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3月17日: ニュージーランド/お知らせ

2019年03月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル3A衛星は、ノースアイランドとサウスアイランドの間のクック海峡を中心にした ニュージーランド のイメージを撮った。2018年8月22日に捕えられたこの天然色のイメージは、サウスアイランド西海岸500キロメートルの全域に広がる雪に覆われた南アルプスを示している。島の東海岸の太平洋の明るい青緑色は、藻類の花のような、川から海に運ばれた堆積の存在を示唆している。藻類の花は、水の中の藻の数の急速な増加があるときに生じ、通常は遅い水の循環と高い水温の結果であり、ときには魚や人間に危険をもたらす。突き出した円形の半島の下の、沿岸のエルズミーア湖(Te Waihora)のエメラルドグリーンは、恐らく葉緑素の高濃度による。この塩分を含む湖は、淡水と湖の内外を回遊する海洋の種の流入による150以上の鳥と40以上の魚の種のホームである。ノースアイランドの中央の Tongariro 国立公園は、その自然かつ文化的重要性のためにユネスコ世界遺産のサイトである。(中間略)

ヨーロッパ宇宙機関のセンチネル3ミッションは、ヨーロッパのコペルニクス環境監視計画に必要なデータを提供する二つの衛星から成り、それぞれの衛星の装置は、海洋生物や水質の監視などに使われる地球の表面の色の変化を監視する光学センサーを備えている。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 日本時間15日午前、サウスアイランドのクライストチャーチ(Christcharch:下の島の右側中央の半島の付け根上側:イメージをクリックして大判参照)の中心部にある2か所のモスクで男が銃を乱射し49人が死亡した。クライストチャーチは以前大きな地震で建物が崩壊し、日本の学生達が大勢犠牲になったことでも知られるように、日本人が多く訪れる比較的平穏な街である。上の記事は今回の惨事以前に掲載されたものである。

 

<お知らせ>: 3月17日 (日): 明日3月18日月曜日午後3時から4時まで、 JAXA による小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会が予定されています。今回の説明会では「はやぶさ2」の現況、「はやぶさ2」に搭載している衝突装置によるクレーター生成運用と期待などについて説明されます。中継を見るには JAXA のページまたは こちら(Youtube) から。

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