先月、人類は、ロボットを小惑星に当てて跳ね返させた。その主な理由は地表のサンプルを集めることであった。着地点で安全にリバウンドできるかの懸念にもかかわらず、日本のロボット「はやぶさ2号」宇宙船は、成功裏に小惑星「りゅうぐう」に着地し跳ね返った。「はやぶさ2号」は、地表の素材を撒き散らして何かを捕えることができる機会を増すように、インパクトの前に 162173 「りゅうぐう」に小さな弾丸を打ち込んだ。
来月、「はやぶさ2号」は、地下の素材を捕えるために更に大きな弾丸を「りゅうぐう」に放つだろう。今年の終わりごろ、「はやぶさ2号」は、「りゅうぐう」を出発して地球に戻るループの旅を始め、2020年後半に、この地球近傍小惑星の小さな片を持帰ることが期待されている。「りゅうぐう」の調査は、小惑星の地表や内部についてのみならず、初期の太陽系においてどんな素材が生命の発展のために利用できたかを人類に語るかもしれない。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
<ビデオ>: イメージをクリック。
<ひとこと>: 「はやぶさ2」が着地に挑戦!! (2019年3月7日) と同じ内容ですが、NASAの「Astronomy Picture of the Day 」 で紹介された記事です。
<お知らせ>:明日3月15日午前中、国際宇宙ステーションクルー、遠征59がカザフスタンから打上げられます。中継時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。なお、先の遠征57打上失敗により、現状での国際宇宙ステーション滞在クルーは3名になっていますが、この打上で6名体制に戻ることになります。