと呼ばれる大きなロブは、最近、ふんわりしたパンケーキのように平らになっていると理解され、一方、小さなテューレは、窪んだクルミに似ている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 「はやぶさ2」に関する記者会見の要約は明日掲載します。

コメント