2018年12月18日、大きな火の玉がベーリング海上約26キロメートルで爆発した。この爆発は約173キロトン、あるいは、第二次世界大戦の際広島で爆発した原子爆弾の10倍以上のエネルギーを解き放った。テラ衛星の二つのNASAの機器がこの大きな流星の残骸のイメージを捕えた。このイメージの連続は、国際時間 23:55 の、この出来事の数分後のマルチアングル分光放射計(MISR)装置の九つのカメラの五つからの視界を示している。北西には雲の上に投げられ低い太陽角度で引き延ばされた地球の大気を通した流星の尾の影がある。火の玉の通過で極度に熱せられた空気によって残されたオレンジ色の雲がイメージの中央右下に見える。
<出典>: 「小惑星(Asteroids)」
<動画>: 動画はイメージをクリックまたは上のリンクから直接。
<ひとこと>: 大判広島に投下された原子爆弾の10倍以上の威力とのこと。空中で一部融けるとしても、落ちたら東京も一瞬のうちに消えたかもしれない。この程度の天体は未だ100%確実にとらえることはできない。
<お知らせ>: 日本時間明日3月29日金曜日夜、国際宇宙ステーションでは、ポート4トラス構造の古いニッケル水素バッテリの、新しいリチウムイオン電池への交換のための船外活動が行われます。この新しいバッテリーは、先般「こうのとり」で運ばれたもので、ソユーズ打上失敗による宇宙飛行士の欠員のため延期になっていた作業です。なお、この船外活動は、最近まで、国際宇宙ステーションでは初めての、女性宇宙飛行士二人による船外作業が予定されていましたが、前回の船外活動から宇宙服に問題があることが提起され、一人は男性飛行士に差し替えられました。詳細はホームページの 「国際宇宙ステーションは今」 から。中継放送時刻等は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。