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4月9日:X線によるミルキーウェイのコアからの巨大な「煙突の排気口」

2019年04月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

我々の銀河の中心を見渡すことによって、ヨーロッパ宇宙機関のXMMニュートンは、二つの巨大な宇宙のバブルの中に素材を吹き出す、ミルキーウェイの超巨大ブラックホールの近くからの2本の巨大な「煙突」を発見した。銀河全体の直径の約半分の、約 50,000 光年の巨大な砂時計に似た形の、ミルキーウェイ銀河の平面の上下に伸びるこの巨大なバブルは、2010年にNASAのフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡によって発見された。それらは、いて座 A* として知られる中央のブラックホールに住む、我々のミルキーウェイの中央領域からの素材の巨大なげっぷのように考えることができる。今、XMMニュートンは、最終的にはブラックホールの直近とバブルを結びつける、いて座 A* から外へ流れ出す、熱い、X線を発する素材の二つのチャンネルを発見した。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: 解説図はイメージをクリックして大判から。

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