明るい楕円銀河メシェ87(M87)は、地球のイベントホリゾンテレスコープによって、初めてブラックホールをイメージとして捕えられた超巨大ブラックホールのホームである。約 5500 万光年のおとめ座銀河団の巨人 M87 は、スピッツア宇宙望遠鏡から提供されたこの赤外線のイメージに、青い色で描かれた大きな銀河である。 M87 はほとんど特徴がなく雲のように見えるが、このスピッツア・イメージは、銀河の中央領域からの相対的なジェットの吹き出しの詳細を記録している。差込みで右上に示されたジェットは数千光年にも及んでいる。右側に見られる明るいジェットは我々の視線に近づいている。反対に、特に見えない退くジェットによってつくられた衝撃が、素材の微かな弧を照らし出している。右下の差込みでは、歴史的なブラックホール・イメージが、巨大な銀河と相対的なジェットの中心の概要を示している。スピッツア・イメージで完全に未解読なことは、落ち込む素材によって囲まれたこの超巨大ブラックホールが活動銀河 M87 の中央からの相対的なジェットを駆動する、巨大なエネルギーの源である。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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<お知らせ>: 明日4月30日夕刻、国際宇宙ステーション補給船、スペースX CRS-17 ドラゴン貨物船が打上げられます。中継時刻等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。